見出し画像

青森県|公立高校入試統計問題2024

 右の表は,X中学校とY中学校の生徒の通学時間を度数分布表に整理したものである。次のに答えなさい。

 Y中学校について,中央値がふくまれる階級を書きなさい。

 この度数分布表から読み取れることとして適切なものを,次のの中から1つ選び,その番号を書きなさい。
 通学時間が15分未満の生徒が,X中学校では4人いる。
 通学時間の最大値は,X中学校の方がY中学校より大きい。
 通学時間が20分以上25分未満の階級の相対度数は,どちらの中学校も等しい。
 通学時間が20分未満の生徒の全体に対する割合は,X中学校の方がY中学校より小さい。

ア 中央値

 Y中学校の生徒数は35人ですから,データを小さい順に並べたときの中央値は,【18】番目のデータ,ということになります。

 【18】番目のデータがどの階級にあるかを調べるためには,累積度数を見てみるとよいです。

 【18】番目のデータは15分以上20分未満の階級にあることがわかります。

イ 度数分布表から読み取れること

ある区間に含まれるデータの個数

 15分未満の階級の度数をたし合わせると,4人どころか9人います。ほかの答えが全部バツだったらマルということにしておきましょう。日本語の問題。

最大値

 最大値の含まれる階級はX中学校では20分以上25分未満,Y中学校では25分以上30分未満ですので,最大値はY中学校の方が大きいです。この選択肢は間違い。

相対度数

 それぞれの相対度数を求めると
X中学校  4÷20=$${\dfrac{1}{5}}$$=0.20
 
Y中学校  7÷35=$${\dfrac{1}{5}}$$=0.20
 どちらも同じ値になります。この選択肢は正解。

ある区間に含まれるデータの割合

 通学時間が20分未満の区間に含まれる人数を計算すると,

 全体に対する割合を求めると
X中学校  16÷20=$${\dfrac{4}{5}}$$=$${\dfrac{28}{35}}$$=0.80
 
Y中学校  25÷35=$${\dfrac{5}{7}}$$=$${\dfrac{25}{35}}$$=0. 714…
 X中学校の方が割合が大きいですね。人数の数字に惑わされてはいけません。選択肢は間違い。

ア 15分以上20分未満
イ 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?