香川県|公立高校入試統計問題2023
(ア)中央値以上の区間のデータの数
A駅の200台以上のところに中央値があることに注目します。
中央値以上の区間にはデータの50%以上ありますので,確かに200台以上であった日数は15日以上であるといえます。
本当に中央値以上の区間にはデータの50%以上あるのか??? と思った人に,もう少していねいに解説しておきましょう。
今回,30日間調べていますので,データの数は30個です。中央値は,データ(台数)の小さい方から並べたときの【15】番と【16】番の平均,となります。
ですから,【16】番のデータは,確実に200台より大きいわけで,それよりも大きなデータはすべて200台よりも大きい,ということになります。ですから,この選択肢は正しい。
(イ)最小値から第1四分位数まで
もしかしたら選択肢の中でこれが一番難しいかもしれません。A駅もB駅も第1四分位数が150台であることが読み取れます。
第1四分位数は,データを小さい方から並べた【8】番目のデータの値ですので,両方とも【8】番目のデータは150台であることがわかります。そして,【1】~【7】番目のデータは150台”以下”です。そして,A駅よりもB駅の方が多い少ない,という情報はありません。箱ひげ図で読み取れるのは,ここまで。
しかも,問題文は「自転車の台数が150台”未満”であった日数」です。どちらにしても,正しいとは言えません。
(ウ)四分位範囲
四分位範囲とはどこからどこまでを指すのかを知っていれば,後は見た目で判断できます。箱(長方形)の長さで表されます。
この選択肢は正しいです。
(エ)最大値
これも,最大値が箱ひげ図でどこを指すかがわかれば,見た目で判断ができます。上のひげのいちばん端です。
B駅がもっとも大きいですので,この選択肢は間違いですね。
答
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