TRPG制作日記(433) 道成寺鐘、燈台鬼、泥田坊
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです。
現在、登場する妖怪を制作しています。
道成寺鐘、清姫は十三歳の少女で、自分が慕っていた先生が、幼い頃に冗談で「結婚して上げるよ」と言った台詞を本気にして、それが冗談だと分かって鬼になりました。
先生は鐘に隠れましたが、清姫は嘘を付かれた恨みで、鐘ごと炎で先生を溶かしました。
攻撃力100以上が上級妖怪、50から95が中級妖怪です。そして、上級妖怪が勝負を決める切り札になります。
妖怪は六面ダイスを数回振り、出た目により召喚できるかどうかが決まります(召喚権の獲得)。
そして、手札は、上級妖怪一枚、中級妖怪二枚、下級妖怪三枚の合計六枚を想定しています。
このTRPGの対戦では、上級妖怪は相手に決定的なダメージを与えることができるように起動効果を与えています。
起動効果とは、「自分の戦闘前フェイズに発動できる」という文章で始まる召喚してから自分の選択で起動する効果です。
起動効果以外の効果は、条件が整ったときに発動できる受け身の効果で、起動効果のみが条件ではなく起動宣言による発動します。
道成寺鐘は相手の妖怪を一体を「対象」に選択して、発動できます。発動すると相手は鐘に閉じ込められて、効果が無効になります。
そして、効果で破壊します。
妖怪には「効果で破壊されない」妖怪がいますが、道成寺鐘は鐘に相手を隠れさせて溶かすので、無意味です。
どのような効果を持つ相手も、確実に溶かします。
また、彼女は「効果では破壊されない」ので、相手による効果による破壊をものともせずに効果を発動します。
どのような相手も一体だけは息の根を止める強力な妖怪です。
燈台鬼は中国人に奴隷にされた日本人で、妖怪という設定ですが、実際はただ薬で言葉を失い動けなくなった人間です。
よって、効果を考えるのが難しい妖怪でした。
最終的には、まず動けないので攻撃宣言できない妖怪として、そして可哀想な妖怪なので上級妖怪が攻撃を躊躇う効果にしました。
カードとしては、強力で、相手の上級妖怪の動きを封じます。また、攻撃力が75なので、中級妖怪としても強い方です。
中級の目安としては、動物が攻撃力が60。
人間系が攻撃力70。
河童などの中型妖怪が攻撃力80です。
燈台鬼は人間で、しかし遣唐使に選ばれるエリートで、しかも中国関連の人物なので攻撃力を+5で75にしました(妖怪世界では、野蛮な現地人は討伐対象で、異文化をもたらす大陸系は敬意の対象です)。
泥田坊は田を奪われて恨みを持っている妖怪です。
よって、仲間を狩られると怒りで攻撃力が20上がり、逆に相手を破壊して仲間を取り返すと、満足して攻撃力が20下がります。
攻撃力は、河童と同等の80です。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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