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TRPG制作日記(425) 土蜘蛛、比々(天皇に逆らった妖怪と迎えた妖怪)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです。

現在、登場する妖怪を制作中です。

C095
カード名:土蜘蛛[つちぐも]
攻撃力:135
効果:自分の戦闘前フェイズに発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、すべての相手妖怪は効果が無効になる。また、この妖怪が場に存在している場合に、自分あるいは相手妖怪の召喚成功時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、召喚された妖怪の効果を無効にする。また、この妖怪の戦闘中に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、この妖怪は戦闘終了まで雲になり戦闘では破壊されない。
解説:源頼光土蜘蛛を退治し給ひし事、児女のしる所也。神武天皇に滅ぼされた土蜘蛛族の怨念が妖怪になった蜘蛛の妖怪。病に伏せる源頼光の枕元に法師が現れた。法師は古歌を詠むと、巨大な蜘蛛になったが頼光に斬られた。家臣の独武者は血を辿り、葛城山で土蜘蛛を討伐した。【雲霧になる】【法師に化ける】【糸で拘束する】【戦闘+4】


C096
カード名:比々[ひひ]
攻撃力:115
効果:この妖怪は効果では破壊されず、相手の効果で攻撃力が変化せず、この妖怪の攻撃宣言時に相手は効果を発動できない。また、自分の戦闘前フェイズに相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪を破壊する。また、自分の場に存在する絡新婦、玉藻前、紅葉狩あるいは攻撃力が120の妖怪一体を破壊して発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪のカード名を「猿神」、攻撃力を150にして、仲間の手札から妖怪二体を選択して召喚する。
解説:ひひは山中にすむ獣にして、猛獣をとりくらう事、鷹の小鳥をとるがごとしといへり。人を見ると笑う獣の妖怪。凶暴で走るのが速く、言葉を話し、未来を予知する能力があると言われている。昔、猿神に若い女性を生け贄に捧げる風習があったが、東国から来た猟師により猿神は討伐されたと伝承されている。【未来予知】【大勢の小猿を呼び出して命令する】【戦闘+3】

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG

土蜘蛛族は天皇に抵抗した民族で、猿神は日吉神の使者で太陽を迎える者とされています(日本書紀で、天孫降臨において太陽神天照大神の孫を迎えたのは猿田彦でした)。

土蜘蛛は糸で相手を絡めるように、効果を無効にします。

また、雲になるようなので、ぎりぎりで雲になり戦闘破壊を回避する能力も与えました(攻撃宣言時の効果処理の後で、発動できます)。


比々は相手をすばやく食べるような効果破壊を与えました。

また、未来予知があるので相手の効果破壊を回避する能力、足が速いので攻撃宣言時に相手に効果を発動させない効果、そして心を読めるので同じ攻撃力の相手を一方的に破壊します。

野蛮な国つ神として、女性を生け贄に捧げると、天孫を迎えたように手札から妖怪を招くことができます(討伐されるときに、猿神が小猿を引き連れていた伝承もあります)。


土蜘蛛が異常に強く、糸を回避しないかぎりは突破は困難です。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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