ITパスポート試験の受験前に知っておきたい5つのこと。
こんにちは!TAKAです。
今回は情報処理系の資格試験の試金石、ITパスポート試験を2023年の1月に受験してきたので、その時の実際の様子と受験に役立つ情報をまとめてみたいと思います。
コロナ以後、変容した社会でDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が叫ばれて久しいですが、そのDXに必要な人材になるために、まずは腕試し。
IT(情報技術)の世界には煌びやかな未来が散りばめられていて、これからの人たちが歩んでいく道の行き先を知る上でとても重要な示唆に富んでいます。
ITの上位資格の、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験への布石として、または社内でITリテラシーを持っていることの証明として受験してみてはいかがでしょうか?
これから来たる新しい情報社会の為に、このnoteがその一助になれば幸いです。
序章:ITパスポート試験を受けてみた。
2023年1月21日(土)、大分市の都町の一角にある大分中央通りビル4F(株式会社クロスアビリティ)の試験会場でITパスポート試験を受けてきました。
試験開始時刻は13:15だったので朝起きて、時間的余裕は十分。
大分市まで片道1時間半かけて車で行き、大分市の中心部にある歓楽街、都町にある会場近くの駐車場に車を停めて3分ほど、会場まで歩いて行きました。
土曜日の昼下がりは部活帰りの高校生の集団がワイワイと話しながら歩いていて、昼ごはんを食べにきたカップルがなにやら楽しそうにお喋りしながら歩いています。
会場のビルの入り口にはITパスポート試験を示す張り紙があったのですぐそれと分かりました。
この日は土曜日の昼間で、歓楽街を抜けた道路沿いにある、ビル周辺は人通りが少ない。
会場のビルの入り口に集まった受験者やその関係者らしき人たちは試験前特有の緊張からか、少し浮足立って見えました。
会場のエレベーターに乗っていくと、既に受付けを待っている受験者で会場のオフィスはいっぱいです。
試験を開催する株式会社クロスアビリティの社員さんらしい20代のかわいらしい女の人が受付をしています。
会場には椅子が1列5個で4列、20個ほど並んでおり、来た人から椅子に座って待って、先頭の人から順に受付を済まして行きます。
会場には先に15人ほどいたでしょうか?
まだ試験の開始時間まで25分ほどあるので、人数は半分ほどですが、人がかもし出す熱気で真冬なのにちょっと暑いくらいです。
試験会場には初めて来たということもあり、緊張で心臓はバクバク。
もちろん見知らない人ばかりです。
緊張で隣の人に心音が聞こえるじゃないかと思うほどですが、深呼吸をして呼吸を整えます。
すると、周りの様子がはっきりとよく見えるようになり、会場を俯瞰して眺めることが出来ました。
周りの人が緊張していると自分も緊張して、また隣の人に緊張が伝播していくという連鎖が起きるのですが、自分が落ち着くことが出来れば、周囲にもその落ち着きが伝わり、ヒリヒリした緊張感が少しずつ和らいでいくのが分かります。
ぼくは7番目くらいで待っていたのですが、なぜか1番の札をもらい、会場奥にあるロッカーに荷物を預けて、パソコンが並ぶヘヤの壁沿いに並んである椅子に座って待ちます。
当日試験会場に持ち込めるものはハンカチ、ポケットティッシュ、目薬、確認票です。
その他のものはスマホを含めて全てロッカーに入れておきます。
試験前に試験官による厳正な持ち物チェックがあるのでカンニングはNG。
試験官による持ち物チェックを受けたら、いよいよ本番。
早めに来たので試験開始までまだ約15分ほどあります。
試験官に促されて席について事前に用意して持ってきた確認表にあるIDとパスワードを入力します。
1番の席は角席で窓から外の様子がうかがえます。
4Fの窓からの眺めは、都町の隣にある府内城跡公園が遠くに見えて散歩している人や犬らしきものが薄っすらと見えます。
試験会場はまだ若干の緊張と熱気を残していますが、ヒリヒリした緊張感は否が応にも試験へのモチベーションを高めます。
13:15になり、試験がスタートすると一斉に空気が密になったような感じがします。
ITパスポート試験はCBT方式なので、基本、試験官の合図などはなく、試験開始時間になると自分自身でパソコンにインストールされたアプリケーションをスタートさせます。
ITパスポート試験の公式サイトへ行くと、CBT方式で受験する本番環境そっくりのアプリケーション、「CBT疑似体験ソフトウェア」をダウンロード出来るので試験本番までに慣れておくといいでしょう。
試験の前半はやや難しくて、参考書に載ってない見知らないIT専門用語が出てきたりして、頭を抱えてしまいます。
見知らない用語を見かけたら、今後使われるかどうかを評価するための評価問題かもしれません。
※個人的な感想です。評価問題は100問中8問で残り92問が合否に影響しますが、評価問題の出題は100問中、ランダムで出題なので前半に偏ることは無いと思います。
出題範囲は企業や戦略などを問う、ストラテジ系35問程度、開発やサービスのマネジメントを問う、マネジメント系20問程度、基礎理論やシステムや情報セキュリティなどを問うテクノロジ系45問程度です。
基本、ITパスポート試験の参考書はコレ↑一択です。
試験会場で直前まで読んでる人がいましたし、分かりやすく解説してくれるので重宝します。
