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山形県|公立高校入試統計問題2023

 下の図は,山形市,酒田市,新庄市,米沢市における,2022年4月1日から4月30日までの日ごとの最高気温のデータを,それぞれ箱ひげ図に表したものである。あとの①~③のうち,これらのひげ図から読み取れることとして正しいものを,すべて答えなさい。
① 中央値は,山形市のほうが,酒田市より大きい。
② 四分位範囲がもっとも大きいのは,米沢市である。
③ 最高気温が21℃以上の日数がもっとも少ないのは,新庄市である。

(解答方法改題)

①箱ひげ図から中央値

 箱の中にある縦線が中央値を表しています。山形県と酒田市の箱ひげ図を見比べると,この縦線は山形県のほうが右側にありますので,中央値は山形市のほうが酒田市よりも大きいと言えます。○

②箱ひげ図から四分位範囲

 箱の横の長さが四分位範囲を表しています。いちばん長いのは山形市ですから,正しくありません。

③第3四分位数から最大値の区間のデータの数

 四分位数を考えておくとよいかもしれません。値が小さい方のデータから順番に【1番目】~【30番目】とあらわしておくことにすると,

となります。新庄市は,第3四分位数のデータが21℃と読み取ることができて,ちょうど【23】番目のデータですから,21℃以上の日数は,少なくとも8日以上あることがわかります。
 一方,酒田市をみてみると,【23】番目のデータは21℃より小さいですから,21℃以上の可能性があるデータは7日以下です。

 ですから,正しくない。


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