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孫煒(中国)のゆか/2019年世界選手権予選の演技

中国の団体メンバー、個人総合金メダル候補の1人、孫煒です。

世界選手権では、2018年に個人総合4位、2019年は5位と、表彰台まであと少し。
もともと宙返りの空中姿勢やあん馬の旋回など、美しさが際立つ選手でもありました。
今年は全体的にDスコアを大幅に上げており、その美しさを維持できていれば、確実に金メダル争いに入ってくるであろう選手。

さて、今回は孫のゆかから、後方2回宙返り系の技の紹介の続きです。
今回から伸身での2回宙返りの技に入ります。

孫はゆかで、《伸身ダブル》をやっています。
「後方伸身2回宙返り」といって、ひねりは加えず、伸身姿勢で後方に2回宙返りをする技。
特に孫の伸身ダブルは高さも空中姿勢も質の高い実施をします。

伸身ダブル

動画では②技目に《伸身ダブル》を行っています。
ほかのひねり技も空中姿勢がとにかくきれいです。

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孫は2019年世界選手権の団体決勝の最終種目である鉄棒で落下してしまいます。
そしてロシアに優勝を明け渡してしまい、最終得点が出た後に涙を流しました。
一度悔しい思いをした選手は強いです。
2020年はこの悔しさを晴らす場面がありませんでした。
この東京オリンピックは、2019年の悔しさ、そして団体3位に終わったリオ五輪の悔しさを晴らす絶好の機会です。
今度は孫の嬉し涙が見たいですね。



追記:孫煒は個人総合で4位通過。
世界選手権の個人総合では5位4位と後1歩でメダルに届かない結果が続きます。
今回はもう一つ順位を上げて表彰台に乗りたいところです。
種目別ではあん馬で決勝に残っています。
つま先まで美しく伸びた旋回で世界を魅了してほしいです。

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