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TRPG制作日記(455) 夜啼石、芭蕉精、硯の魂(ものに宿る妖怪)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです。

現在、登場する妖怪の設定を行っています。

C143
カード名:夜啼石[よなきのいし]
攻撃力:120
効果:この妖怪は自分の場に存在している場合に攻撃力は35になる。また、自分の戦闘前フェイズに一度だけ自分の手札に存在する妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪を召喚する。この効果で召喚された妖怪の攻撃力が60以下の場合は、召喚された妖怪に飴を与えて攻撃力を100上げる。飴を与えられた妖怪は効果では破壊されず、相手の効果では攻撃力は変化しない。
解説:遠州佐夜の中山にあり。むかし孕婦この所にて盗賊のために害せられ、子は胎胞の内に恙なく、幸に成長してその讎を報いしとかや。殺された女性の霊が石に宿り、夜になると泣き続ける石の妖怪。昔、子供を孕んだ女性が盗賊に襲われて殺されたが、子供は無事で観世音菩薩と僧侶に飴で育てられた。後に、子供は成長して刀鍛冶になり敵討ちをしたと言われている。【飴を与える(交渉+3)】


C144
カード名:芭蕉精[ばしょうのせい]
攻撃力:80
効果:自分の戦闘前フェイズに一度だけ、攻撃力が95以下の相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、対象の妖怪の効果を得る。また、相手の場に存在している絡新婦、玉藻前、紅葉狩あるいは元々の攻撃力が120の相手妖怪による攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃宣言した妖怪を破壊して自分の手札から妖怪一体を選択して召喚する。
解説:もろこしにて芭蕉の精人と化して物語せしことあり。今の謡物はこれによりて作れるとぞ。芭蕉が化けた植物の妖怪。謡曲『芭蕉』は、中国の芭蕉が人に化ける説話から生まれた。沖縄では、芭蕉精は女性に妖怪を孕ませると信じられているので、女性が夜の芭蕉の森を通ることは戒められていたと言われている。【美しい男性に化ける】【交渉+2】


C145
カード名:硯の魂[すずりのたましい]
攻撃力:30
効果:自分あるいは相手の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、自分と相手は手札に存在している妖怪をすべて墓地に送る。手札の妖怪を墓地に送った後で、自分は自分の墓地から妖怪を三体まで選択して召喚して、相手も相手の墓地から妖怪を三体まで相手が選択して召喚する。
解説:ある人赤間が関の石硯をたくはへて文房の一友とす。ひと日平家物語をよみさして、とろとろと居ねぶるうち、案頭の硯の海の波さかだちて、源平のたたかひ今みるごとくあらはれしとかや。平家の怨念が宿った硯の妖怪。壇ノ浦で滅亡した平家の怨念が、赤間が関で生産された硯に宿り平家物語を語ると言われている。【平家物語を語る】

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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