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【大槌町地域おこし協力隊|川原田】活動報告_2022年5月

新型コロナウイルス罹患

今年のGWは、横浜の実家に帰省していました。
5月10日に大槌町へ戻ってきたその日の夜に、喉の調子が悪くなり、まあ寝れば治るかーと思い布団に入った次の日。
身体が熱っぽく、喉の痛みが強くなり、体温計で測ったところ、38度超。
まごうことなき風邪症状、新型コロナ感染の疑いがある状態だと思いました。

とりあえずこちらのサイトページを参考に、お問い合わせを行いました。
私の場合、大槌町に来てまだまもなく、かかりつけ医がいなかったため、受診・相談センターに電話しました。
受診・相談センターに症状とかかりつけ医がいないことをお伝えしたところ、以下の点を提示されました。
・岩手県大槌病院に発熱外来があるものの、かかりつけ医からの紹介状がないと、検診料が約5,000円ほど発生する。
・釜石市には無料で受けられる発熱外来がある。
その時は熱で朦朧としていたため、遠方まで行くのは難しいだろうと判断し、大槌病院に行くことを決心。
次いで大槌病院へ連絡したところ、病院からは車で現地に来てほしいと言われたものの、車を運転することには不安な状態でした。
そこで、地元のタクシー会社に電話し、新型コロナ感染の疑いがあるが乗車できますか?と問い合わせたところ、感染対策をしたうえで対応するとのことでした。

発熱外来を受診

タクシーを家の近くまで手配してもらい、大槌病院へ向かいました。
病院側からは、施設へ入る前に連絡をし、一人で院内へ入らないよう命じられました。
バスの停留所のところで待つこと十数分、防護服を着た看護師さんが現れ、発熱外来を行っている部屋まで案内いただきました。
アクリルシートで覆われた区画内で座らされ、初めてPCR検査を受けました(あれ、鼻の奥まで綿棒を突っ込まれますね・・・)。そこから待つこと、1時間以上。正直、座っているのも苦しい状態でした。

PCR検査の結果、やはり"陽性"となり、釜石保健所へ連絡が行き、自宅療養を10日間命じられました。そして、解熱剤や鎮咳剤を処方されました。
そこから更に30分ほどでしたか、保健所の職員の人とともに車両が到着し、自宅まで送っていただきました。

自宅に到着してからしばらくすると、釜石保健所から電話が入り、改めて保健所の観察の下、10日間の自宅療養することを伝えられました。

そして、発症の発覚した日の3日前までの行動履歴・接触した人(濃厚接触者)について聞かれました。
"濃厚接触者"の厳密な定義はないようで、買い物や外食であったとしても、マスク着用での会話・短時間のみの接触であれば、カウントされないようでした。
今回私の場合は、密に接触していた人は実家にいた家族数人と知人の1名のみで、大槌町での濃厚接触者はゼロでした。GW明けに仕事復帰しなかったのが、幸いしました。
ただし、保健所からは基本的に食料の調達などを請け負ってくれるわけではなく、できる限りご友人や職場の方に頼んでください、と言われました。
療養期間中、保健所からは1日に1回お電話があり、前日夜と当日朝の体温と、体調に関する問診を受けました。
そのため、災害のためだけでなく病気療養のためにも、日持ちする食料をある程度備蓄しておく必要を痛感しました。
幸い、私は配属先のスタッフの方々や『おらが大槌夢広場』事務局の神谷さんが色々と面倒を見て下さり、自宅療養中のお買い物も、ドア越しに置いて届けてくださいました。この場をお借りして、感謝申し上げます。

療養中の状態

コロナに罹る前までは、どの程度症状が大きいものか想像できておりませんでした。10日間の療養を言い渡された時も、いやいやそんなに隔離する必要ないでしょ、とも思っていました。
ところが、私の熱が下がり始めたのに5日ほどかかりました。私の経験上、これだけ熱が長引いた風邪・インフルエンザは記憶にありませんでした。
高熱とともに、関節痛にも悩まされ、寝ている姿勢も辛く感じておりました。
一方で、新型コロナウイルスの特徴的な症状とされている、嗅覚異常や味覚異常に関しては全くありませんでした。鼻づまりはあったため多少は嗅覚が落ちていたかもしれませんが、食べ物の味がしない・味が変ということはありませんでした。※あくまで私個人の症状です。

熱が下がり始めてからは少しずつ回復していき、家事などができる余裕ができたものの、頭がクラクラするような、めまいのような症状はそれ以降も続きました。その症状は結局、自宅療養が解除された以降もしばらく続き、これはもはや後遺症なのでは・・と不安にもなりました。
ただその症状も、自宅療養が解除されてから5日ほどで薄れていき、今は殆ど感じません。

自宅療養終了後

保健所から自宅療養の解除を告げられ、ある程度体調も回復したため、職場復帰をしようと思いました。
保健所から療養後のPCR検査・抗原検査の陰性証明などは要請されませんでした。しかしながら、その辺りをうやむやにしたまま職場復帰するのもまずいと考え、PCR検査か抗原検査を受けることとしました。

近くの内科に問い合わせたところ、大槌町では吉里吉里地区にある『大槌おおのクリニック』が無料でPCR検査が行われるため、そちらに行ったほうがよいと勧められ、当クリニックへ連絡しました。
お電話したその日の午後にPCR検査を受けに行き、約15分くらいで検査結果が"陰性"と出て、晴れて次の日から職場へ向かいました。

草刈りの依頼

職場復帰してその週末、某民家さんからの依頼で草刈り作業に参加しました。
急遽入ったオファーでしたが、理事長芳賀さん・地おこ佐藤さん・川原田と、そして吉里吉里国の理事であり関西在住の千葉さんと、同じ地おこの釣部さんもサポートで駆けつけて下さいました。

最近の大槌町はクマが頻繁に出没していますが、こういった茂みをクマがよく隠れていたことがあったそうで、とにかく見通し良い状態にしてほしいとのことでした。
私は基本的には他の方たちが刈った草を拾い集める作業をしていました。

草刈り前の様子
草刈り後の様子

草だけでなく雑木も伐ってほしい、と民家さんからお願いされ、佐藤さんがチェンソーで栗の木なども伐り倒しました。
そういえば、関西にいる友人が生木を欲しがっていたっけ・・と思い出し、伐った栗の木の丸太を持ち帰ってぼろ布にくるみ(2m近くありました)、クロネコヤマトで友人宅へ発送しました。
木工を趣味でやっている人たちは、手作業でも加工しやすい生木を欲しがっているそうで、こういったところに需要があるかもしれませんね。

栗の木を伐採。関西の友人に郵送しました。

吉里吉里国の令和4年度の総会に参加

5月末には吉里吉里国の今年度の総会が開かれ、私も参加しました。
zoomも活用し、遠方の方たちはリモートで参加されていました。
吉里吉里国の理事の方たち、初期から携わっている方たちにも自己紹介ができました。

吉里吉里国の総会@吉里吉里公民館


小型車両系建設機械(整地等)特別教育を受講

総会が開催された日から私は前乗りで紫波郡矢巾町に向かい、その次の日からは小型車両系建設機械(整地等)特別教育を受講しに行きました。
ユンボには漢(※男でも女でも良いのですが)のロマンを感じますね。

ややこしいのですが、この特別教育を受けたとしても、車両自体の運転はできるけど、林業などで使われるようなフォーククロー(はさむヤツ)は動かせられないのだそうです!
そのためには"小型車両系建設機械(解体)"の特別教育の受講が必要とのこと。そちらは7月に取得したいと思います。

小型車両系建設機械(整地等)の特別教育@矢巾町


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