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TRPG制作日記(393) 鳴屋と姑獲鳥

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGはプレイヤーが妖怪を召喚して対戦したり事件を解決したりする対話型ゲームです。

現在、登場妖怪の再調整を行っています。


C023
カード名:鳴屋[やなり]
攻撃力:30
効果:この妖怪の攻撃力が100以上の妖怪を対象にした攻撃宣言時に発動する。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃対象の妖怪を破壊する。また、攻撃力が100以上の妖怪が効果を発動した時に手札から墓地に捨てて発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、発動した効果を無効にして破壊する。
解説:家を鳴らす音の妖怪。鳥山石燕の画集には、大勢の子鬼が悪戯で家を揺すり鳴屋を起こしている絵が描かれている。日本書紀に大炊寮の釜が鳴り出して、天智天皇は病に冒されて亡くなったと書かれている。また、同様の記述が続日本記にもあり、鳴家は不吉の象徴とされた。【鳴屋(建物を揺らして大きな音を立てる)】【打ち壊し(大勢の子鬼で建物を破壊する)】【戦闘+3】


C024
カード名:姑獲鳥[うぶめ]
攻撃力:200
効果:この妖怪は赤児が場に存在している場合に攻撃力が80下がり、赤児が場に存在しなくなった瞬間に場に存在しているすべての妖怪を破壊する。また、この妖怪の召喚成功時に発動する。この妖怪は赤児を抱く。また、自分の戦闘前フェイズに妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪の赤児を対象の妖怪に渡して抱かせる。また、自分の戦闘フェイズ開始時に発動する。赤児を抱いた妖怪を破壊して赤児をこの妖怪に渡して抱かせる。(赤児は赤児を抱いた妖怪が場から離れると破壊されて場から存在しなくなる)。
解説:赤児を抱いた母親の妖怪。妊娠している時に死んだ女性は、無念により妖怪になると言われている。赤児を抱いた、血に染まった腰巻きをした女性の姿で現れて、赤児を抱いて欲しいと頼まれる。しかし、素直に赤児を抱くと、赤児に食べられてしまうので工夫が必要である。中国には赤児を奪う姑獲鳥という妖怪がいる。【交渉+2】

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG


鳴屋は攻撃力100以上の妖怪を破壊する力があり、また攻撃力100以上の妖怪が効果を発動したときに防ぐ力もあります。

大きい物に不意打ちを食らわせて破壊するイメージです。

姑獲鳥(うぶめ)の効果は複雑に書かれていますが、実際は単純で、相手の妖怪に赤児を渡してぱくりと赤児に食べて貰って、満足した赤児を回収するというのが一連の流れです。

また、赤児がいなくなると暴れてすべて破壊します。

赤児がいないと自身も破壊されるので、攻撃力80低下は避けられず、攻撃力200ですが実際は攻撃力120の妖怪とした扱います。

ただ、元々の攻撃力は200なので、相手はこの妖怪の効果を無効にすることが危険になります。理性を失わせてはいけない妖怪です。


以上の特徴を対戦で使えるように正確に書こうとしたために、効果の記述は複雑になってしましました。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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