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【大槌町地域おこし協力隊|川原田】活動報告_2023年10月

とても10月、11月とは思えない暖かさですね。
写真は吉里吉里国にて開催された「薪まつり」で、乗馬体験で連れてこられたお馬さんたちです🐎
(ちなみに、私の亡き祖父は馬主で、私と同じく午年生まれでした)

活動報告1.『山仕事はじめの一歩(入門)講座』参加

●日時:10月8日(日)
●場所:遠野薪の駅
●内容:枝払い・玉切りなど
●所感:
10月8日(日)は遠野薪の駅にて、『山仕事はじめの一歩(入門)講座』を受講しました。
主に枝払い、玉切りを行い、基礎的なチェンソーワークを学びました。やっぱりまだまだ正確な操作はできておらず、これでは空師になるには程遠いと痛感! コツコツ上達を目指します!
千葉さん、森林再生研究会の皆さん、この度もありがとうございました♪

作業前はチェンソーの構えからスタート!

活動報告2.『みちのく薪びと祭り Stage2 in 釜石』に参加

●日時:10月9日(月)~10日(火)
●場所:根浜キャンプ場、釜石鵜住居復興スタジアム
●内容:関係者の活動紹介・話題提供・エクスカーションなど
●所感:
10月9日(月)から10日(火)にかけて、『みちのく薪びと祭り Stage2 in 釜石』が開催され、吉里吉里国の新しい理事長に就任された松永さんと協力隊の私・大邉さんとで参加しました。
みちのく薪びと祭りは、2014年から本格的に始まったイベントであり、東北6県を順繰りで回り、森林保全団体・林業関係者・薪愛好家、などなどが一堂に会し、"薪"をめぐりこれからの社会や生活の在り方を問うていく・・・といったイベントです。
2014年から2019年で東北6県全てを一巡し、いよいよ2巡目となろうとした2020年に新型コロナウイルス流行により延期。しかしながら、2022年に山形にて再び開催され、今年の2023年は岩手での開催という運びとなりました。
1日目は活動紹介・事例紹介として本会の主催者でもある『一般社団法人ゴジョる』の菊池さん、そして『NPO法人遠野エコネット』の千葉さん、『NPO法人吉里吉里国』の松永さん、『登別市観光交流センター』の白川さん、が登壇され、それぞれの取り組みを紹介されました。
また後半では、パネリストとして西和賀町町長の内記さん、『NPO法人しんりん』の大場さん、東北大学の中安さんも参加され、薪や森林、林業という分野に関し、いかにして環境的課題・経済的課題・社会的課題を解決へ導いていくか、などについて論じられました。
1日目の夜は根浜海岸キャンプ場に移動し、BBQやゴジョるの薪で焼いたピザなどを食べ、地酒を飲み交わし、楽しい宴会が開かれました🍶もはや必然的な流れで、千葉さんがアコギで弾き語りをし、小生もコーラスを交えて会場を沸かせました🙌 
改めて千葉さんの行動力に加え、人を惹きつける包容力を感じた夜でした!
2日目はエクスカーションとして、釜石鵜住居復興スタジアムを参加者の皆さんと見学し、日本で初めて採用されたハイブリッド芝生や震災の被害木が建築材としてたくさん活用されたスタジアムの様子を紹介されました。また、片岸公園(みのすけ沼)の固有生物保全に関するお話や、『いのちをつなぐ未来館』の川崎さんによる震災に関するお話を聴きました。
様々な識者、関係者からたくさんの知見を受け取ることができ、非常に大盛況となった薪びと祭りでした。これからもこの東北の地で頑張っておられる薪人・杜人たちとともに歩んでいきたい。そう思えた2日間でした。
そして何より、これだけの多くの人たちを招かれ、当会の企画・準備・運営などなどを主導してくださったゴジョるの菊池代表には、改めて厚く御礼を申し上げたいと思います。菊池さんと釜石の皆さんでなければ、これだけ大きな会を開催できなかったと思います。誠にありがとうございました。
そしてこの度参加された皆様、2日間お疲れ様でした!

懇親会でも話は尽きず🍺

活動報告3.『斎徳林業部』への訪問

●日時:10月21日(土)
●場所:斎徳林業部、磯鶏小学校
●内容:斎藤さんからのヒアリング、自然観察会の下見
●所感:
10月21日(土)は『森結』の石塚さんにお誘いを受け、
宮古市の『斎徳林業部』をおたずねし、斎藤代表よりこれまでの社史や林業、森林インストラクターについてお話いただき、事務所周辺の山林散策を行いました。また、斎藤さん・石塚さんとも交流のある荒矢さん(森林インストラクター保有)、自然観察指導員の平塚さんもご同席されました。
斎徳林業では、基本的に皆伐(あるエリア内の樹木を全て伐ること)を避け、間伐主体で施業を行っており、また斎藤さんご自身も林業だけでなく、2000年代から森林インストラクターの資格を取られ、のちに「森を考える会」という任意団体も立ち上げ、環境的側面からも山林を追求されるようになったそうです。
午後は、磯鶏小学校へ行き、来月に開催される小学生向けの森林教室の下見として、学校の裏山(〇ラえもんみたいですね。私の小学校の近くには山がありませんでした。)も散策。
この植物は〇〇で、岩手県だとレア度××で~・・・と、道中に色々な植物・樹木を観察し、先達者たちの知見を浴びるように拝聴しました。植物・樹木は本当に奥深い!(ワタシといえば、「これはクルミですね!」「違います、ミズキです。」と有名な樹木すら同定できず(´;ω;`) 修行が足りませんな。)
この宮古という沿岸部でも、森林や林業へ大いなる情熱を傾けられるプレーヤーがおられることに感銘を受けました。
今回の出張は良い刺激となりました。改めて、もっと樹木や植物のことを深く知っていこうと思います。
石塚さん、この度もお世話になりました!
また来月もよろしくお願い致します。

