TRPG制作日記(368) 紅葉狩の鬼
現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGを開発中です。
今日は、紅葉狩と朧車を紹介します。
アマテラスカード『
C123
カード名:紅葉狩[もみじがり]
攻撃力:125
効果:自分の戦闘前フェイズに発動できる。六面ダイスを一回振り3以上の場合は、相手の場に存在するすべての妖怪の効果を無効にする。また、この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動する。相手選手一人を選択して退場させる。
解説:余五将軍惟茂、紅葉狩りの時山中にて鬼女にあひし事、謡曲にも見へて皆人のしる所なれば、ここに贅せず。昔、平惟茂一行が紅葉を愛でに紅葉狩りに行くと、高貴な女性が侍女と宴を催していた。惟茂は彼女達に気を許して、酔って眠ってしまった。すると夢に武内の神が現れて女性の正体は戸隠山の鬼神だと伝えて、神剣を与え、惟茂は目を覚まして鬼神と戦い討伐した。
C124
カード名:朧車[おぼろぐるま]
攻撃力:90
効果:この妖怪が場に存在している場合に、攻撃力が125または120の自分妖怪は攻撃力が40上がる。場に般若が存在している場合は、般若の攻撃力は70上がる。
解説:むかし賀茂の大路をおぼろ夜に車のきしる音しけり。出てみれば異形のもの也。牛車の後ろに顔がついた牛車の妖怪。源氏物語では、六条御息所は賀茂祭で葵の上に牛車の場所取りで負けて、恨みを抱いて般若となった。このような車争の遺恨が朧車という妖怪になったと言われている。
』アマテラスカード
紅葉狩は能の『紅葉狩り』、朧車は源氏物語でしょう。
朧車は女性の嫉妬と関係している妖怪なので、女性の妖怪の標準である攻撃力120と、玉藻前などの有名な妖怪の攻撃力125を掻き立てるような効果にしました。
紅葉狩は戸隠山の鬼神で、手力雄神が天岩戸をここまで投げ飛ばしたことから戸隠山というそうです。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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