スキのかたち
どんな人にもスキって感じるコトと、キライだって感じるコトがあります。
もっと正確には、スキとキライの境界は明確ではなく、グラデーションのようにあいまいです。
でもここではシンプルにわかりやすく、スキかキライかの境界線がはっきりしてるものとして書きます。
人間関係において、友達やパートナーと「スキ領域」が重なる部分が大きいと、良い関係になりやすいでしょう。
ですが、違う人間同士なので完全一致はしません。違いを受け入れることができるというのは大切だと思います。
私がキライだけど、相手はスキなことを受け入れられますか?
私はスキだけど、相手がキライなことを受け入れられますか?
相手のことをコントロールしようとして、相手のスキを自分に合うように制御しようとすることは、それなりに無理を通す要望です。
例えば、このようなことです。
「あなたがキライだっていう納豆は、本当は身体にとても良い食べ物なんだよ。分かってないんだよ。私と同じようにスキになって!」
「あなたがスキなアイドルのAさんは、過去にアイドルにふさわしくない問題行動をおこしたんだよ?スキでいるのは間違ってるから今すぐスキをやめるべきだ」
このように相手を自分に合わせようとすることは、他人を自分でコントロールしようとする行為なので、度が過ぎると関係が壊れていきます。
DV(家庭内暴力)などは、この相手を制御する行為の悪い方へ行き過ぎた形です。
逆に自分が無理に合わせることも同様で、本当の自分が失われてしまいます。
※もちろん、違法性があるとか、命の危険性があるとか、明らかに間違っているときは、相手を動かそうとするのもやむないですよ。
スキを完全に一致させることはできませんが、違いを認めて受け入れることが大事だと思います。
あなたの意見に賛成はしないけど理解しています
あなたに共感はしないけどその主張はわかる
こんな感じで、相手の主張をちゃんと理解しつつ、自分と相手は違う考えをもって尊重し合うのがステキな関係性かと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?