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TRPG制作日記(341) 海、川、街、人を誘い込む妖怪たち

妖怪には、相手を油断させて殺してしまう恐ろしい妖怪がいます。


現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGを制作中です。このTRPGにはカードゲームの要素があり、現在、そのカードの妖怪を制作しています。

カードゲームとしてのルールは以下です。

■ルール23(対戦プレイ) 対戦の参加者が決まり、ゲームマスターが「対戦を始めます」と宣言すると対戦プレイが開始される。対戦は複数回のゲームで行われる。対戦者は二つのチームに分かれてゲームを行い、先に対戦の勝利条件を満たすために競う(原則としては、先に二回ゲームを制したチームが対戦に勝利する)。対戦にはカードプレイヤーだけでなく案内役やNPCも対戦者として参加できる。

■ルール24(ゲーム) ゲームを始める前にターンの順番を決める。六面ダイスを二回振り、合計値が大きい順に先行になる(この試行を順番が決まるまで行う)。順番が決まるとゲームを開始して、対戦者は自分デッキのカードをすべて手札に加える。攻撃を受けた対戦者はゲームを退場して、自分のチーム以外の対戦者をすべてゲームから退場させたチームがゲームを制する。

■ルール25(ターン) ターンは開始フェイズ、戦闘前フェイズ、戦闘フェイズの三段階が存在する。開始フェイズでは場と墓地の自分妖怪を手札に加え、六面ダイスを技術の数値だけ振り、出た目のカードの召喚権を得る。戦闘前フェイズでは召喚権を得たカードを自分場に妖怪として召喚できる。戦闘フェイズでは戦闘を行うことができる。すべてのゲームで先攻一ターン目は戦闘フェイズが行われない。フェイズ終了、またはターン終了はターン担当者が宣言しなくてはならない。

■ルール26(戦闘) 戦闘フェイズでは、ターン担当者は自分妖怪一体を選択して相手妖怪一体に攻撃宣言ができる。攻撃宣言が行われると選択された妖怪による戦闘が開始される。戦闘では互いの妖怪の攻撃力が比較されて攻撃力が高い妖怪が低い妖怪を破壊する。攻撃力が同じ場合は両方の妖怪が破壊される。破壊された妖怪は墓地に送られる。相手場に妖怪がいないときは相手対戦者に攻撃して戦闘ダメージを与えられる。一ターンに同じ妖怪で何度も攻撃宣言をすることができる。

■ルール27(効果処理) カード効果には起動効果、誘発効果、永続効果が存在する。起動効果は戦闘前フェイズに発動できる。誘発効果は条件を満たしたときに発動できたり、強制的に発動したりする。永続効果は発動を伴わずに効果処理を行う。効果が発動した時に別の効果を重ねて発動することができるが、この場合は後から発動した効果を先に処理する(発動の優先権は相手対戦者にある)。対戦者は戦闘ダメージだけでなく、効果ダメージを受けた場合も退場する。

■ルール28(対戦の勝敗) ゲームマスターは対戦が始まるまでに対戦の勝利条件を参加者に伝えておく。対戦の勝者が決まるとゲームマスターは対戦プレイの終了を宣言して、対戦プレイを終了して通常プレイに戻る。勝利したチームのすべての対戦者は対戦に勝利する。

今日は、船幽霊、川赤子、古山茶の霊です。

アマテラスカード『

C079
カード名:船幽霊[ふなゆうれい]
攻撃力:100
効果:自分の戦闘前フェイズに相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、もう一度六面ダイスを振る。六面ダイスの結果が2以下ならば、この効果で振った六面ダイスの回数だけ対象の妖怪の攻撃力を50下げ、0になった場合は対象の妖怪を墓地に送る。
解説:西国または北国にても、海上の風はげしく浪たかきときは、波の上に人のかたちのものおほくあらはれ、底なき柄杓にて水を汲事あり。水難事故で死んだ者が霊になり彷徨う海の妖怪。海で船と船人の姿で現れて、「柄杓をくれ」と要求して、柄杓を与えると船に海水を入れて沈めようとする。しかし、底のない柄杓を与えると海水を汲めないので諦めて消えると言われている。

C080
カード名:川赤子[かわあかご]
攻撃力:30
効果:相手の攻撃宣言時に手札から墓地に捨てて発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃宣言した妖怪を墓地に送る。また、この妖怪は召喚成功時に場から墓地に送られて効果を発動する。手札から河童族一体を召喚する。
解説:山川のもずくのうちに、赤子のかたちしたるものあり。川太郎、河童の仲間と思われている水の妖怪。沼や池で赤子が泣く声がして、助けようとすると沼や池に落ちると言われている。声だけの妖怪で、その姿を見ることはない。

C081
カード名:古山茶の霊[ふるつばきのれい]
攻撃力:100
効果:自分の戦闘前フェイズに相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪を蜂にする。蜂になった妖怪は効果が無効にされて、攻撃力は20になる。また、ターン終了時に発動する。蜂になった妖怪を破壊して、破壊に成功した場合はこの妖怪の攻撃力を50上げる。
解説:ふる山茶の精怪しき形と化して、人をたぶらかす事ありとぞ。年を経た椿に精霊が宿った木の妖怪。昔、二人の商人が歩いていると、美しい女性が来て、片方の商人と楽しげに話を始めた。しらばくすると、女性は片方の商人に息を吹きかけて蜂にして、蜂にされた商人は女性の周りを飛び回った。女性は椿の中に消えて、蜂は椿の花に入り、蜂にされなかった商人が椿の花を調べると中で蜂は死んでいた。


』アマテラスカード

船幽霊は、柄杓で水を入れて相手の攻撃力を落とし、そのまま沈めます。

川赤子は相手が攻撃してくるときに、泣き声で惑わして、そのまま池に引きずり込み墓地に送ります。

古山茶の霊は、相手を蜂にして、食べて栄養にします。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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