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歌舞伎町ロケット🚀三麻のススメ


眠らない街、新宿歌舞伎町。

そこには多くの雀荘と麻雀打ちが集っている。
四麻の東風戦のお店では、カラフルで宝石のように綺麗な牌が麻雀打ちの射幸性を煽り、腕に自信のある若者からrichなおじさん達までもが、しのぎを削って卓を囲っている。

あまりにも美しく、それでいて脳汁の出そうな色、
ゴリッとした盲牌

負けじと三麻のお店でも、1m9mが抜けて全て祝儀対象かつ5も全青で祝儀対象のイカれた特別ルールが考案されたり、花牌に特殊効果を付与し10枚、20枚の手が飛び交うもはや麻雀なのかもわからない真にイカれたルールが新たに誕生している。

こっちは結構ポップな可愛い感じ
トイザラスに売ってそうだが、あまりにも恐ろしい牌だ

そんな中、ゼブラ5pという独自の特殊牌で人気だった『リーチ麻雀position』というお店は、数ヶ月前、新たにロケット🚀三麻のお店として生まれ変わった。

あまり射幸性のそそられない色をしている


ロケット🚀三麻といえば新橋の某店がフリー雀荘としては初めて取り入れたルールだ。これに加えて、positionではルールも一工夫あって非常に面白いものとなっている。挑戦的な試みだ。

しかし残念なことに私の見ている限りでは非常に客の入りは悪いように見える。セットは入っているようだが、フリーはいつ行っても(体感8割は)メンバー2入りで打つことになっている。他のお客さんがいてもほとんど顔見知りだ。これは由々しき事態である。そこで、この記事ではロケット🚀三麻の魅力、そしてpositionという雀荘の魅力をお伝えしようと思う。

※この記事を書いている理由だが、私はお店側の人間でもなく、お店の人間に頼まれたわけでもなく、ただロケット🚀三麻を好んで打ちに来てくれる人が一人でも増えれば嬉しい、という極めて純粋な動機に動かされている。

歌舞伎町ロケット🚀三麻のルール

🚀(以下これで略す)のルールについて知らない人もいると思うので簡潔に記そうと思う。

🚀は一局戦の三麻である。点棒は使わない。
ツモアガりの場合は二人からチップをもらえて、ロンの場合はその人からしかもらえない。つまりツモったほうが2倍のチップをもらえる。そのため、オープンリーチ、フリテンリーチ、リーチ後の見逃しは禁止だ。
また、positionでは1m、9mは抜ける。手牌で使っても良いが、ほとんどの場面で抜いてツモ回数を増やした方が良い。
子の満貫は8点、跳満は12点、倍満は16点、親の満貫は12点、跳満は18点、倍満は24点、となっている。元の点数を1000で割った値だ。本場は5点増しだ。

ちなみにpositionにおいて、1点は100pt相当だ。

ここに祝儀として点数が加算される(これがメインだ)。
祝儀対象は、一発、裏、白ポッチ、青牌が5点。金が20点となっている。
5は全赤で青5と金5が1枚ずつ、花牌が抜きドラで青と金が1枚ずつ入っている。それに加えて1pと9sにも金が1枚ずつ入っている。
つまり金牌が非常に強いルールとなっている。

画像にはないが1p,9sにも金が1枚ずつある

次に役満について。役満祝儀は数えが20点、本役満は80点加算される。つまり親で四暗刻をツモれば、48+80で128点オールスタートだ。これに金や青、裏が絡むとさらに加算される。

そして最後にこれが一番重要だ。『倍場』という概念がある。これは金牌がドラ表示にあった場合、その局でのアガりは2倍になるというものだ。また裏ドラに金牌があった場合も『裏倍場』と言ってアガリの点数は2倍になる。つまり先ほどの親四暗刻を倍場でツモった場合、256点オールスタートになる。

ルール説明は以上だがいかがだろうか。要はゼンツゲーである。降りることはほとんどない。着順の清算という概念がそもそも存在せず、ツモられたほうが高い点数を払う可能性が高い。ツモの1飜付くのもそうだが、例えば四暗刻ならば放銃しとけば40点とかで済んでいたのに降りてしまってツモられて150点オールと言われる事もある。もしくは258の筋なんかは打っておいた方が安く済むこともある。金5でツモられるのが最悪だからだ。同じことが1p,9sについても言える。花牌に関しても金花を抜かれる前に打った方が結果的に安く済むことがある。
先制リーチに対して下手に降りたり回ったりするより真っ直ぐ自分のあがり率最大で打つのが良いゲームである。

