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TRPG制作日記(420) 雨降小僧と日和坊(雨の妖怪と晴れの妖怪)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです。

現在、登場する妖怪を設計しています。

C083
カード名:雨降小僧[あめふりこぞう]
攻撃力:20
効果:この妖怪が場合に存在している場合に、自分あるいは相手の妖怪は攻撃力が50上がり効果では破壊されない。また、自分のターン終了時に発動する。六面ダイスを一回振り4以下ならば、この妖怪は墓地に送られる。また、この妖怪は日和坊が場に存在している場合は召喚できない。
解説:雨のかみを雨師といふ。雨ふり小僧といへるものは、めしつかはるる侍童にや。雨師に仕える雨の妖怪。頭に和傘を被り、片手に提灯を提げた姿で描かれる。昔、狐が雨降小僧に、「魚を供えます。娘の嫁入りをするので雨を降らせてください」と頼んだ。雨降小僧が提灯を振ると、雨が降り出したと言われている。【雨を降らせる】


C084
カード名:日和坊[ひよりぼう]
攻撃力:20
効果:この妖怪が場合に存在している場合に、自分あるいは相手の妖怪は妖怪を攻撃力を変化させる効果を発動できない。また、自分のターン終了時に発動する。六面ダイスを一回振り4以下ならば、この妖怪は墓地に送られる。また、この妖怪は日和坊が場に存在している場合は召喚できない。
解説:常州の深山にあるよし。雨天の節は影見えず。日和なれば形あらわるると云。晴れの日にのみ現れる山の妖怪。悪事を働くことなく、土地の人は日和坊を見て天気を判断したと言われている。また、女性達は紙で「てるてる法師」を制作して、日和坊を祭ることで晴れを祈ったからである。【晴れにする】

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG

妖怪の火は陰火で、雨で燃え上がるようなので、雨降小僧は敵味方関係なく攻撃力が上昇して、同時に効果破壊への耐性を与えました。

また、日和坊は雨が降るのを防ぐので、逆に攻撃力変化を起こさない効果にしました。

日和坊は、魃の仲間と考えられています。


C056
カード名:魃[ひでりがみ]
攻撃力:145
効果:自分の戦闘前フェイズに発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、相手の場に存在するすべての妖怪の攻撃力を150下げて0になると破壊する。この効果を発動したこの妖怪は手札に戻る。また、この妖怪の攻撃宣言時に必ず発動する。六面ダイスを一回振り3以上ならば、戦闘相手の妖怪を破壊する。
解説:一名を旱母といふ。もろこし剛山にすめり。人の顔に獣の身体をした、手一本で足一本の風のように走り抜ける山の神。この神が現れると雨が降らなくなり、旱魃により農作物は全滅する。正体は中国神話に登場する黄帝の娘であり、神々の争いの結果、力を失い地上に残されたと言われている。【晴れにする】【干魃を起こす】【戦闘+6】

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG


鳥山石燕の画集には、「てるてる法師」という女子が制作する人形が出ているので、おそらく現在のてるてる坊主は、是がベースになったものと思われます。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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