見出し画像

TRPG制作日記(444) 妖怪Ⅲ

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです。

現在、登場する妖怪の調整を行っています。

C038
カード名:見越[みこし]
攻撃力:115
効果:自分の戦闘前フェイズに一度だけ発動できる。六面ダイスを3以下が出るまで連続で振り、六面ダイスを振った回数だけこの妖怪の攻撃力を20上げる(一回目で3以下が出た場合は攻撃力は20上がる)。また、自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、自分と相手の場に存在している攻撃力が150以上の妖怪をすべて破壊する。
解説:見上げるほど大きくなる僧侶の妖怪。夜道を歩いていると僧侶の姿で現れて、見上げれば見上げるほど大きくなる。正体は鼬という説があり、そのまま見上げ続けると鼬に首を噛まれて殺されることがあるが、正体を見抜き、「見越入道、見抜いた」と唱えると助かると言われている。【鼬になる】【巨大化(相手を怯えさせる)】【戦闘+3】


C039
カード名:しょうけら[しょうけら]
攻撃力:80
効果:相手妖怪による攻撃宣言時に発動できる。攻撃宣言した妖怪を記録する。また、相手のターン終了時に墓地で発動する。六面ダイスを一回振り3以上ならば、記録された妖怪をすべて破壊する。
解説:庚申の日に出る鬼。庚申の日には身体から三戸虫が抜け出して、天に昇りその人の罪を告げる。天帝は三戸虫の報告により人間の寿命を短くするので、庚申の日には眠らずに三戸虫を見張る風習があった。「しょうけらはわたとてまたか我が宿へ寝ぬぞ寝たかぞ寝たかぞ寝ぬば」と唱えれば三戸虫の害を避けられると言われている。【偵察(窓から室内の様子を探る)】【憑依(相手の身体に取り憑く)】


C040
カード名:ひょうすべ[ひょうすべ]
攻撃力:80
効果:この妖怪の攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、戦闘終了時までこの妖怪の攻撃力を30上げる。また、この妖怪が攻撃力が120以下の相手妖怪から攻撃宣言された時に発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、攻撃宣言した妖怪を墓地に送る。この妖怪は河童族である。
解説:河や池に住む水の妖怪。九州地方で暮らしている河童で、甲羅がなくなりその姿は猿に似ている。昔、匠工が人形を作り働かせて春日大社を完成させた。不要になった人形を河に捨てると河童になり人に害を為したが、後に鎮められた。「兵主部よ、約束せしを忘るなよ、川立男氏は菅原」は水難除けの歌である。【水泳+3(河や池で自由に泳ぐことができる)】【怪力+3】【戦闘+3】


C041
カード名:わいら[わいら]
攻撃力:110
効果:この妖怪は効果では破壊されず、この妖怪による攻撃宣言時に相手妖怪は効果を発動できない。また、自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪の攻撃力を50上がる。また、おとろしが自分の場に存在している場合はこの妖怪の攻撃力は30上がる。
解説:山奥に現れる自然の妖怪。正体不明。鳥山石燕の画集では、前足に一本のかぎ爪がある巨大な牛が描かれている。わいらとおとろしで、恐い恐ろしい。【戦闘+4】【相手を驚かせて怯えさせる】


C042
カード名:おとろし[おとろし]
攻撃力:110
効果:この妖怪は効果では破壊されず、この妖怪を対象とした攻撃宣言時に相手妖怪は効果を発動できない。また、相手の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪の攻撃力を50上げて相手妖怪をすべて破壊する。また、わいらが自分の場に存在している場合はこの妖怪の攻撃力は30上がる。
解説:神社を守る神道の妖怪。正体不明。鳥山石燕の画集では、鳥居の上で鳩を握りしめる巨大な顔が描かれている。わいらとおとろしで、恐い恐ろしい。【戦闘+4】【相手を驚かせて怯えさせる】


C043
カード名:塗仏[ぬりぼとけ]
攻撃力:100
効果:この妖怪は効果では破壊されず、自分あるいは相手妖怪による攻撃宣言時に相手妖怪は効果を発動できない。また、自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪の攻撃力は50上がる。また、相手の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪の攻撃力を50上げて相手妖怪をすべて破壊する。
解説:仏壇から現れる仏教の妖怪。正体不明。鳥山石燕の画集では、目が飛び出した全身が黒塗りの仏が描かれている。【交渉+3】【戦闘+2】【相手を驚かして怯えさせる】