個人的には過去問題の解答が当該ページ下部に書かれていて、いちいちページをめくる手間いらずな所が気配りが行き届いていて良かったです。
また、「いちばんやさしい~」とありますが、イラスト付きで詳細に解説してくれているので、ITパスポート試験に必要な知識は一冊読みこむだけで十分身につきます。
ぼくは試験までに4回ほどとおして読みましたが、参考書を繰り返し読み込むことで、IT関係の専門用語が確実に記憶として定着していきますので、おすすめの勉強法です。
さて、本番の試験ですが、20問くらい解いたところでやや一息。
どうしても本番は肩に力が入るので、リラックスするために時々、肩の力を抜いて深呼吸します。
今回の試験は時間的に余裕をもって進めているので、いいペースです。
プログラミングなど計算問題は100問中、10問程度ありますが意外と合格を左右します。
しかし、まずは通常の問題を最後まで解き切ることが大事なので、計算問題は後回し。
ペースの目安は120分の試験で、半分の50問を50分、残りの50問を50分、残り20分で計算問題を解くと、おおかた良いペース。
今回の試験は過去問を十分解いて臨んだので、時間的にたっぷり余裕があります。
すいすい事が運ぶと気分が良いもので、調子は上り調子。
100問、最後まで解き切ったところで残り時間は約35分。
今度は「あとで見直すためにチェックする」のチェックボックスにチェックした計算問題を解いていきます。
CBT方式のITパスポート試験のアプリケーションは、さすがIT系の試験アプリだけあってユーザーインターフェースがシンプルで分かりやすい仕様です。
プログラミングを含む計算問題は時間がかかるものの、合否に影響するわずかな差なので、時間をじっくりかけて解きます。
すべて解答し終わったところで残り20分。
試験中はかなり緊張しますし慣れない環境なのでエネルギーをいちじるしく消耗します。
「やり切った」と自分で判断した所が試験のヤメ時です。
解答をざっと見直し終わったら終了ボタンを押して、ワクワクドキドキの結果発表タイム。
この瞬間のために4か月かけて準備したようなものですから、ボタンを押す瞬間はやや緊張します。
※受験者名は伏せてます。
結果は1000点満点中、710点。
見事合格!
これを見た瞬間の快感は、1ヵ月経った今でも思い出せます。
それくらい強烈でした。
感覚は人に依るかもしれませんが、今回資格試験を実際受けてみて、資格試験マニアの人の気持ちがちょっと分かった気がしました。
(後日)
合格証書GET!!
やっぱり合格証書をもらうと、受験勉強をやり切った感があります。
ITパスポート試験の受験前に知っておきたい5つのこと
ITパスポート試験の受験者はどんな人?
ITパスポート試験の受験者数は近年うなぎ登りで、とくに非IT系企業に勤めている人の受験が多くなっています。
特に非IT企業の金融・保険・不動産業、営業・販売関係の受験者数は突出して伸びていて、企業のDXがいかに重要になってきているかを物語っています。
ITパスポート試験の受験の申し込み手順
ITパスポート試験の受験申込みにはまず、ITパスポート試験の公式HPにアクセスします。
次にメニューバーの受験申込をクリック。
緑色の「初めて受験する方はこちら」をクリック。
すると、初めて受験する人に向けて同意事項がずらっと並んでいるので、一通り目を通しておきます。
同意事項に同意するならば、「同意する」ボタンをクリックします。
すると、利用者IDとメールアドレスを聞かれますので、入力します。
IDとパスワードを登録したら、ITパスポート試験の利用者ページにログインできますので、ログインします。
そして、サイドバーにある、「受験申込」をクリック。
次に、試験地を選択するページに遷移するので、受験申込する試験地をクリック。
次に試験会場の一覧が出てくるので、受験したい会場をクリック。
車椅子対応席があるところやバリヤフリーの会場もあります。
次に受験日時の選択画面に移行するので、下線が付いているリンクがあるところをクリック。
今回選択した会場では土曜日が空いているみたいですが、平日開催している会場や、日曜日が空いている会場もあります。
次に受験の日時を選択します。
希望する受験日時をクリック。
次にITパスポート試験を受験するにあたって、アンケート調査がありますので、該当する箇所のプルダウンメニューを選択してアンケートに答えます。
アンケートに答えて、申し込み内容を確認したら、いよいよ受験費用の支払いです。
今回はクレジットカード決済の仕方を紹介します。
ITパスポート試験のクレジットカード決済には、VISA、マスターカード、アメリカンエクスプレス、JCBなどが対応しています。
最後にクレジットカード決済の個人情報の取り扱いに関する同意事項に承諾して、受験申込は完了です。
以上がITパスポート試験の受験申込の手順でした。
ITパスポート試験に臨むにあたって
ITパスポート試験の試験勉強の要点は次の通り。
ぼくは受験のプロではないですが、自分なりに得た知識と経験を踏まえてまとめてみました。
なお、ITパスポート試験を受けるにあたって参考書として使った「ITパスポート 絶対合格の教科書」から抜粋した箇所もあります。
①試験勉強は隙間時間を有効活用する。
②夜寝る前と朝起きた後の10分間は記憶のゴールデンタイム。
③無理をして続けない。
④3日坊主上等!
