見出し画像

クリスチャン・バウマン(スイス)/2021年欧州選手権種目別決勝の演技

スイスの団体メンバー、クリスチャン・バウマンです。
前の記事で紹介した「車輪マクーツ」を発表し、【バウマン】と名を付けた選手です。

あん馬、平行棒、鉄棒で高い得点を狙える選手で、特に平行棒では、2015年のヨーロッパ選手権の種目別で3位、2021年の同大会でも3位になっています。

彼の名前が付いたオリジナル技はパフニュクの記事で紹介したので、今回は同じ長懸垂技の別の技を3つ紹介します。

今回紹介するのは、
・モイ
・ティッペルト
・バブサー
という3つの技です。
これらの技は、長く伸びた2本のバーを広く使う技です。

まず、【モイ】は「伸膝懸垂前振り支持」という技。
倒立から脚を下ろし懸垂状態を経て、そのまま脚を前振り上がりのように前方向に振り出すC難度の技です。

モイ

そしてこの要領で脚を振り出しながら、開脚前挙支持を経て腰を持ち上げ倒立に収めるのがD難度の【ティッペルト】です。

ティッペルト

そして【ティッペルト】の動きで開脚前挙支持をせず、開いた脚を閉じながら後ろに持っていって再び懸垂状態で終わる技がE難度の【バブサー】です。

バブサー

この中で一番良く見る技はD難度の【ティッペルト】です。
日本の団体選手は皆平行棒では【ティッペルト】と【バブサー】を使うのでよく見ておいてください。

バウマンの平行棒は動きが軽やかで難しさを感じさせません。
バウマンは⑥【モイ】⇒⑦【バブサー】⇒⑧【ティッペルト】の順番で実施しています。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?