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【飲食】とりかわ一福に行ってみた(ソロレポ)

緊急事態宣言は20日より13都府県へ拡大(9/12まで)している。そんな中フラッと歩いていたら、目に止まったのは大きめの赤提灯。看板も新しい。店内も明るく、あーこりゃ居酒屋かー。いっちょ入ってみるか!と。

店内

18時半過ぎ入店
客付き8割
あの従来の居酒屋の活気がある
席数
50席くらい
バックヤード含めて30坪くらいかな?

メニュー

ドリンクは87品程度。
サントリー主体。(恐らく協賛か)

価格帯は500円前後

フードは70品程度。


『大将おすすめ』
とりかわ串1本90円
石鍋の牛もつ煮込みや、宮崎の鶏白レバー刺など。500〜700円台。
『すぐ出ます』『一品』は
冷奴が180円、ほか200〜400円台が中心。

座席


オープンカウンターキッチンで『L字型』のカウンター席と、テーブル席が中心。お座敷は奥の方にある。大衆居酒屋な印象。

客層

30〜50代の男女が中心。
男女比は7:3くらい
2名まではカウンター、それ以上はテーブル席を使用してる感。

接客サービス


従業員は、6人くらい。
大将おぼしき人はホールでどっしり構えてる感じ。
取り皿、箸、おしぼりをカウンターに置かれる。
…箸の向きが逆。しかも取り皿の上に渡し箸状態。
注文はスマホで取っていた。
オープンして間もないためか、注文がたどたどしい。(微笑み)

終始忙しそうだったため?それとも今の居酒屋ってこうなの?ってビックリしたことが一連通してあって。

それは…

「いらっしゃいませ」とか「ありがとうございます」とか『あいさつ』がほぼ聞こえなかったこと。注文したメニューもなんかボソボソって言って置いていく感じ。コロナ禍だから声を出すのもはばかれるのかな?

料理提供

とりかわ串ともも串とハムカツを注文。

体感3分くらいでとりかわ串、その後2分くらい経ってハムカツ、もも串は10分くらいかかったかな…

注文から提供までがすこぶる早い。
ここが強みですな!


とりかわ串は、串に刺した状態で素揚げしているようで、注文が入ったら軽く炙る程度で仕上げている模様。カリッカリに仕上げられている。有り難い。
個人的にはとりかわのあのむにゅっとした感じが苦手なので…
とりかわ自体は臭みも殆ど感じられないので食べやすい。
タレは4種類から選べた。
今回はニンニクが入った少し辛いとされるタレを選択する。
…しょっぱい。味が濃いのではなく、タレの塩味がたっている印象。ビールが進む。

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続いてもも串
塩で仕上げてもらう。
こちらは、焼き上げ過ぎていて肉がパサパサ。もも肉が胸肉に変わったのか?くらいの印象。仮に地鶏だとしたら、もう少し食感と肉肉しさと風味が出るだろうし…
味噌がついていたが、こちらもやはり、というか、塩味がとんがった味噌という印象。

塩味がたっているのは、お酒は進むだろうけど、ちょっと引っかかる。

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そしてハムカツ

まず盛り付けが綺麗。1枚を2等分にそぎ切りし、キャベツの繊切りをまくらに立体感が出るように盛り付けている。切り口のバッターの剥がれもなく、衣もしっかりとつけられている。メニューの写真撮影ができそうなくらいの綺麗さ。提供が早かったにも関わらず、油切りもしっかりされている。惚れ惚れしてしばらく眺めた後で、どうやって盛り付けてるのか少しずつ動かしてみたりした。
ハムはある程度厚みがあり食べ応えもしっかりしてる。マヨネーズはケンコーかなぁ?まろやかでした。和がらしの辛みが飛んでいる。マヨネーズと一緒につけたからかなぁ?それにしても思ったほど辛さを感じなかった。

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所感

QSCA
Cは、オープンして間もないこともあり、きれい。
Aも、あの居酒屋独特の雑踏感が醸成されており、申し分ない。ここだけコロナ禍前の世界にタイムスリップしたのでは?と錯覚するくらい。

強みとして伸ばして欲しいのはQ
弱みを補って欲しいのはS

Qの強みは、
①注文から提供までがすこぶる早いこと。
コロナ禍前からただでさえ人員不足が取り立たされてきている外食。コロナ禍に入り、さらに拍車がかかり、「この時勢だからしょうがないか」と諦念意識が頭をもたげる店舗が多い。
そのような中で、人員を適正に揃え、仕込みを万全にし、『お客様を迎え入れる体制』をオープン間もない状態から作り上げられている。なんと見事な店舗オペレーションだろう!!!
また、席数が限られているため、注文から提供までのタイムラグは少なければ少ないほど席の回転率を上げることに奏功する。
久々に、いいもの見せてもらった。これは見てるだけで酒のアテになる。

②盛り付けが綺麗(美味しそう)であること
注文したメニューは少なかったが、ハムカツの盛り付けの精度の高さを見ると、他のメニューの盛り付けについても期待ができる。
隣席で、『石鍋の牛もつ煮込み』らしきメニューが注文されていたが、熱々でシズル感抜群。
作り手の想いとか願いとかも詰まっている感じすらします。

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Qの課題は


①味付け
タレや味噌の塩味が尖っている。
もう少し他のメニューを食べてみないとわからないが、ここに修正を加えてはどうか?みりんや角の取れた甘さの三温糖などを加えることでより多くのお客様に喜んでいただける気がする。

Sの課題は
まずは「あいさつ」だろうか?
「いらっしゃいませ」→お客様の認知、歓迎
「ありがとうございます」→感謝の気持ち
直接伝えることで、お客様がお店に対する愛着を持つことが期待できます。
店内の活気にも一役買います(コロナ禍なので憚られるかもしれませんが…
次に『メニューを運ぶだけ」「片付けるだけ」の作業員に陥っている。
「営業」とは、そういった作業員のことを指すのだろうか?
キッチンと連携しながら、「売って欲しいもの」の確認と、それを「売り切る体制」が必要ではないだろうか?
言葉の投げかけ一つで出数は変わる契機を産むと思うのですが。
コロナ禍ということもありますが、こちらの店舗の印象では、危機感と真剣さは十二分に感じられている。後はちょっとだけ契機を模索すれば良いのではないだろうか?

今後の変化に期待を込めて。

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