ニルス・ダンケル(ドイツ)の平行棒/2019年DTBチームチャレンジの演技
ドイツの団体メンバー、ニルス・ダンケル選手。
2014年のユースオリンピックのドイツ代表。世界選手権には2017年に出場しています。2019年には、世界選手権前に足にけがを負ったために大会に出られないといったこともあったそうです。
今回は、【棒下宙返り倒立】の発展技、そして【後方車輪倒立】と「ある技」を組み合わせた技を紹介します。
まず、【棒下宙返り倒立】に半分ひねりを加えた、【棒下宙返りひねり倒立】という技です。
この技は技名そのままに、【棒下宙返り倒立】に半ひねりを加えた技なのですが、この技ほど、選手によってさばき方が異なる技はありません。
ダンケルのさばき方は、棒下宙返り倒立を一度単棒横向きで倒立を経由してから両棒倒立に収めています。
この技のさばき方に関してはどれが一般的ということはあまり言いにくく、選手によって十人十色といった具合です。
E難度と高難度なので、やる選手もそこそこ多く、いろんなさばき方が見られるのもおもしろいです。
そして今回もうひとつ紹介するのは、【後方車輪倒立】と【ディアミドフ】を組み合わせた《車輪ディアミドフ》と呼ばれる技です。
【ディアミドフ】は「前振り片腕支持1回ひねり」。以前紹介しましたね。
これを倒立から支持前振りではなく、後方車輪から倒立に上げるときに【ディアミドフ】の動きをしながら倒立に収めるという技です。
片腕でバランスを取るのが難しい技ですね。【ディアミドフ】がC難度なのに対し、《車輪ディアミドフ》はD難度です。
ダンケルは少し脚割れがありますが、綺麗に倒立に収めていますね。
ダンケルは憧れの選手にマルセル・ニューエンを挙げています。
ニューエンは、北京・ロンドン・リオとオリンピックに3大会出場し、ロンドン五輪では個人総合と種目別平行棒で銀メダルを獲得した選手。
ベトナムの血が入っており、イケメンなことでも話題になりました。
彼もまた東京五輪出場を目指していた選手のひとりですが、怪我により断念。
ダンケルは初出場となるオリンピックで、憧れの選手とともに団体メンバーとして戦うことを夢見ていたでしょう。
いつか2人が共に戦える日が来るよう願っています。
追記:ダンケルはあん馬と平行棒で14点台という大健闘を見せています。
個人では決勝に進めませんでしたが、あん馬では少しのミスがありながらの14点台なので、決勝ではもっと高い点でチームに貢献してくれるでしょう。
「このチームでパフォーマンスできることを誇りに思う」
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