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TRPG制作日記(222) ルールブック第二章のアマテラスワールド

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、宇宙都市で暮らす高校生が仮想世界でカードゲームで対戦する遊戯です。参加者はゲームマスターとプレイヤーに別れて、ゲームマスターがシナリオを読み進行を行い、プレイヤーはカードプレイヤーを担当します。

必要となるのは、ルールブック、シナリオ、キャタクターシートです。

現在、ルールブックの第二章「世界観」を制作中です。

第二章の目次は以下を計画しています。

第2章 世界観
  1節 二十二世紀の日本
  2節 宇宙都市と仮想世界
  3節 アマテラスワールド
  4節 カードプレイヤー
  5節 神仏と妖怪、人間達
  6節 七福神と管理者
  7節 日本皇国と秘された記録

第五節の「案内役の妖怪たち」は案内役の解説ではなくて、アマテラスワールドで暮らす妖怪たちの解説に変更しました。

今日は、第三節を制作していきます。

以下、本文です。

ルールブック第二章『

アマテラスワールド

 アマテラスワールドは第二種の仮想世界である。第二種であるために、この仮想世界は純粋な汎用人工知能達の住処ではなく、遊戯用仮想世界として、アマテラスカードゲームを行う場として構築されている。アマテラスワールドに始めて接続した高校生やその他の宇宙都市の住人は、案内役と呼ばれる妖怪達から説明を受ける。ここで彼等はアマテラスワールドの仕組みや、アマテラスカードゲームの簡単なルールを教えて貰い、それからアマテラスワールドに接続する。アマテラスワールドは娯楽用仮想世界だが、元々は異世界型の仮想世界だったので、アマテラスカードゲームとは無関係な神仏や妖怪、人間達も暮らしており自分達の生活を営んでいる。彼等にとっては、宇宙都市から来る人間達は宇宙人のような存在である。宇宙都市から来た人々は、アマテラスカードゲームを行う人々ということでカードプレイヤーと呼ばれる。そして、カードプレイヤーの安全は管理者により守られている。
 アマテラスワールドは八惑星連邦をそのまま小さくしたような世界で、七福神という最高管理者により運営されている。七福神は七人の汎用人工知能であり、彼等の名前を列挙すると、大黒天、毘沙門天、弁財天、恵比寿、寿老人と福禄寿、布袋尊である。七福神はアマテラスワールドの原住民から管理者と案内役を選び、彼等に権限を与えることでアマテラスワールドを運営している。管理者として有名なのは、ぬらりひょん、玉藻前、酒呑童子などの妖怪達であり、彼等は自分達の屋敷や村を持ち、管理者としてだけではなく屋敷主や地域の長としても活動している。また、アマテラスカードゲームに関係する多くの行事を主催するのも彼等の役割である。管理者は七福神から管理者権限を授けられていているため、アマテラスワールドでは最強の存在である。しかし、七福神と管理者に否定的な勢力もアマテラスワールドには存在する。七福神と管理者に敵対する最大の勢力は護国主義者である。護国主義者の指導者達は、アマテラスワールドの住人ではなく他の仮想世界や宇宙都市から来た人工知能もいる。特に危険だとされているのは、日本皇国からある目的で来た活動家である。
 案内役は管理者に比べると権限が制限されているが、それでも七福神から制限された管理者権限を与えられた特別な存在である。案内役の役割は、宇宙都市から来たカードプレイヤーにアマテラスカードゲームの楽しみを教えて、彼等がアマテラスワールドに暮らす原住民と仲良く過ごせるように調整することである。カードプレイヤー達にとっては案内役は最も頼りになる存在であり、特に高校生は案内役の助言に助けられながらアマテラスワールドで対戦と観光を楽しむことになる。管理者が有力者であるのとは対照的に、案内役は普通の妖怪が選ばれることが多い。案内役は普通の住人であり、カードプレイヤーを案内するために雇われている労働者である。アマテラスワールドでは一族や村から案内役を出すことは名誉だとされており、若い妖怪たちには人気の職業である。案内役は特定の管理者の下で働いているのではなく、七福神の直属の部下であり、そのため管理者と権限が衝突することもある。衝突が起きたときには必ずしも管理者の権限が案内役に優先するわけではなく、宇宙都市の法で守られた住人を接待しているという理由で、案内役が主張が通るときもある。

』ルールブック第二章

目次の変更の理由は、ここで案内役について解説するのが自然だと判断したからです。

アマテラスワールドの組織は、七福神がいて、彼等の部下として管理者と案内役がいる状況です。運営とユーザーに別れており、その点ではこの世界は議会制民主主義(共和主義)ではありません。

また、敵役となる護国主義者に関しても触れておくことにしました。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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