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TRPG制作日記(115) シナリオ計画

現在制作している『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、参加者がゲームマスターとプレイヤーに別れて、ゲームマスターが物語を語りプレイヤーがその物語の登場人物を演じる遊びです。ゲームマスターはシナリオを読んで物語を進行して、プレイヤーはキャラクターシートを読みながらキャラクターを演じます。

TRPGの目的とはゲームマスターとプレイヤーが協力して、一つの物語を完成させることです。


TRPGは参加者以外に三つの道具が必要です。ルールブックとシナリオとキャラクターシートです。

普通、多くのTRPGではキャラクターシートはプレイヤーが制作しますが、このTRPGでは既製のキャラクターシートがシナリオに付録しています。この点はTRPGよりもマーダーミステリーに近いです。

プレイヤーはすでに存在しているキャラクターを選んで、そのキャラクターを演じることでロールプレイに集中できます。


以前、制作中のシナリオとして『八岐大蛇の静かな森で』について紹介しましたが、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG全般のシナリオの制作の方向については大きく変えていこうと考えています。


これまではシナリオと既製キャラクターシートをセットにしたものを提供するように計画していましたが、もちろん、それ自体には変更はないのですがこれからは次の三つの系統でシナリオを考えて行きたいと思っています。

(1)キャラクターシナリオ

(2)モノプレイシナリオ

(3)キャンペーンシナリオ


試作ルールブックに付録する「八岐大蛇の静かな森で」は、(2)のモノプレイシナリオに該当します。

このモノプレイシナリオは、秘された記録を盗んだ安倍晴明を捕まえるシナリオです。八岐大蛇や安倍晴明など他のシナリオでも登場することが想定されているキャラクターが登場しますが、基本的にはこのシナリオ一本で続編は想定していません。

また、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGのモノプレイシナリオはこれまでの計画通りに既製キャラクターシートをきちんと準備しておこうと考えています。

初心者が一番始めに挑戦するシナリオ、それを目指してモノプレイシナリオは制作していく予定です。


(3)のキャンペーンシナリオは上級者向けを想定しています。

このキャンペーンシナリオは従来のTRPGと同じで、プレイヤーが自分でキャラクターを制作して多くのシナリオをこなしながら、アマテラスカードゲームのランク10を目指します。

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGはTCG体験型TRPGです。そのためカードを集めることにより、キャラクターの対戦能力は高まっていきます。

キャンペーンシナリオでは、多くのシナリオをこなしながらカードを集めてランクを上げていきます。

自分で創作したキャラクターを、複数のシナリオを攻略することで自分で育てていく。

そして、最後は最強の七福神である布袋尊との対戦を目指します。


『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGの目玉として計画しているのが(1)のキャラクターシナリオです。

キャラクターシナリオは、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』の主人公である二条陽子になってアマテラスワールドの謎を解いていきます。

キャンペーンシナリオに似ていますが、どちらかといえばモノプレイシナリオの集まりに近い一連のシナリオです。


モノプレイシナリオには既製キャラクターシートが付録しており、キャンペーンシナリオには既製キャラクターシートは存在しません。

しかし、キャラクターシナリオは既製キャラクターシートが付録していて本当に大きな映画を撮影するように複数のシナリオを攻略していきます。

いくつのシナリオになるか分かりませんが、陽子が仮想世界アマテラスワールドに初めて接続してから、そして最後の布袋尊との戦いまでのすべてをシナリオにしたいと思っています。


キャラクターシートには能力値がありますが、二条陽子の能力値のほとんどは最高値なので、このキャラクターシナリオは強力な既製キャラクターを使用するキャンペーンシナリオと考えることもできます。その点では初心者向けでもあります。

また、物語の登場人物になるという点において、キャラクターシナリオは悪役令嬢転生にきわめて近いゲームです。


『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGの方針として、キャラクターを楽しむという点を強調していきたいと思っています。

キャラクターシナリオだけではなくて、モノプレイシナリオの既製キャラクターも本格的に力を入れて制作したいと思います。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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