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私がキャリアコンサルタント資格を取得した理由



1. キャリアコンサルタントとの出会い

私は労働組合の委員長として、組合員の声を聞き、働く環境の改善を目指す活動に日々取り組んでいました。その中で、個々の組合員が抱えるキャリアの悩みや不安と向き合う機会が増えてきました。私自身、問題を論理的に解決することが得意であり、組織のビジョンを描いて進んでいくことには自信がありましたが、個人のキャリアについてアドバイスを求められる際には、自分の知識やスキルに限界を感じることがありました。  

そんな時に出会ったのが「キャリアコンサルタント」という資格でした。この資格を取得すれば、もっと具体的かつ体系的に組合員を支援できるのではないかと感じたのです。


2. INTJという性格と私の適性

私はMBTI(マイヤーズ・ブリッグス性格指標)ではINTJタイプに分類されます。INTJの特徴は、戦略的思考や問題解決力、そして効率性を重んじる点です。これらの特性は、私が労働組合でリーダーとして活動する際に非常に役立ってきました。組織の方向性を見定め、適切な判断を下し、長期的な視野で計画を立てることは、私の強みと言えます。



しかし、一方で私は他者の感情に寄り添うことや、感情面でのサポートをすることが苦手だと自覚していました。キャリアコンサルタントの資格を取得することで、論理的な解決策を提供するだけでなく、クライアントの感情やニーズにも寄り添えるスキルを身に付けたいと考えるようになりました。


 3. キャリアコンサルタント資格取得を決めた理由

私がキャリアコンサルタントの資格取得を決めたのは、労働組合の活動を通じて感じた「個々のキャリア支援」の重要性でした。多くの組合員が、仕事やキャリアに関する悩みや不安を抱えていることに気づきました。組織全体の問題を解決するだけでなく、個々のメンバーが抱えるキャリアの課題をサポートすることで、より深く労働環境を改善できると考えました。


また、私自身が成長したいという強い欲求もありました。INTJの特性として、自分のスキルや知識を常に向上させたいというモチベーションがあり、キャリアコンサルタントの資格取得がその一環として非常に魅力的に映ったのです。


4. 傾聴力を鍛えるという挑戦

キャリアコンサルタントの学習を進める中で、最も重要だと感じたスキルが「傾聴力」でした。クライアントの話をただ聞くだけでなく、その背景や感情にしっかりと寄り添い、彼らが本当に必要としているものを引き出すことが、キャリアコンサルティングの核であると気づきました。


私にとって、傾聴力を鍛えることは大きな挑戦でした。INTJは論理的な解決策を重視するため、時に感情を無視して効率的な方法を提示しがちです。しかし、クライアントが自分自身の感情や悩みを理解し、それを尊重してもらいたいという思いを持っていることを学びました。私は意識的に「話を聞く姿勢」を大切にし、相手の声に耳を傾けることを心がけました。


5. キャリアコンサルタントとしての新たな視点

資格取得後、実際にキャリアコンサルタントとして活動を始めた私は、以前とは異なる視点でクライアントや組合員と接するようになりました。以前は、目の前の問題に対して即効性のある解決策を提案することに重点を置いていましたが、今ではまずクライアント自身が何を望んでいるのか、何に悩んでいるのかをじっくりと聞き出し、その上で共に解決策を見つけていくアプローチを取るようになりました。


クライアントが自分の言葉で自分の未来を語り、そのための道筋を見つけていく姿をサポートすることは、非常にやりがいのある仕事です。INTJの戦略的思考を活かしつつ、感情に寄り添うサポートもできるようになったことで、コンサルティングの質が高まったと実感しています。


 6. 労働組合でのリーダーシップへの影響

キャリアコンサルタントとしてのスキルは、私が委員長を務める労働組合でのリーダーシップにも良い影響を与えています。組合員との対話が以前よりもスムーズになり、彼らの個々のニーズに対してより柔軟に対応できるようになりました。


また、組織の方針や活動の中でも、個々のメンバーのキャリアや成長に焦点を当てた提案ができるようになりました。組合全体の利益を考えるだけでなく、メンバー一人ひとりの将来を見据えたアプローチが可能になり、より包括的な支援ができるようになったと感じています。


 7. 今後の展望:キャリアコンサルタントと組織リーダーとしての私

今後は、キャリアコンサルタントとしての活動をさらに拡大し、個人だけでなく組織全体に対しても支援できるようなコンサルティングを目指しています。特に、労働組合や組織のリーダーシップにおいて、個々のキャリア発展と組織全体の成長を両立させるアプローチを深めていきたいと考えています。


また、キャリアコンサルタントとしてのスキルをさらに磨き続け、クライアントが自分自身で未来を切り開けるようなサポートを提供し続けたいと思っています。個々の成長をサポートし、その結果が組織全体の発展にもつながるという循環を作ることが、私の今後の目標です。


8. キャリアコンサルタント資格がもたらした変化

キャリアコンサルタントの資格を取得したことで、私の中には大きな変化が生まれました。傾聴力を鍛え、クライアントや組織メンバーの声に耳を傾けることで、これまで以上に効果的なサポートができるようになりました。INTJという性格特性を持ちながらも、感情面でのサポートを意識することで、私自身が成長し続けることができています。


この資格取得は、私のキャリアにとって大きな転機となり、今後の仕事や活動においても欠かせないスキルとなっています。これからも、キャリアコンサルタントとしての経験を活かし、多くの人々の成長を支援していきたいと思っています。

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