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WORK HERO株式会社に入社しました

WORK HERO株式会社というところに、2024年3月1日に入社しました。

ソフトウェアエンジニアとして2023年末から転職活動をしていました。結果的にはCoral Careersという転職サービス経由で知った会社に入社しました。

もともとはスカウト型(※Coral Careersもスカウト型ですが)のエンジニア向けの転職サイトであるLAPRASやFindyを利用していました。特にFindyさんにはユーザーサポート面談を通して何度か壁打ちをしていただきました。ありがとうございました。

さて、この記事では「なぜWORK HEROを選んだのか?」にフォーカスして書こうと思います。

※読者はソフトウェアエンジニアを想定しています。他職種の人の視点はあまり考慮していません。


自分しかやらなそうなことはなんだろう

転職活動をしてありがたいことに内定を複数いただきました。

当初は複数内定をいただくことになるとは思っていなかったので、複数の選択肢の中で悩まないといけなくなると想像もしておらず、何も内定の意思決定の軸など決めていませんでした。

見込みが甘すぎますね。

複数のオファー面談を受けていく中で、どうしたもんかと思っていたときに思い出したのはピーター・ティールのゼロ・トゥ・ワンという本でした。

賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?

ゼロ・トゥ・ワンー君はゼロから何を生み出せるか

ピーター・ティール

せっかくなので、この問いに自分なりの答えを出してみようと思いました。

そのために、自分以外はやらなそうなことはなんだろうと考えました。それは単なる奇抜な行動という意味ではなく、自分が心の底から正しいと思っているが、他の人からは奇抜に見えることです。

もし今回内定をいただいた中でその条件を満たす会社がひとつでもあれば入社しようと考えました。

それが僕にとっては、WORK HEROでした。

サービスを作るためのソフトウェアエンジニアに

ソフトウェアエンジニアという職種なので、選考を受けたほとんどの会社がプロダクトを作ることを想定業務としていました。実際、自分も転職活動をしているときはそれ以外の選択肢をあまり考えていませんでした。

しかし、WORK HEROでの仕事は必ずしもプロダクトを作ることではありません。

既にサービスを提供していますが、内製されたユーザーインターフェースがあるわけではありません。なにかのプロダクトを作り、それを基に事業を展開しているわけでもありません。

しかし、このサービスにはソフトウェアエンジニアが必須です。それは目指している姿に技術やプロダクト、データが必要だからです。

ソフトウェアエンジニアが必須な理由

この理由を説明するのは容易ではないのですが、説明にチャレンジします。

僕たちはSaaSでもBPOでもない、新しいビジネスモデルを確立させようとしています。その新しいビジネスモデルが実現すれば、SaaSやBPOが実現しているよりも圧倒的に効率的なバックオフィス業務のサービスが提供できると考えているからです。

その新しいビジネスモデルの確立には複数の鍵があるのですが、そのうちのひとつがデータです。

データを適切な粒度で持つこと、そしてデータを蓄積することでWORK HEROのサービスの可能性は広がっていきます。その成長するための基盤をまさにいま作ろうとしています。

そのためにはバックオフィス業務の担当者としての視点だけでなく、技術者としての視点も必須です。

それは、データをどう設計するか、データを取捨選択することがそのまま将来どんな事業を作ることになるのか、どんなサービスを提供することになるかに直結しているからです。

なぜなら、データがないと提供できないサービスが当然ありますし、そのデータが使える形であることがとても重要だからです。

もちろん、このデータがどういう状態かは将来的に処理の自動化ができるかどうかにも深く関わってきます。

しかし、自動化や効率化というソフトウェアエンジニア的な面白みだけでなく、ひとりのビジネスパーソンとして自分の経験が事業作りに直結することが面白いと思っています。

より詳細はこちらの記事をぜひ参照ください。

そのほか補足

ソフトウェアエンジニアがなぜWORK HERO——プロダクトも持たないサービスかつかなり初期フェーズのスタートアップ——に入社したのかというポイントは書いてきました。

とはいえ仕事にはそれ以外の観点も色々あるので、ポツポツと書き足して行こうと思います。

待遇

具体的には書きませんが、給与面で羽振りが良い方ではありません。このフェーズのスタートアップでは普通(個人の観測範囲内)という所感です。

しかし、代表のこだわりで定価より安くNoshを食べられたり、美味しいコーヒーが無料で飲めたり、条件はありますが家賃補助があったりもします。このフェーズにしては、福利厚生面に力を入れたいという意志が強いと思います。

そういう形で、給与の額面には現れない待遇面の良さがあったりもします。

働き方

職種を問わず正社員は週5で出社なので、子育てとの両立とかには(少なくとも現時点では)あまり向いていないと思います。というより、スタートアップを希望するようなソフトウェアエンジニアであれば、他の選択肢がたくさんあるだろうなと思います。

出社かリモートかとかは賛否あるところとは思いますが、個人的にはWORK HEROが出社という形態を選んでいるのは気に入っています。

やはり全員が常に同じ場所にいるのと、そうでもないのとでは文化形成のされ方やコミュニケーションの濃度が変わってくるなと肌で感じています。

ちなみに筆者は独身男性なので、この意見もその立場から言っていると割り引いてみてもらえれば。

技術者としての取り組み

技術者っぽい仕事をこのところことごとくしていません。

プログラミングをして誰かにサービスを提供するとか、コードを書いてなにか動かすとか、バグを直すとかをまだほとんどしていません。面白いですね、こんなことは人生で初めてです。

ということで、例えばSaaS企業で働いたことがあるソフトウェアエンジニアにとっては、いまのWORK HEROで働くことは違う職種の人間になるくらいの転換だと思います。

自分の技術者としてのキャリアを捨ててやるくらいのリスクを取れる人じゃないとやれないようにも思います。僕は自分の積み上げてきたもの放り出して違うこと始めるのは人生3回目くらいなので、いまさら痛くも痒くもないんですが(実際、本当に捨てているわけでもないですし)。

僕個人の意見としては、これからのソフトウェアエンジニアは事業を作る人と同じ目線で議論できることがものすごく重要になると思うので、むしろ必要な投資であろうなくらいに思っています。

※あくまで僕が入社したタイミングでは、という話です。事業フェーズやサービスのフェーズが変わっていく中で、ソフトウェアエンジニア職の役割も変わっていくと思います。

おわりに

さて、そんなわけで新生活を謳歌しています。

やりたいことをやれている感覚はあるし、大変なこともあるけど、逃げ出したいと思うほどいやなこともなく日々を楽しく過ごしています。

前職はフルリモートで働いていたけど、出社になったおかげでだいたい同じ時間に起きてだいたい同じ時間に寝る生活になってきました。30代も初心者じゃなくなってきた今となってはこっちのほうが過ごしやすくて良いですね。

またいつか、節目があればいまの会社でなにしているかを書いていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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