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【How to】eBook(ホワイトペーパー)を作る上でデザイン的に押さえるべきポイント



はじめに

初めまして。SmartHRのサービスデザインユニットのtajimaruと申します。
私のことを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
何が望まれているかわからないので、色々と書いてみようと思っています。今回はがっつり制作の話です。

eBook・ホワイトペーパーとは?

マーケティングにおいて、eBook・ホワイトペーパーとは、企業が自社の製品やサービスに関する情報をまとめ、顧客が抱える課題解決に役立つノウハウや事例などを提供する資料(PDFなど)のことです。

このようなPDFの冊子のことです。

SmartHRでは、コンテンツマーケユニットの方と共創しています。
大まかフローは下の図のようになっています。

MTGでは、内容の調整や解釈、表現などの会話をします


制作する上で、デザイナーが押さえるべき3つのポイント

1. 内容が理解できるかどうか

書いてある内容が理解できるかどうか。とても当たり前のことですが、意外と抜けてしまうものです。
構成・ライティングしてくれている人たちは題材のことを理解しきっています。その理解しきっていることを、何も知らない人に伝えるのはとても難しいことです。

私たちデザイナーは、最初の読者です。
渡された構成・原稿を読んでみて「ちょっと私の頭では難しいかも」と思った時は、お客様も同じ感想を持ちます。自分の読解力や知識不足のせいかもしれないと思うのではなく、読解力や知識が求められる時点で問題があると認識するべきです。

しっかりと伝わる内容になっているか。それをチェックするのは最初の読者であるデザイナーの仕事です。

専門書など、前提の知識がなければ読めないものなどの例外もあります


2. 段階的に構成されているかどうか

「読む」という行為は人によって、意外とバラバラです。
じっくり読むことが大好きな人や、時間がないので要点だけ拾い読みする人、画像や図を中心に見る人など、様々な読み方があります。
どんな読み方をしても良いように、下記を意識して作りましょう。

  • 項目(テーマ)がパッとみてわかるか

  • 今どこを読んでいるのかわかるショルダーの設置

  • ページの見出しで拾い読みを可能にする

  • 詳しく読みたい人へ向けた本文を作る

  • キャッチは短くキャッチーに作る

3 . 表紙で目を止めることができるかどうか

基本的には、ホワイトペーパーなどビジネスに関わるものは「役に立つから読む」ものです。漫画やレシピ本のようにイラストのインパクトや食欲に呼びかけるものではなく、今抱えている課題に対して役に立ちそうかどうかで読むものを決めます。
ターゲットとなる人が抱えている悩みに直結するようなワードを選び、目立つように打ち出す。単純ですが、とても効果的な手法です。

評価に課題がある人が、1秒で目が止まるかが勝負です。

まとめ

今回紹介したポイントは、日々大きく、たくさんの仕事をする上で忘れがちになるものが多かったかなと思います。全ての施策において、最初にアウトプットや構成案に目を通すのはデザイナーです。
ときどき肩の力を抜いて、自分が理解できるものになっているか、自分が心動くものになっているか考える時間を取ることも大切なことの一つです。

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