千葉県|公立高校入試確率問題2022
分類:11(代入その1)
表をかこう!
表をかいたら答えが出る基本問題ですね。
逆に、表をかかずにやろうとすると、ちょっと遠回りになるかもしれません。
迎えに行く
では、素数という条件からたどってみます。
$${2a+b}$$=2の場合 〔$${a,b}$$〕の組は存在しない。
$${2a+b}$$=3の場合 〔1,1〕の1通りのみ。
$${2a+b}$$=5の場合 〔1,3〕〔2,1〕の2通り
$${2a+b}$$=7の場合 〔1,5〕〔2,3〕〔3,1〕の3通り
$${2a+b}$$=11の場合 〔3,5〕〔4,3〕〔5,1〕の3通り
$${2a+b}$$=13の場合 〔4,5〕〔5,3〕〔6,1〕の3通り
$${2a+b}$$=17の場合 〔6,5〕の1通り
$${2a+b}$$=19以上の場合 〔$${a,b}$$〕の組は存在しない。
13通りあるので、その確率は$${\dfrac{13}{36}}$$。
これは、表をかいてしまった方が楽だったかも、、、。
表からわかること
表にもう一度注目すると、$${b}$$が偶数のところは$${2a+b}$$が素数にはなっていません。2より大きい素数はすべて奇数だ。ということは、$${2a+b}$$が素数であるためには、$${b}$$は奇数である必要があります。そこに気づけば、$${b}$$が奇数のときだけ確かめればいいので、計算量は半分で済んだかも、ということに行き着きます。でも、これは結果論。
次、似たような場面に出会ったときに、思いついたらラッキー、と思って自分の発想法の引き出しに入れておきましょう。こういうことがあるから、いろんな問題に当たること、いろんな解き方に触れておくことはとても大切だ、という話になるのです。
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