見出し画像

TRPG制作日記(487) 現代稲生物怪録TRPGの登場人物

TRPGとは、物語のキャラクターを演じて楽しむ対話型ゲームです。ゲームマスターが語る物語に合わせて、登場人物がそのように考えるのかを想像しながら演じるのが面白さです。

現在、現代稲生物怪録TRPGを開発しています。


普通、TRPGは参加者が自分でキャラクターシートを書きますが、負担が重いのと純粋に演じる楽しみに集中できるように、現代稲生物怪録TRPGは既製キャタクターシートシステムを採用しています。

物語は、以下のようになります。

ある朝、四人の高校生が目を覚ますと洋館の正面広間にいた。広間にはスリコギ手と名乗る着物姿の娘がいて、二日後の朝六時までに銀の鍵を手に入れることができなかった場合は全員を妖怪世界に永遠に閉じ込められると伝えた。また、銀の鍵を手に入れるために必要となる妖怪が封じられたカードをそれぞれの高校生に渡していると教えてくれた。確認すると、確かに六枚ずつカードが配られている。さあ、高校生達は無事に銀の鍵を手に入れて妖怪たちの暮らす洋館から脱出することができるのだろうか?


稲生物怪録とは、儒教を信じて、怪談などスピリッチュアルな分野を軽蔑している江戸時代の日本人が、妖怪が現れると不思議だ不思議だと喜び大騒ぎする物語です。

主人公の稲生平太郎は妖怪を怖がったら武士の恥だと耐え抜き、最後はタフだと魔王から称賛されます。

よって、現代の日本の風潮にも合わせて、プレイヤーが演じる四人の登場人物(PC、プレイヤーキャラクター)は全員を無神論者にしました。


PCは全員が高校生で四人です。

稲生京一(いのうきょういち) 十六歳。稲生物怪録の主人公、稲生平太郎の子孫。将来の夢は宇宙物理学者で、地球から離れて月面で暮らしたいと思っている美少年。妖怪世界に閉じ込められたことは不満で、一秒でも早く脱出して勉学に励みたい。小学生の頃は怪談が好きな同級生達を軽蔑していて、妖怪とは現実から逃げたい弱い人間の生み出した妄想で興味を持つだけで恥だと考える稲生平太郎の正統なる継承者。【完全無視(妖怪による負の衝撃が発生した時に衝撃を無効にする)】

三津井凛子(みついりんこ) 十六歳。稲生物怪録に登場する稲生平太郎の友人、三津井権八の子孫。将来の夢は人工知能研究者で、人類は完全な知性に統治されるのが正しいと信じている美少女。また、あらゆる労働はロボットが担うべきだと考えて労働と自己実現を結びつけるロボット否定派を馬鹿だと軽蔑している。妖怪世界に閉じ込められたことで妖怪の存在を知り、彼等を現実世界で有効活用できないか興味津々。【推理(新しい情報を得た時に推理して続けて新しい情報を獲得する)】

賀茂陽葵(かもひまり) 十六歳。三津井凛子の親友で、運動が大好きな少女。将来はフェンシング選手になり世界で活躍したいと思っている。

川田湊(かわだみなと) 十六歳。稲生京一の幼馴染みで、読書が大好きな少年。将来は考古学者になり世界の古代史を研究したいと思っている。


稲生物怪録とは、儒教を信じて、怪談などスピリッチュアルな分野を軽蔑している江戸時代の日本人が、妖怪が現れると不思議だ不思議だと喜び大騒ぎする物語です。

主人公の稲生平太郎は妖怪を怖がったら武士の恥だと耐え抜き、最後はタフだと魔王から称賛されます。


なお、キャラクターシートは以下のルールで記述されます。

■ルール8(キャラクターシートⅠ) キャラクター設定には外見、名前、年齢、性別、性格、住所(都道府県)の六項目がある。外見のみが絵で、他は文字で記入される。能力値には容姿、経済、運動、社交、技術、ランクの六項目があり、すべて1から10までの数字である。自己肯定感は50からは始まりプレイ時に変動する。最小値は0で最大値は100である。プロフィールは250字以下の文章で記述され、デッキには六枚のアマテラスカードが登録される。キャラクターシートⅠに最初に記述されているデッキ内容を初期デッキと呼ぶ。キャラクターシートⅠの内容は、覚醒宣言により書き換えることができる。

■ルール9(キャラクターシートⅡ) キャラクター背景には非公開情報などが800字以下の文章で記述されている。キャラクター目的は最大四つの項目があり、それぞれに点数が設定されている(四項目の合計値は100)。これらはプレイ開始後にキャラクターシートに書かれている指示に従い徐々に効果的に公開していく。また、禁止事項は守るべき項目だがゲームマスターの指示が優先される。絶対非公開情報は演技の参考のために書かれており公開しない。キャラクター背景にはキャラクターシートⅠの内容を書き換える覚醒宣言が書かれている場合がある。




今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?