埼玉県追検査|公立高校入試統計問題2024
問題1
簡単そうな小問ですが,それでもいくつかの段階を踏まないと答えにたどり着きません。順を追ってやっていきましょう。
まず中央値です。データの値を小さい方から順に並べたときの中央にくる値で,この場合はデータの総数が40個で偶数ですから,中央にある2つの値,つまり【20】番目と【21】番目の平均値が中央値,ということになります。
ということは,中央値が含まれる階級について考える,ということは【20】番目と【21】番目のデータがふくまれる階級を考えるということになります。
それを度数分布表やヒストグラムで考えるときには,累積度数を考えるとよいです。
というわけで,睡眠時間の中央値が含まれる階級は6時間以上8時間未満,というところまでわかりました。
答えるのは,その階級の相対度数です。その階級の度数を,データの総数でわりますので,18÷40=0.45 となります。
問題2
この紙飛行機大会は,一発勝負です。とにかくできるだけ遠くに飛んだ方が勝ちです。
ヒストグラムを見ると,14m以上飛ぶのは,紙飛行機Aでは30回中4回に対し,紙飛行機Bでは1回しかありません。
Tさんは,Aの方が有利と考えたのでは,と想像できます。
ちなみに,紙飛行機Aでは30回中8回13m以上飛んでいるのに対し,紙飛行機Bでは4回です。
12m以上で見てみても,紙飛行機Aは30回中14回,実に半分ちかくですが,紙飛行機Bは8回。
これはTさんが優勝狙いで紙飛行機Aにかけるのもわかりますね。
答
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