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TRPG制作日記(439) 雨女、小雨坊、岸涯小僧

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGとは、妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです。

現在、登場する妖怪を制作しています。

C128
カード名:雨女[あめおんな]
攻撃力:90
効果:自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、自分と相手の場を曇りにして、自分のターン終了時に曇りの場を雨にする。雨の状態にある場に存在する妖怪は攻撃力が20上がり効果を発動できない。また、この妖怪は自分あるいは相手の場に日和坊が存在している場合に破壊される。
解説:もろこし巫山の神女は、朝には雲となり、夕には雨となるとかや。女性の姿をした雨を降らす雨の妖怪。朝雲暮雨とは、楚の懐王は夢に現れた巫山と恋に落ちて、彼女が去るときに「朝には雲となり暮れには雨となりあなたに会いに行きます」と言った故事から生まれた言葉。男女の深い交わりという意味である。【雨を降らせる】


C129
カード名:小雨坊[こさめぼう]
攻撃力:80
効果:自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、自分と相手の場を雨にする。雨の状態にある場に存在する妖怪は攻撃力が20上がり効果を発動できない。また、場が雨の状態にある場合に、この妖怪を攻撃対象にした相手妖怪による攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃宣言した妖怪の攻撃力を20下げて、この妖怪の攻撃力を20上げる。また、この妖怪は自分あるいは相手の場に日和坊が存在している場合に破壊される。
解説:小雨坊は雨そぼふる夜、大みねかつらぎの山中に徘徊して斎料をこふとなん。雨が降る夜に現れて、斎料を要求する僧侶の妖怪。昔、旅人が小雨の日に歩いていると、僧侶が現れて粟を要求した。旅人が誰かと問うと、小雨坊と名乗り雨の日に山を歩く者から粟を貰うことにしていると答えたと言われている。【交渉+3(雨が降っているとき)】


C130
カード名:岸涯小僧[がんぎこぞう]
攻撃力:60
効果:この妖怪が場に存在している場合に、相手は攻撃力が45以下の妖怪を手札あるいは墓地から召喚できない。また、自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃力が45以下の相手妖怪をすべて破壊する。また、この妖怪を攻撃対象にした攻撃力が100以上の相手妖怪による攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃宣言した妖怪を破壊する。
解説:岸涯小僧は川辺に居て魚をとりくらふ。その歯の利き事やすりの如し。雁木のような歯を持つ川の妖怪。雁木とは雁の行列のような粗いやすりで、雁木に似たぎざぎざの歯で魚を噛み砕いて食べるので岸涯小僧と名付けられた。岸辺を通るときに、大きな魚を投げると害を逃れると言われている。【雁木の歯で噛みつく】【水泳+2】

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG

雨女は雨を降らせる妖怪で、雨降小僧に似ています。小雨坊は雨の日に現れる妖怪ですが、雨を降らせる効果を与えました。

また、岸涯小僧はぎざぎざの歯で魚を食べるので、攻撃力45以下の妖怪は場に出ると食べられる、あるいは恐れてそのそも召喚できないという効果を与えました。

また、おまけで、上級妖怪に襲われると噛みつきます。


また、雨降小僧と日和坊の効果を以下に変更しました。

C083
カード名:雨降小僧[あめふりこぞう]
攻撃力:20
効果:自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、自分と相手の場を雨にする。雨の状態にある場に存在する妖怪は攻撃力が20上がり効果を発動できない。この妖怪が自分の場に存在している場合は、玉藻前あるいは狐族の妖怪は雨の状態でも効果の発動が可能である。また、この妖怪は日和坊が場に存在している場合に破壊される。
解説:雨のかみを雨師といふ。雨ふり小僧といへるものは、めしつかはるる侍童にや。雨師に仕える雨の妖怪。頭に和傘を被り、片手に提灯を提げた姿で描かれる。昔、狐が雨降小僧に、「魚を供えます。娘の嫁入りをするので雨を降らせてください」と頼んだ。雨降小僧が提灯を振ると、雨が降り出したと言われている。【雨を降らせる】

C084
カード名:日和坊[ひよりぼう]
攻撃力:20
効果:自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、雨の状態にある自分あるいは相手の場を晴れにする。また、この妖怪が自分の場に存在している場合に、相手の場に存在する妖怪は攻撃力が20下がり、簑火を除く相手の場に存在する火族の妖怪は効果を発動できない。
解説:常州の深山にあるよし。雨天の節は影見えず。日和なれば形あらわるると云。晴れの日にのみ現れる山の妖怪。日和坊は悪事を働くことはなく、村人は日和坊を見て天気を判断したと言われている。また、紙で「てるてる法師」を制作するのは、日和坊を祭ることで晴れを祈るためである。【晴れにする】

今後、雨とは、「攻撃力が20上がり効果を発動できない」状態であることに調整されます。

また、日和坊は、雨を降らせる妖怪の天敵で、この「てるてる法師」がいるだけで「雨を降らせる効果がある妖怪」は即座に破壊されます。


また、ぎざぎざの歯を持つ恐ろしい岸涯小僧は、日和坊を追い払い、雨女や雨降小僧を守ってくれます。



今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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