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マルコ・ロダディオ(イタリア)のつり輪/2019年世界選手権予選の演技

イタリアつり輪の血を継ぐ者、マルコ・ロダディオ。
イタリアは伝統的につり輪が強く、アテネ、北京、ロンドンと種目別つり輪決勝には必ずイタリア選手がいました。

しかし、前回のリオ五輪ではその記録が途絶えてしまいます。
今回、東京オリンピックでイタリアのつり輪の復活を目論むのがマルコです。

マルコは2018年世界選手権の種目別つり輪で銅メダルを獲得すると、翌2019年には銀メダルを獲得。同時に東京オリンピックへの出場権を得ました。

今回出場するイタリア選手はマルコとエダリの2人のみ。
エダリはオールラウンダーでつり輪は苦手なので、つり輪の伝統はマルコに託されました。

さて、マルコのつり輪は冒頭に【バランディン3】をやります。
【バランディン】系の技も1,2ときて3まできました。

1人の選手が1つの種目で3つ以上の技に名前をつけた例は、シライ、ツカハラ、ケイハ、そしてバランディンの4選手のみです。

【バランディン1】は「懸垂から引き上げて中水平支持」でE難度、

【バランディン2】は「懸垂から引き上げて十字倒立」でF難度でしたが、

【バランディン3】は「懸垂から引き上げて上水平支持」となり、E難度です。

バランディン3

マルコが冒頭にやる【バランディン3】は、キレがあって上水平の姿勢も申し分ない実施です。

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ユニフォームがおしゃれでカッコいいですね。

マルコは直近の試合で【バランディン3】を【バランディン2】に変えて難度を0.1上げた演技構成を披露しています。


東京オリンピックではアップデートした演技構成で臨むのでしょうか。メダルの行方と一緒に気になります。

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