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ダビド・ベルヤフスキー(ロシア)の鉄棒/2019年世界選手権予選の演技


ロシア団体メンバー最年長、2019年世界選手権団体金メダリストメンバー、イケメン、ダビド・ベルヤフスキー選手。
2010年から毎年世界大会の代表に選ばれ続け、リオ五輪で団体銀メダル・種目別あん馬銀メダル・平行棒銅メダルを獲得した選手。世界選手権では、2017年に種目別あん馬銀メダル・平行棒銅メダル、を獲得しています。
2017年に平行棒で銅メダルを獲得した際の表彰式の写真が、国際体操連盟のリザルト(結果)ページのヘッダーに使われています。(1番右がベルヤフスキー選手)
かわいいですね。
https://www.gymnastics.sport/site/events/searchresults.php

ベルヤフスキーはあん馬・平行棒・鉄棒を得意とする選手。
今年のヨーロッパ選手権では、種目別鉄棒で金メダルを獲得しています。

ベルヤフスキーの鉄棒は、順手背面車輪という、1周回るだけでD難度が得られる車輪を実施します。
この車輪はチェコ式車輪とも呼ばれ、このような姿勢で後方車輪を1周回します。

チェコ式車輪

2016年のリオ五輪以降、2017年から、減点されにくいという理由でこの技が流行し、日本代表の萱和磨・谷川航・北園丈琉の3選手も演技に取り入れています。
しかし、ベルヤフスキーはこの技が流行する3年前、2014年からこの技を実施しており、この技を流行らせた選手と言っても過言ではありません。

実際、Eスコアの厳しくなった鉄棒において、【チェコ式車輪】を取り入れたベルヤフスキーの鉄棒はEスコアが高く、減点が少ないのです。

手離し技に乏しいベルヤフスキーの、手離し技以外の部分で魅せる鉄棒をとくとご覧ください。

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僕は世界の選手の中でも特にベルヤフスキー選手が好きなのですが、どうして好きになったかといえば顔ですね。


自身でスポーツウェアのブランドを立ち上げるなど、個人の活動も活発。
ロシア国内のチビッ子体操選手は皆、ベルヤフスキーのブランドの練習着を着て日々の練習に励んでいます。

あと4年は体操を続けたいと語っており、2024年パリ五輪への野心も見せています。


追記:予選のゆかで精彩を欠き、個人総合はダラロヤンに明け渡すことになりました。
種目別はあん馬と平行棒で決勝に進出。どちらも9位でギリギリ通過です。
団体のゆかもダラロヤンに任せることになりました。ベテランとしてチームを引っ張っていってほしいですね。

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