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モテたくて自炊をはじめた男の末路


ボンゴレロッソ
ナポリタン

おそらくあなたのスマホ、もしくはPCの画面には飲食店のではない、ただ少し「映え」に気を使ったパスタの写真が表示されているだろう。

キラキラしたワーママ主婦が作った料理、では全くなく、独身30代男性のたいぞーにより製作された料理だ。


社会人になり、親に食事を作ってもらう習慣がなくなったたいぞー。そこで考えたのが、

『料理できる男ってモテるんじゃね??』

「料理ができる男はモテやすい」という思考回路で自炊を語る方は男女問わず少なくない。しかし某料理のおにいさんの言葉を拝借しながら言うと、

「料理をふるまうという状況は相手のご自宅に上がっている状況、すなわち料理というカテゴリがなくても話術等ですでにモテている男性が取れるムーブである」

出典:某料理のおにいさん

正にその通り、料理男子がモテるわけではないということをわが身で実証している。

自炊歴5年になってもモテた試しはない。当初の目標が達成されることはなかったが、自炊は継続している。

自炊が継続している一番の理由は、「自炊が最高の趣味になった」からだ


はじめは買ってきた野菜を切るのにも一苦労だ。
まな板と包丁を取り出し、野菜を洗う。
トマトやキュウリを切り終えるまでに10分もかかってしまった。しかし野菜だけ切ってご飯が完了はしない。

カレー、シチュー、肉じゃがなど、メイン料理を作ると1時間は優に超えている。料理を自分で作り上げるまでの疲労感は、達成感とおいしさで上書きされるものの、後片付けと洗い物をするときには相殺されるどころかマイナス。

それでもなぜか、誰に褒められるでもないのに好きになって。

「少しずつ上達していく自分」や「唯一無二の味」にβーエンドルフィンやドーパミンを感じながら、継続した結果がコレ。

旭ポンズを使ったカルパッチョ
プレーンフォカッチャ
トマトペーストを使ったペスカトーレ

特別な対価や報酬がなくても、好きだから続けられるしお金もかけられる。
損得なく愛せるもの、料理という趣味が私の偏愛、、、かな?

Discord名:たいぞー
#Webライターラボ2405コラム企画



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