歌舞伎町position、🚀の魅力

ここからは歌舞伎町positionの魅力について語っていく。ここからが本題だ。

1:ストレスフリーで快適に遊べる

1m、9mが抜けるため、スピード感がある。ちなみに1m、9m、花牌は4枚同種が揃うと『セット』といって、局途中で10点オールもらえる。地味に嬉しいやつ。同種を3枚抜いている時は、リーチです、なんて言っちゃう面白くもない定番ジョークがある。
また、ゼンツゲーなので押し引きに悶々とする必要がない。迷ったら押し一択だ。普通の麻雀では高い手を放銃するとメンタルにくるが、🚀では放銃しても、ツモられなくてよかった、、、という場面が多いのでノーダメージである。どちらかというと、アガリ逃しの方がよっぽどメンタルに来るだろう。

個人的に一番好きのは、お酒を飲みながらでも打ちやすいルールということだ。
他家の河を見る必要性が、通常の麻雀と比べて薄いので、自分の手だけ見て、牌効率さえ間違えないようにすれば、酔っぱらっててもさほど影響はない。厳密には場況とかも見るべきだろうが、枚数優先でアガリ率MAX、ゼンツ打法は酔っ払っててもできますよね。
ちなみに歌舞伎町positionではビールが300円で飲めます。超格安!
しかもビールは3種類から選ぶことができる。最高だ。
フードに関しては、親子丼や中華丼などの冷食やお茶漬け、カップ麺まであり、フリー客は無料で食べられる。バナナジュースはなぜか有料だ。

2:イベントが激アツ

歌舞伎町positionでは現在、High Score Eventが行われている。
これは期間中に出た高いアガり、top3を記録し
1位:🔥×10
2位:🔥×5
3位:🔥×3
お店から還元される、というイベントだ。ちなみにランクインできるのは200点以上のアガりである。(これはほぼ倍場でのアガりだ。倍場で役満もしくは倍場での金牌がたくさんあるトリプルがランクインできる。)
期間は10日ほどで、月を3回に分けて集計期間がある。
また同じ人が200点以上のアガりをたくさんすれば、1位から3位まで制覇することも可能だ。🔥×18の賞金を手に入れることができる。それが月に3回あるので、現実的にはかなり厳しいが鬼打ちすれば最高🔥×54の賞金をもらうことができる。
200点以上のアガりはなかなか出ないので、期間中賞金獲得該当者が現れないこともザラにある。というか3位まで全部埋まったところをあまり見たことがない。

私は一度、四暗刻を6巡目に一発ツモし、裏ドラを捲るとそこに金牌が眠っていたことがある。(子の本役満32点+本役祝儀80点+青青金一発ポッチ)×2=304点オールのアガりだ。言うまでもなく賞金🔥×10も手に入れ、貧乏学生である私にとっては非常に偉大で、感動的な出来事になった。一撃160800ptだ。

皆さんも一度この激アツイベントを狙いにきてみてはどうだろうか。ちなみに、新規は来店3回目まで、毎回1時間ゲーム代フルバックのサービスがある。嬉しい。

3:今をときめくMリーガーの裏話、暴露話が聞ける

Mリーガーといえば、現在ちやほやされているものの、多くはオンレ出身の、ギャンブル好き、なぜか麻雀が腕のゲームだと勘違いしてしまった悲しい人々の集まりである。そんな彼らの愉快な過去のエピソードを、歌舞伎町positionでは耳にすることができる。気になる人は行ってみると良いだろう。昼番がおすすめである。

4:待ち時間が短く、ギリギリまで遊べる

一局戦なので、来店してすぐに卓に入れるし、その後の予定があって止める時もギリギリまで遊べる。ラス半コールに関しては、「親落ちでやめます」という人が多い。🚀は区切りがなく止めどころがないため、パンクしない限りは打ち続けてしまいがちである。「親落ちで」と言っても、一度アガらなければ親は来ないので、一生親が来ずなかなか止められないこともある。逆に一生アガり倒して8本場くらいまでいくこともある。

このように歌舞伎町positionは非常に楽しく魅力的な雀荘であることがお分かりいただけたかと思う。
このnoteを機に一人でも多くの人が🚀に興味を持ち、遊んでくれたら幸いだ。

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