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TRPG制作日記(366) 背景は異なるが似た外見の三人の老婆の妖怪

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGを制作しています。

今日も、このTRPGで使用する妖怪のカードを制作します。


アマテラスカード『

C117
カード名:古庫裏婆[こくりばば]
攻撃力:70
効果:この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、この妖怪のカード名を「山姥」にして、元々の攻撃力を110にして、以下の効果を得る。自分および相手の墓地に存在している妖怪の枚数の十倍だけ、この妖怪の攻撃力を上げる。また、この妖怪が自分の場に存在している場合に、自分の場の僧族の妖怪の攻撃力は50上がる。
解説:僧の妻を梵嫂といえるよし、輟耕録に見えたり。ある山寺に七代以前の住持の愛せし梵嫂その寺の庫裏にすみゐて、檀越の米銭をかすめ、新死の屍の皮をはぎて餌食とせしとぞ。寺に住み、供え物を盗み、死者の皮を剥ぎ食らう老婆の妖怪。三途の河の奪衣婆より恐ろしいと言われている。

C118
カード名:白粉婆[おしろいばば]
攻撃力:70
効果:この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、この妖怪のカード名を「山姥」にして、元々の攻撃力を110にして、以下の効果を得る。この妖怪が場に存在している場合に、相手の場に存在しているすべての妖怪の攻撃力を40下げる。
解説:紅おしろいの神を脂粉仙娘と云。おしろいばばは此神の侍女なるべし。白粉の神に仕える老婆の妖怪。雪の季節に傘を被り、杖をついている。師走の月夜、女の気配は恐ろしいと昔から言われているそうである。

C119
カード名:蛇骨婆[じゃこつばば]
攻撃力:80
効果:この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、この妖怪のカード名を「山姥」にして、元々の攻撃力を110にして、以下の効果を得る。攻撃力120以下の相手妖怪を選択して破壊する。3以下ならば、この妖怪のカード名を「青蛇赤蛇」にして、元々の攻撃力を95にする。この妖怪のカード名が青蛇赤蛇の場合に、この妖怪は戦闘で破壊されない。
解説:もろこし巫咸国は女丑の北にあり。右の手に青蛇をとり、左の手に赤蛇をとる人すめるとぞ。巫咸国の住人で、右手に青蛇を、左手に赤蛇を巻いた老婆の妖怪。また、蛇塚の蛇五右衛門の妻で、蛇五婆と呼ばれている間に、誤って蛇骨婆と呼ばれるようになったという伝承がある。青蛇と赤蛇で蛇塚を守ると言われている。


C006
カード名:山姥[やまうば]
攻撃力:110
効果:この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動する。六面ダイスを一回振り3以上ならば、破壊した妖怪の攻撃力と同じ値だけこの妖怪の攻撃力を上げる。また、この妖怪の召喚成功時に発動できる。手札から山童を召喚する。
解説:山で暮らす老婆の妖怪。旅人に宿を提供して、旅人が寝ると襲い食らう。二面性のある妖怪で、逃げる旅人を捕らえて食らう伝承もあれば、親切な村人に幸福をもたらすという伝承もある。日本書紀には、黄泉の国から女神イザナミがイザナギを追いかける山姥伝説と似た神話がある。山童を連れていることがあるらしい。


』アマテラスカード

蛇骨婆以外の二人、古庫裏婆と白粉婆は鳥山石燕の創作の可能性があると言われています(蛇骨婆の蛇塚の蛇五右衛門の妻説も出典が不明です)。

全員、山姥になる効果と、追加効果を持たせました。

最初は、山姥の仲間として扱われている記述があるので、山の神である山姥に近い、攻撃力100、100、110を考えていましたが、設定と外見が切り札に見えないので、攻撃力50以上95以下の中級妖怪の仲間として設定しました。

しかし、山姥に比べて弱すぎるのも気持ち悪いので、山姥になる効果を与えて、特殊な効果を与えて、しかし本物の山姥よりは弱体化させました。

攻撃力70、70、80はそれほど高い攻撃力ではないですが、それでも主役として活躍できるだけの妖怪という扱いです。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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