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TRPG制作日記(424) 貉、野衾、野槌(動物と植物の妖怪)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです。

現在、登場する妖怪を制作しています。

C092
カード名:貉[むじな]
攻撃力:60
効果:自分の戦闘前フェイズに攻撃力が95以下の相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、対象の妖怪の効果を得る。また、自分あるいは相手妖怪が攻撃力が120以下の妖怪に攻撃宣言した時に発動できる(この妖怪以外が攻撃宣言をした場合を含む)。六面ダイスを一回振り3以上であれば、この妖怪の攻撃力は攻撃宣言した妖怪と同じ攻撃力になる。また、この妖怪は自分と同じ攻撃力の妖怪との戦闘では破壊されない。
解説:貉の化る事をさをさ狐狸におとらず。人を化かすのが特異な貉の妖怪。古寺に暮らしていた貉は僧侶に化けて六年間も働いていたが、誰も彼の正体が貉であることに気がつかなかった。しかし、食後に気持ち良くなり寝てしまい、尻尾を出したことで貉であることが発覚したと言われている。【変化(誰にでも自由に化けることができて、見破ることは非常に困難)】【交渉+2】


C093
カード名:野衾[のぶすま]
攻撃力:60
効果:相手の攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、宣言された攻撃は無効になり、攻撃宣言した妖怪は再び攻撃宣言できなくなる。また、自分のターン終了時に発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、この妖怪のカード名を「百々爺」、攻撃力を110にして、相手妖怪による攻撃宣言時に戦闘相手の妖怪の攻撃力を50下げる効果を得る。4あるいは3ならば、この妖怪のカード名を「山地乳」、攻撃力を110にして、相手妖怪の攻撃宣言時に戦闘相手の妖怪の攻撃力を20下げて、この妖怪の攻撃力を20上げる効果を得る。2以下ならば、この妖怪を手札に戻す。
解説:野衾は鼯(むささび)の事なり。形蝙蝠に似て、毛生えて翅も即肉なり。四の足あれども短く爪長くして、木の実をも喰ひ、又は火焰をもくへり。通行を妨害する塗壁として現れるムササビの妖怪。また、炎を食べて、猫の血を吸い、年を経ると百々爺や山地乳になると言われている。【炎を食べる】【猫の血を吸う】【通行を妨害する】


C094
カード名:野槌[のづち]
攻撃力:80
効果:攻撃力が50以下の妖怪が効果を発動した時に必ず発動する。六面ダイスを一回振り3以上ならば、発動された効果を無効にして効果を発動した妖怪を破壊して、この妖怪の攻撃力を30上げる。また、この妖怪の攻撃力が150を超えた瞬間に発動する。この妖怪を破壊する。
解説:野槌は草木の霊をいふ。野の霊を意味している草木の妖怪。日本書紀には、草野姫の別称という記述がある。沙石集によると、徳のない僧侶が目も鼻もない柄のない槌の姿の妖怪に生まれ変わると記述されている。兎などの小動物を食べて、人間の足に噛みつくことはあるが、坂を登るのは苦手だと言われている。【噛みつく】【戦闘+2】

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG


貉は狐や狸よりも化けるのが上手らしいので、効果を模倣するだけではなくて攻撃力も模倣する力を与えました。

ただ、120以下に制限しています。


野衾は、他の動物妖怪とは異なり、化ける能力があるという伝承は残されていません。ただ、百々爺という老人に化けている、あるいは山地乳という男に化けているという解釈はできます。

しかし、原則として変化は聞かないので、動物妖怪の共通効果である相手の効果を模倣する効果は削除しました。

塗り壁として活躍して、ターン終了時に進化できる可能性がある妖怪として設定しました。


野槌は欲深い僧侶の霊という設定を生かして、効果を発動した下級妖怪を食べて食べ過ぎて死ぬ妖怪にしました。


野衾が中級妖怪に容易に突破されるので弱いですが、百々爺は場に野衾がいると召喚できるように設定して、上級妖怪の召喚のサポートとして活躍することを想定しています。



今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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