みんな、植物・樹木に興味津々。

活動報告4.『薪まつり』の開催・運営

●日時:10月28日(土)~29日(日)
●場所:考古園、NPO法人吉里吉里国
●内容:ツリクラ体験会、マルシェなど
●所感:
10月28日(土)と29日(日)はNPO法人吉里吉里国主催の『薪まつり』が開催され、無事終了しました!
一日目は吉里吉里海岸が見渡せるケヤキの大木で、ツリークライミング体験会が開かれました。コバキヨさん・小山石さんらインストラクターの方々にもお越しいただき、子どもや大人も含めツリクラを体験してもらいました。ツリクラの基本的なロープワークこそ何とか覚えられましたが、子どもたちが安全にかつ快適にクライミングできるよう、どのようにロープシステムを組むべきかや、子どもたちが退屈しないようどうやって和やかな空気にするか・・・などなど、もっと細かくて大事な技術も必要なのだなと実感しました。この日は天候が心配されたものの、一度も降ることがなく敢行できました✌(小生の日頃の行いが良かったからかも😂)
そして2日目は、吉里吉里国敷地内に様々な出店者さんのブースを設け、一大マルシェのようなイベントが行われました。
野菜・工具・木工・ピザ焼き・ジビエレザー・乗馬・モルック・薪割り・チェンソーアート etc...実に多種多様なプログラムで、この日は非常に雨が降ったにも関わらず(小生の日頃の行いが悪かったからかも😖)多くの方々にお越しいただき、皆さん楽しんでおられたようでした🌟
今年は準備・運営・片付け等々、前回以上にスムーズに行われたと思います。それはインターンに来てくれたお二人だったり、はるばる遠方から駆けつけていただいたサポーターの方たちのおかげでした。そして何より、芳賀正彦さんから理事長の座を引き継がれた松永さんの見事な采配・調整があったからではないかと。(松永さん、大変お疲れ様でした!)
両日の打ち上げは前回と同じく松橋先生の生家で盛大に行われ、世代や地域を超えて吉里吉里国に携わった人たちが交流しました。こういった形で、ゆるくしなやかなシナジーが形成され、団体としても個人としても成長しあえる関係が続くと良いなと思いました。
薪まつりに関わられた皆様、この度もありがとうございました!

たくさんのご来場、ありがとうございました!

業務外活動.『秋の森フェス』に参加

●日時:10月15日(日)
●場所:遠野薪の駅
●内容:マルシェ・講演・レクリエーションなど
●所感:
10月15日(日)は遠野薪の駅にて開催された『秋の森フェス』に参加しました。
森フェスの最初のプログラムは、新田先生による森ヨガからスタートしました。森の空気もあいまって、新田さんのヨガのおかげで身も心も整いました♪ みんなで太陽礼拝☀しましたが、残念ながら祈り届かず雨が降り始めてしまいました(´;ω;`) でも恵みの雨にも感謝しないとですね~
その後、岐阜県立森林文化アカデミーの教授でもある萩原・ナバ・裕作さんの講演もありました。「日本が森を舞台にHappyな社会になるために」というモットーを掲げられ、森の中に子供や保護者達を巻き込み、自然の中で遊ばせる活動をされておられる方でした。とにかくナバさんの持つ野性的で、でも誰に対しても心を開かれる人間性にあふれた人でした。当日のこんな雨の中でも、子供たちと一緒にできるゲームを即興で開催し、見知らぬ子供たちとともに森を満喫できました。こういう方こそ、これからの教育者の鑑となるのかもしれません。
後半は菅原先生たちによるシットリとしたジャズの演奏や、
最後はまいどおなじみデクノボーブラザーズのライブで締められました。ありがたいことにまたコーラス担当させていただきました🤣(ミスチルのライブにおけるナオト・インティライミ的な)
あいにくの天気ではありましたが、夏の森フェス以上に人も来られ、子どもたちもすごく楽しそうに見えました。
ナバさんもおっしゃっていましたが、
最近の子どもは外で遊ばなくなってしまい、どうしたら良いですか?という質問に対し、「親を川に投げちゃえば良いんですよ(笑)」とのこと。大人が無理やり子どもを引っ張っていくんじゃなくて、まず大人が全力で楽しむ。何なら子どもを置き去りにするくらい。そうしたら自ずと子どもも興味を持ってくれるから、と言われていました。このアドバイスは、全てにおいて通じるものなのではないでしょうか。
遠野エコネットの皆さん、出店者・出演者の皆さん、参加者の皆さん、悪天候の中でしたがお疲れ様でした!これからも木と森と人をHappyにしていきましょう🥰

雨の中でも元気に遊ぶ子供たち!


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