C044
カード名:濡女「ぬれおんな」
攻撃力:120
効果:自分の戦闘前フェイズに一度だけ相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪に赤児を抱かせる。また、相手妖怪が赤児を抱いている場合に自分の戦闘フェイズ開始時に発動する。赤児を抱いた妖怪の攻撃力を100下げて効果を無効にする。効果の無効に成功した場合は、この妖怪のカード名を「牛鬼」にして攻撃力を135にする。また、この妖怪のカード名が「濡女」の場合に、この妖怪による攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪と戦闘相手の妖怪を墓地に送る。また、この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動する。六面ダイスを一回振り4以上ならば、相手妖怪一体を選択して破壊する。
解説:赤児を抱いた母親の妖怪。海で若い女性の姿で赤児を抱いている。通り人に赤児を抱いて欲しいと頼み、赤児を抱くと赤児は石になり、女性は海に消えて牛鬼が現れて通り人は殺されてしまう。また、濡女は上半身が女性の大蛇になることもあり、尾の長さは三町を超えて逃げる者を捕らえて殺すと言われている。【交渉+3】【水泳+4(溺れている人を助ける)】【牛鬼に変身する】【戦闘+4(牛鬼あるいは大蛇に変身した場合)】


C045
カード名:ぬらりひょん[ぬらりひょん]
攻撃力:125
効果:この妖怪が自分の場に存在している場合に、相手妖怪は自分妖怪による攻撃宣言時に効果を発動できない。また、自分の戦闘前フェイズに一度だけ発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、相手の手札をすべて破壊して墓地に送る。また、相手の攻撃宣言時に手札から発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、この妖怪を手札から召喚して攻撃力を30上げて、攻撃宣言の対象をこの妖怪に変更する。戦闘終了時にこの妖怪の攻撃力は元に戻る。
解説:瓢箪鯰のような、ぬらりくらりとした掴み所のない老人の妖怪。時には刀を差した武士の姿で、時には袈裟を着た僧侶の姿で、時には商人の姿で現れる。座敷で茶を飲んでいることもあれば、他人の屋敷で主人のように振る舞うこともある。海坊主の仲間という説もある正体不明の妖怪。【交渉+5】【戦闘+4】


C046
カード名:元興寺[がごぜ]
攻撃力:110
効果:自分の戦闘前フェイズでは、この妖怪は効果では破壊されない。また、自分の戦闘前フェイズに攻撃力が95以下の相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪を破壊してこの妖怪の攻撃力を30上げる。また、この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動する。六面ダイスを一回振り4以上ならば、相手妖怪一体を選択して破壊する。また、この妖怪が戦闘あるいは相手妖怪の効果で破壊される時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、破壊を無効にする。
解説:敏達天皇の時代、ある農民が雷神により子供を授かった。子供は皇族を凌ぐ怪力を発揮して、蘇我馬子が建てた元興寺の童子なった。ある時、元興寺に鬼が現れて寺の童子を襲うようになった。雷神の童子は鐘楼で鬼の髪を掴み捕まえると、鬼は髪と頭皮だけを残して逃げてしまった。以降、鬼をがごぜという風習が生まれた。【戦闘+3】


C047
カード名:苧うに[おうに]
攻撃力:110
効果:自分の戦闘前フェイズに一度だけ相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪を破壊する。また、この妖怪以外の自分妖怪が攻撃宣言した時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、戦闘終了時まで攻撃宣言した自分妖怪の攻撃力を30上げる。また、この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、この妖怪の攻撃力を20上げる。
解説:深山幽谷に住む老婆の妖怪。麻糸を紡いで束ねた糸を苧というが、鳥山石燕は苧うにの髪を芋のように描いた。昔、女衆が集まり苧を績んでいたら、山姥が現れて誰よりも早く大量の苧を績んでしまった。手伝いを追えて帰る山姥を女衆は追いかけたが、山姥の姿はどこにもなかった。【手伝い+3】【戦闘+3】