⑤休みを取る。
⑥長期間継続する。
⑦毎日コンスタントにこつこつと覚える。
まず始めにしたことはITパスポート試験の公式HPで受験申込を行って、試験までのスケジュールを立てることです。
試験まで約4か月間あったので、仕事をしながら平日に30分、土日にそれぞれ2~3時間で月に約30時間。合計で約120時間。
一般にITパスポート試験に臨むにあたって必要な勉強時間は150時間と言われてます。
また、IT関連の基礎知識がある場合は100時間が目安です。
まずは余裕を持った目標を立てて、試験日に向けてこつこつやっていくのが試験を合格するにあたって大事なことです。
なぜぼくが試験日を先に決めたかというと、試験日時が明確になることで、試験へのモチベーションを維持しやすいためです。
「いつでもいいや」という中途半端な気持ちでは、試験勉強のタイムパフォーマンスが悪くなってしまいます。
そうならない為に、試験日をあらかじめ決めておいて決済を済ましておくことで7500円という受験料を無駄にしないように試験へのモチベーションを高めていく事ができます。
試験勉強にあたっては先に挙げた「ITパスポート 絶対合格の教科書」がおすすめです。
IT関係の基礎知識を網羅していますし、ITパスポート試験の要綱に沿った内容に吟味されているので、この一冊を2度3度読むだけでかなりの知識が身に付きます。
また、図解付きで分かりやすいのが良いところです。
ITパスポート試験はIT資格の入門編なので、そんなに難しくはありません。
IT初心者の方でも十分合格圏内なので、しっかり準備して臨みましょう。
そして、参考書を一通り読み込んだら、模擬試験をやっていきます。
ITパスポート試験の公式HPに「CBT疑似体験ソフトウェア」があるのでダウンロードしてインストールしてみてください。
本番の試験で使うソフトウェアとほぼ同じ仕様なので、実際の試験を想定しながら行えます。
このCBT疑似体験ソフトウェアは令和4年度から平成31年度までが5回分、平成30年度から平成24年度分までが14回分、計19回分ダウンロード出来ますので、十分な量です。
CBT疑似体験ソフトウェアで、本番を想定しながら時間配分を意識して行うスキルを身に着けることが出来れば、本番で焦ることはありません。
本番ではどうしても緊張するので、時間配分を間違う受験生が多いそうです。
もしCBT疑似体験ソフトウェアで8割正答できるようになれば気持ちに余裕をもって本番に臨めるので、ぜひ5~6回は試験を試してみてください。
ITパスポート試験の受験テクニック
①時間のかかる計算問題は後回し。
②評価問題かもしれない見たことない問題は、時間をあまりかけ過ぎずに解答する。
③基本的なIT用語を問う問題をコンスタントにこなす。
④試験はリズム感が大事。
⑤時間配分としては20分以上は残して100問解答し終わる。
⑥計算問題は答えが分からなくても必ず解答する。(選択式なのであてずっぽうでも当たる場合あり。)
⑦深呼吸や背伸びをするなどリラックスして試験に臨む。
以上7つです。
本番はどうしても緊張しますが、きっちり準備して臨めば大丈夫なので周りをあまり気にせずマイペースで臨みましょう。
ITパスポート試験の合否を左右するポイント
①問題文をよく読む。
②イージーミスをなるべくしない。
③最後まで諦めない。
④時間配分を守ってテンポよく。
⑤計算問題やプログラミング問題など時間が掛かる問題も必ず解く。
①の問題文をよく読む、は試験ならば当たり前のことですが、かなり重要です。
取れる問題を取りこぼすのは、問題文の誤認が原因の場合がほとんど。
この事を意識するだけでも大分、獲得点が違ってきます。
②のイージーミスをしないも基本中の基本です。
ITパスポート試験の合格ラインは6割以上なので、基本問題を正答するだけでも十分。
③の最後まで諦めない。
試験の前半は難しい問題に当たったり、ペースが掴めなかったりするので特に初回の場合はそこで諦めてしまわない事です。
④時間配分、ですが、事前にCBT疑似体験ソフトウェアで時間配分を意識して行えば本番で慌ててしまうことはないでしょう。
⑤計算問題やプログラミング問題はやや難問です。
しかし、IT関係の上位試験を目指す人は難しい問題に慣れておく必要があるので真剣に問題に取り組みましょう。
以上、ITパスポート試験の合否を左右するポイント5つでした。
ITパスポート試験は様々な職種、様々な年齢の人が受ける試験です。
しかし、どのような職種、どのような年齢であっても基本的な知識さえあれば必ず合格出来ます。
IT関連の知識をしっかり身に着けて、それぞれの未来に羽ばたいていきましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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では、また別のnoteの記事でお会いしましょう!
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