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TRPG制作日記(381) 玉藻前、九尾の狐に殺生石、天皇を狙った驚異の妖怪

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪を召喚しながら事件を解決していくゲームです。

今日は、玉藻前と殺生石です。

アマテラスカード『

C064
カード名:玉藻前[たまものまえ]
攻撃力:125
効果:自分の戦闘前フェイズに相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪のカード名を「九尾の狐」に、攻撃力を150にして対象の妖怪を破壊する。また、カード名が「九尾の狐」のこの妖怪が攻撃宣言した時に発動する。相手の場に存在する攻撃力120以下の妖怪をすべて破壊して、この妖怪の攻撃力を15上げる。また、カード名が「玉藻前」のこの妖怪の戦闘中に、自分妖怪一体を破壊して自由に発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、戦闘終了まで、この妖怪の攻撃力を200上げる。
解説:瑯邪代酔に古今事物考を引て云、商の妲己は狐の精なりと云々。その精本朝にわたりて玉藻前となり、帝王のおそばをけがせしとなん。殷を滅ぼし、日本で天皇を誘惑した淫声美色の女性の妖怪。正体は九尾の狐。安倍泰成に正体を見破られて逃亡、最後は那須野原で討伐され殺生石となった。

C139
カード名:殺生石[せっしょうせき]
攻撃力:140
効果:自分の戦闘前フェイズ開始時に発動する。この妖怪を墓地に送る。また、自分の場の玉藻前、九尾の狐が場から離れた時に発動できる。この妖怪を墓地から召喚して、この妖怪以外の妖怪の攻撃力を100下げて、0になれば破壊して、破壊した妖怪の数だけこの妖怪の攻撃力を20上げる。また、この妖怪が破壊された時に発動する。六面ダイスを一回振り4以上ならば、場の妖怪をすべて破壊する
解説:殺生石は下野国那須野にあり。老狐の化する所にして、鳥獣これに触れば皆死す。毒を吐き周囲の生物を殺す石の妖怪。安倍泰成に正体を見破られた玉藻前は、九尾の狐になり逃亡したが、討伐されて殺生石になった。しかし、殺生石になっても毒を吐き続けたので応永二年、源翁和尚に破壊された。

』アマテラスカード

玉藻前は保元・平治の乱で有名な藤原得子がモデルとなっているといわれる妖怪で、その正体は中国の九尾の狐、妲己で、安倍泰成に正体を見破られて逃げたと言われています。

もともと、玉藻前と九尾の狐は別の妖怪として別ける予定でしたが、九尾の狐を玉藻前に内蔵しました。


効果で相手を破壊できて、実質、攻撃力が165以上(攻撃力が150が普通の妖怪の最高値)。しかも、相手の補助妖怪を攻撃宣言時にすべて破壊。

また、攻撃力が125の玉藻前として、他の妖怪からのサポートを得ることができる。

特に、同じデッキに殺生石がある場合には、破壊されてもむしろ強力になって戦線を維持できる。


という、ほぼ『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGにおける最強の妖怪として設定しました。


もともと、九尾の狐は女媧という中国の神の家来で、殷を滅ぼすのに貢献した実績もあるので、優遇しています。

しかも、藤原得子は、保元平治の乱で清盛に権力を与えて、源氏を鎌倉に追いやることで幕府の時代を生み出した人物なので、中国の妲己と共に注目するべき人物です。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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