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秋田県|公立高校入試統計問題2024

 次の表は,ある学級20人のハンドボール投げの記録を度数分布表にまとめたものである。

① [(イ)]にあてはまる数が0.70以下のとき,[(ア)]にあてはまる数をすべて求めなさい。

② この学級の記録の最頻値は,[(ア)]と「(ウ)」に入る数にかかわらず,15m以上20m未満の階級の階級値17.5mであることがわかる。その理由を,「度数」の語句を用いて書きなさい。

① 累積相対度数→相対度数→度数

 累積相対度数が0.70以下ですので,25m未満の累積度数は0.70×20=14で14人以下。 
 その前の階級の累積相対度数は0.60ですから,累積度数は0.60×20=12で、12人です。
 ですから,この階級には0人か,1人か2人ということになります。

 または,累積相対度数は0.70以下ですので,20m以上25m未満の階級の相対度数は,その前の累積相対度数0.60をひいた0.10以下です。相対度数が0.10以下ですので,この階級には2人以下,ということになります。

② 最頻値

 度数分布表において,最頻値は,度数が最も大きい階級の階級値とします。15m以上20m未満の階級の度数は7(人)です。ですからアやウに入る数字が,15m以上20m未満の階級の度数である7(人)よりも少ないことが示せればよいですね。
 データの総数は20で,ア・ウ以外の階級の度数の合計は1+4+7+2=14ですから,ア・ウに入る数を合わせると,20-14=6,ということになります。たして6になる数で,0より大きい整数ですから,7にはたどり着けません。

① , , 
②(教育委員会による解答例)
 (ア)と(ウ)の合計は, 20-(1+4+7+2)=6より,6人である。このことから,(ア)と(ウ)に入る数にかかわらず,度数の最も多い階級は7人の15m以上20m未満であり,その階級の階級値17.5mが最頻値となるから。


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