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450万円以上払わない育児はできる~その1

先日、国立競技場で行われたサッカー試合
レアルソシエダ VS 東京ヴェルディの親善試合

久保選手の大ファンである長男と行ってきました。


長男は家から300㎞ほど離れた土地でひとり暮らし。

大学4年ですが
大学院に行く予定なので、あと3年学生生活です・・・

じつは!!

うちでは大学生二人とも仕送りをしていません。

どうやって生活しているの???

と思いますよね?


具体的なことは長くなるのですが、
ひとつ言えることは

《本人のマインドセット》。

これが一番大切です。

でも、本人のマインドセットというと
頭がいいの?家柄がいいの?
大学生というけど実は社会人?

と疑問に思われるかもしれません。

以上の質問でいえば答えはすべて

NO!

超明確な目標があるか?

と言ったら

NO!

です。
※3男は超明確な目標を持っています。

これは飲食店経営の親なら気になるところだと思います。

特に個人飲食店経営なら
子どもの教育資金はあまり余裕が無いと思います。

うちは三兄弟いますが、
みんな夏の短期講習以外(それも3人とも中学3年の時に友達が行くからいっただけ)
塾には行っていません。

これは皆本人の意思です。


『塾に行く時間が無駄』と言っていました。

(今家にいる子は高2ですが、高校の土曜補講さえ『時間が無駄だから行かない』と言っています)

子どもひとり、塾にかかる費用・・・
小4からだとして高3まで
150万円だそうです!
(※小中高、すべて公立校 ネットからの情報を合算)

それが3人だと450万円!!
プラス学校の費用がかかるわけです。

そんな大金・・・
ないないない!!!!

学費に関しては
子どもが生まれた時からそれはわかっていること。

ある程度覚悟はしていますよね。

実際に学費を準備してから
子どもがうまれる、、

そんなことはあるわけないです。

とはいえ、
毎日カツカツで営業して

時間やお金のやりくりをしながらの飲食店経営では私立の大学を3人出せる気さえありませんでした。


だから
うちでは小4の時に子供に言いました。

小4が塾に入る子、
スポーツでクラブチームに入りたい子が多くなるからです。

『うちは3人子供がいるよね。
本当にやりたい事にはお金だせるように私達(親)も頑張るけど
本当にやりたい事ではないなら出さないよ。
他の子たち(兄弟)がやりたいことができないからね。』

これは3人にそれぞれ、小4の時に伝えました。

これを聞いて
長男、次男は小学校の時に空手を数年やり
あとは中、高校時代は学校の部活のみ(スポーツ系)。

3男は中学の時にスポーツの部活に入り
高校は文化部(ほぼ帰宅部のようなもの)に
所属しています。

高校まで3人公立校、
大学は長男は公立、
次男は私立で奨学金併用(給付)。

3男は公立高で地元企業から返済不要の奨学金もいただいていて塾には行かず、
そのお金を大学生活のために貯蓄しています。

一番お金持ちかもしれません。

私は大学に行っていないので
子どもたちに大学進学は一切勧めていません。

でも本人達は
私達のようになりたくないのか(苦笑)?

自分たちの意志で
大学進学をしています。

塾に行かせることを反対してはいません。

塾に行くことで学力は上がるし、
それが必要なら行くべきです。

自分たちが勉強を教えられるわけではありません。

でも、塾に行って何も変わらない、
もしくは『無駄だなぁ』と感じているなら

ご参考になればと思います。


私がノー塾で心掛けてきたこと。

それは

① こどもを注意するときはその場で。
「うちの子に限って」は無い。

② 一緒に目指す

この2点です。

少し解説しますね。

① こどもを注意するときはその場で

これは対スタッフさんとでもいえるとおもいます。

人は「忘れるいきもの」だからです。

特に人の性質上、すべての事象をおぼえていることは不可能です。

特にこどもは何かをしたら
すぐに言わないと忘れます。(大人もそうですが。)

長男が小3の時、担任だった先生から聞いた話です。

その先生のクラスに品行方正な子がいました。
他の先生からも優等生と思われていた子です。

その生徒が裏では友人たちからお金を無心していたり、人をだましたりしていたそうです。

その生徒の周りの子たちはそのことを
隠していました。


その生徒の行動がどんどんエスカレートして
金銭要求され被害にあった他の保護者から時折
相談を受けるようになりました。


でも先生は
「あの子がまさか。それはないですよ。学校でもみんな仲良くやっていますよ。」と言っていたそうです。

しかし、

ある時金銭トラブルで人を傷つけ
警察に補導されたそうです。
その生徒は結局少年院に行くことになりました。


その時も

「まさか、何かの間違いでしょう。
うちの生徒に限って!」
と感じたそうです。

しかし、事は重大でした。

それから事実を先生は知り、防げたこと、防げた時間はたくさんあった。

「もっと早期に知ってもっと話を聞けていればこんなことにはならなかったし本人の人生がこうなることも防げた」と

大きな後悔をしたそうです。
今も後悔し続けているそうです。

※何十年も前のことです。

だからちょっとした子供の変化や注意はその場ですぐにしないと

後々とんでもない方向になり
修正できなくなってしまうかもしれない。

それは

「うちの子に限って、、、」ということは無い。

と教えていただきました。


悪いことをしたときだけでなく、
日頃いつも声を掛けることではなく

目を離しても

心を離さない

これは本当に重要ですね。


特に男の子はだんだん親がうっとおしくなります。

でも、何かの時に母親に相談したいと
思っていると感じます。

男の子はお母さんが大好きだから。

いつもとちょっと違うな、と感じたら
すぐに対処する。

その気持ちが子供に伝われば
悪い方向にはいかないと思います。

長くなりましたので今回はこの辺で。

次は② 一緒に目指す

です。

補足:仕送りしないことは2人とも同意の上です。


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