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TRPG制作日記(369) 燃える妖怪

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGを開発しています。今日もカードを制作します。

今回は、焼身自殺に失敗した妖怪と、簑の妖怪です。


アマテラスカード『

C125
カード名:火前坊[かぜんぼう]
攻撃力:85
効果:この妖怪の召喚成功時に発動できる。この妖怪を破壊する。また、この妖怪が効果で破壊されて墓地に送られた時に発動する。この妖怪を攻撃力を30上げて、墓地から召喚する。
解説:鳥部山の烟たちのぼりて、龍門原上に骨をうづまんとする三昧の地よりあやしき形の出たれば、くはぜん坊とは名付たるならん。炎と煙に包まれた坊主の姿で描かれている死者の妖怪。鳥部山とは皇族や貴族の墓があった場所で、昔、往生を願う高僧が自分に火を点けて自殺していた。しかし、未練があり火前坊になったと言われている。

C126
カード名:簑火[みのび]
攻撃力:30
効果:この妖怪を戦闘で破壊した妖怪は破壊される。また、この妖怪が効果で破壊された時に発動する。六面ダイスを一回振り3以上ならば、相手妖怪一体を選択して破壊する。
解説:田舎道などによなよな火のみゆるは多くは狐火なり。この雨にきみたみのの嶋とよみし簑より火の出でしは陰中の陽気か。昔、雨の降る夜に、琵琶湖の船員の簑に蛍の光のような火が付いた。これは簑火で、払い落とそうとしたら燃え上がり、簑を脱ぐと助かると言われている。耕作に苦しむ百姓の臑の火という説がある。

』アマテラスカード

火前坊がお金持ちの僧侶で、おそらく豊かすぎて未練のために火の妖怪になったのと対照的に、簑火は貧しい農民が未練のために火の妖怪になったもののようです。

死ぬことができない火前坊なので、何度も甦るようにしました。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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