TRPG制作日記（338）　炎に包まれた車輪の妖怪

世の中には、見るだけで死を招く妖怪がいます。

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGに登場する妖怪たちを制作しています。

今日は、片輪車と輪入道です。

アマテラスカード『

C074
カード名：片輪車［かたわぐるま］
攻撃力：１４０
効果：この妖怪が既に場に存在している場合に、他の妖怪が召喚された時に召喚された妖怪を対象に何度でも発動する。この妖怪と対象の妖怪以外の妖怪をすべて破壊する。ターン終了時に発動する。この妖怪を場から墓地に送り、手札、デッキ、墓地から輪入道を召喚する。この時に、六面ダイスを一回振り２以下ならば、このターンに破壊された妖怪を墓地からすべて召喚する。片輪車と輪入道は同時に場に存在できない。
解説：炎に包まれた牛車の車輪に女を乗せた炎の妖怪。昔、近江国甲賀郡に、夜になると大路に車がきしる音がした。女性が興味本位で戸の隙間から見ると、「我見るよりも我が子を見よ」と言って、女性が自分の子を探したが見つからなかった。「つみとがはわれにこそあれ小車のやるかたわかぬ子をばかくしそ」と女性が嘆くと、あなたは優しい人なので子を返します、と片輪車は子を返して、そのまま村から消えたそうだ。

C075
カード名：輪入道［わにゅうどう］
攻撃力：１４０
効果：自分の戦闘前フェイズに火族妖怪一体を対象に何度でも発動できる。対象の妖怪を破壊する。この妖怪が戦闘を行う攻撃宣言時に活動できる。六面ダイスを一回振り４以上ならば、この妖怪と戦闘相手の妖怪以外をすべて破壊する。ターン終了時に発動する。この妖怪を場から墓地に送り、手札、デッキ、墓地から片輪車を召喚する。輪入道と片輪車は同時に場に存在できない。
解説：炎に包まれた牛車の車輪に男の顔が浮かんでいる炎の妖怪。輪入道を見た者は魂を失うと言われている。昔、夜になると京都に輪入道が現れた。女性が興味本位で戸の隙間から見ると、輪入道は足をくわえていて、「我見るより我が子を見よ」と言った。女性が自分の子を見ると、血まみれになり死んでいた。「此所勝母の里」と書いた紙を家の戸に貼ると輪入道は避けられると言われている。

』アマテラスカード

片輪車と輪入道、女性と男性の違いはありますが、同じ妖怪であることはほぼ確実なので、姿が変わるように互いに入れ替わるようにしました。

片輪車は、召喚された妖怪と自分以外をすべて破壊。

輪入道は、戦闘すると、戦闘とは関係ない妖怪をすべて破壊。

輪入道は、火車、

C022
カード名：火車［かしゃ］
攻撃力：１２５
効果：一ターンに一度、相手または自分の攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り４以上ならば、その攻撃を無効にする。この効果で攻撃を無効にされた妖怪は、効果を無効にされて攻撃宣言できない。また、自分の戦闘前フェイズに、墓地に「猫また」がいる場合に相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り４以上ならば、対象の妖怪を効果を無効にして攻撃力を０にする。
解説：罪を重ねた死者の亡骸を奪う仏教の妖怪。正体は猫またと言われている。葬式の時に大風雨が起こり棺桶が破壊されるのは、その死者が生前に多くの罪を重ねたため地獄の火車が迎えに来たからである。また、火車は地獄の使者ではなく極楽浄土の使者で、当人が来世を信じるかどうかで姿を変えるとも言われている。

と似た妖怪なので、動きを似せようと思っています。効果で破壊されると効果を発動する火族の妖怪を揃える予定です。

C018
カード名：叢原火［そうげんび］
攻撃力：４５
効果：「火車」による自分妖怪の攻撃宣言時に手札から発動できる。六面ダイスを一回振り４以上ならば、攻撃宣言した「火車」の攻撃力は戦闘終了まで倍になる。この効果を発動すると「火車」の効果は無効になる。
解説：洛外西院の南、壬生寺のほとりにあり。俗これを朱雀の宗源火といふ。盗みを働いた僧侶が仏罰により鬼火になった火の妖怪。炎に苦悶する僧侶の顔が浮かび、京都を彷徨っていたといわれている。

ちなみに、火車が仏教で、片輪車と輪入道が儒教です。

今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。