C048
カード名:青坊主[あおぼうず]
攻撃力:115
効果:この妖怪が自分の場に存在している場合に、相手は攻撃力が95以下の妖怪を召喚できない。また、自分の戦闘前フェイズに一度だけ発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、自分妖怪一体を選択して攻撃力を50上げる。また、自分妖怪による攻撃宣言時に手札から墓地に捨てて発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、戦闘終了時まで攻撃宣言した自分妖怪の攻撃力を100上げる。
解説:草庵で暮らす一つ目の僧侶の妖怪。天目一箇神とは、日本書紀に登場する製鉄、鍛冶の神である。製鉄は片目で鉄の色を見て温度を調べ、また片目を失明することが多いため隻眼は鍛冶の象徴とされている。また、昔、比叡山の高僧が弟子が修行を怠けるのを嘆き一つ目坊主になったと言われている。【交渉+2】【戦闘+3】【鍛冶+2(有用な道具を作らせる)】【怠け者を指導してやる気を起こさせる】


C049
カード名:赤舌[あかした]
攻撃力:130
効果:この妖怪は効果では破壊されず、相手妖怪の効果では墓地に送られない。また、自分の戦闘前フェイズに一度だけ発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪は以下の効果を得る。この妖怪が自分の場に存在している場合は、相手の場に存在している妖怪は効果を発動できない。2以下ならば、自分の場に存在している妖怪はすべて墓地に送られる。
解説:陰陽道に起源がある水の妖怪。暦注には赤舌神が支配する赤口日があり、凶日とされている。鳥山石燕は赤舌を毛深い顔に爪、水門を守る妖怪として描いている。赤は垢として水や穢れを現しており、舌は「舌は是れ災いの門」というように門を現していると解釈できる。赤舌の口が開いている間は、吉事に恵まれない。【水を塞き止める】【洪水を起こす】【戦闘+3】


C050
カード名:ぬっぺっぽう[ぬっぺっぽう]
攻撃力:80
効果:相手妖怪による攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃宣言した相手妖怪を手札に戻す。また、この妖怪が戦闘あるいは効果で破壊された時に発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、破壊を無効にする。その後、この妖怪のカード名は「貉」に攻撃力は60になる。
解説:目も鼻も口もない肉塊の妖怪。昔、男が堀で釣りをしていると良く釣れた。夕暮れに帰ろうとすると、「置いてけ」と声が聞こえたので男は蕎麦屋まで逃げた。蕎麦屋の主人に話をして見ると、主人は目も口もなかった。男は家まで逃げて、妻に目も口もない蕎麦屋の主人の話をすると、振り向いた妻には目も口もなかった。魚は消えていた。【相手を驚かせて逃亡させる】


C051
カード名:牛鬼[うしおに]
攻撃力:135
効果:この妖怪が自分の場に存在している場合に、この妖怪のカード名は「濡女」に攻撃力は120になり、相手妖怪の効果を受けない。また、この妖怪以外の自分妖怪が墓地に送られた時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、墓地に送られた自分妖怪を召喚する。また、自分の戦闘前フェイズに一度だけ発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、この妖怪の効果を無効にして、この妖怪以外の自分と相手の場に存在している妖怪をすべて墓地に送る。また、この妖怪は効果処理をする場合に元々の攻撃力が120の妖怪としても扱う。
解説:海や河に住む水の妖怪。頭は牛、身体は鬼で、毒を吐いて、獰猛で人を食い殺すのを好むと言われている。ある時、男性が空腹の女性に弁当を与えると、彼女の正体が牛鬼で洪水で男性が流された時に助けてくれた。しかし、牛鬼は人を助けることが禁じられていたので溶けて消えてしまったと言われている。【女性に化ける】【交渉+3(女性に化けている場合)】【水泳+4(溺れている人を助ける)】【戦闘+4】


C052
カード名:うわん[うわん]
攻撃力:80
効果:相手妖怪による攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃は無効になり攻撃宣言した妖怪を怯えさせる。怯えた妖怪は効果は無効にされて攻撃宣言できない。また、この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動する。六面ダイスを一回振り4以上ならば、相手妖怪一体を選択して破壊する。
解説:お歯黒をした指が三本の鬼の妖怪。昔、夫婦が古い屋敷を購入した。しかし、屋敷で暮らしていると、夜に「うわん」と大きな声がして眠ることができない。近所の住人に話を聞くと、そのような声は聞こえなかったと言う。話を聞いていた老人は、古い屋敷にはうわんが住み着くと夫婦に教えた。【吠える(相手を怯えさせる)】【戦闘+2】


『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?