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TRPG制作日記(372) あやかしと船幽霊、海の妖怪

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGを開発しています。今日は海の妖怪です。

と川の妖怪です。

アマテラスカード『

C130
カード名:岸涯小僧[がんぎこぞう]
攻撃力:60
効果:この妖怪の召喚成功時に発動する。相手の手札に存在する攻撃力50以下の妖怪をすべて破壊する。手札で破壊された妖怪は墓地に送られる。
解説:岸涯小僧は川辺に居て魚をとりくらふ。その歯の利き事やすりの如し。雁木鑢のような歯を持つ川辺の妖怪。魚を噛み砕いて食べると言われている。古典、伝承に記述がないことから鳥山石燕の創作と思われている。

C131
カード名:あやかし[あやかし]
攻撃力:140
効果:自分の戦闘前フェイズに発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、相手の場に存在するすべての妖怪の攻撃力を50下げて、もう一度六面ダイスを振る。以上の行為を六面ダイスの結果が2以下になるまで続ける。六面ダイスの結果が2以下ならば、この効果で振った六面ダイスの回数が3以上の場合に、相手の場に存在するすべての妖怪を墓地に送る。
解説:西国の海上に船のかかり居る時、ながきもの船をこえて二三日もやまざる事あり。油の出る事おびただし。船を沈める海の妖怪。イクチと呼ばれる長い海蛇は、船に入り通り過ぎるまで二日、三日も必要とする。その間に油を出すので、船員は船が沈まないように油を汲み出す必要がある。

C079
カード名:船幽霊[ふなゆうれい]
攻撃力:100
効果:自分の戦闘前フェイズに発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、もう一度六面ダイスを振る。以上の行為を六面ダイスの結果が2以下になるまで続ける。六面ダイスの結果が2以下ならば、この効果で振った六面ダイスの回数だけすべての相手妖怪の攻撃力を50下げて、0になった場合は墓地に送る。
解説:西国または北国にても、海上の風はげしく浪たかきときは、波の上に人のかたちのものおほくあらはれ、底なき柄杓にて水を汲事あり。水難事故で死んだ者が霊になり彷徨う海の妖怪。海で船と船人の姿で現れて、「柄杓をくれ」と要求して、柄杓を与えると船に海水を入れて沈めようとする。しかし、底のない柄杓を与えると海水を汲めないので諦めて消えると言われている。

』アマテラスカード

あやかしは怪獣系統の妖怪なので、攻撃力を高めに、しかし実際には船幽霊の方が効果は強力にしました。

六面ダイスを振ると、船幽霊は確実に50ダウン、あやかしは失敗する可能性があります。

船幽霊とあやかしは、海水と油の違いはありますが、どちらとも汲み出すことにより沈没を防ぐことができる似た妖怪です。


岸涯小僧は鳥山石燕の創作のようです。ただ、漫画などで登場することが多いので有名な妖怪です。

創作の妖怪が、怪談などを通して、まるで昔から実物として存在していたかのような妖怪になったようです。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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