人との繋がりを通して
極端な思考に陥るきらいがある。
ここ1、2年様々なバックグラウンドの人と多く関わってきた。当然良い人ばかりではない。嫌な思いをしたこともある。その度、「ああ、結局人間なんてこんなもんだ。俺は1人でいい。」などとしばしば塞ぎ込んでしまっていた。視野が狭くなり、暗い部屋に1人孤独でいる感覚だ。
しかし最近になってそういった悲観的で偏狭的な考えも大分薄れてきたと感じる。嫌な人ばかりではなく、私に手を差し伸べてくれた人、寄り添ってくれた人も沢山いたからだ。
先日、
「なんだか角がとれてきた感じがするね。」
と職場でお世話になった方が私に言った。実際、傍から見たらちょっと関わりづらかっただろうな、と申し訳ない気持ちになる。
精神的にもまだまだ未熟で愚かな私に優しく接してくれる友人達には感謝しかない。関わっていく中で、「世の中には優しくて魅力的な人が沢山いる。」と感じさせてくれる。
一方でまたこうも思うのだ。「そうして私によくしてくれる人達に対して、恥じない生き方が出来ているかどうか?」と。
お世話になっている人達の生き方だったり価値観に触れる度、自分自身の愚かさと向き合うことになるのだ。それはしばしばとても苦しい。
「俺はきっと愚かなままだ。それを背負って生きていくんだ」
と今は思う。
それでも、困っている人がいたら手をさしのべられる人間になりたい。私に手を差し伸べてくれた人達に恥じない人間になりたい。
そう願いながら一日一日を過ごしている。
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