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TRPG制作日記(404) 赤舌、ぬっぺっぽう(水の妖怪)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、プレイヤーが妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです。

現在、登場する妖怪の制作を行っています。

C049
カード名:赤舌[あかした]
攻撃力:130
効果:自分の戦闘前フェイズに発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪が場に存在している場合は相手妖怪は効果を発動できない。2以下ならば、この妖怪以外の場に存在している自分妖怪はすべて墓地に送られる。
解説:陰陽道に起源がある水の妖怪。暦注には赤舌神が支配する赤口日があり、凶日とされている。鳥山石燕は赤舌を毛深い顔に爪、水門を守る妖怪として描いている。赤は垢として水や穢れを現しており、舌は「舌は是れ災いの門」というように門を現していると解釈できる。赤舌の口が開いている間は、吉事に恵まれない。【水を塞き止める】【洪水を起こす】【戦闘+3】


C050
カード名:ぬっぺっぽう[ぬっぺっぽう]
攻撃力:80
効果:相手の攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、相手妖怪の攻撃を無効にして攻撃宣言した妖怪を手札に戻す。また、この妖怪が戦闘で破壊された時に発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、破壊を無効にして、この妖怪のカード名は「貉」になり攻撃力は60になる。
解説:目も鼻も口もない肉塊の妖怪。昔、男が堀で釣りをしていると良く釣れた。夕暮れに帰ろうとすると、「置いてけ」と声が聞こえたので男は蕎麦屋まで逃げた。蕎麦屋の主人に話をして見ると、主人は目も口もなかった。男は家まで逃げて、妻に目も口もない蕎麦屋の主人の話をすると、振り向いた妻には目も口もなかった。魚は消えていた。【相手を驚かせて逃亡させる】

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG

赤舌は赤舌神をベースに鳥山石燕が考えた妖怪という水木しげるの解釈を採用しています。そのため、六面ダイスを振って相手か自分が不幸になります。

ぬっぺっぽうは扱いの難しい妖怪で、実際に、中国には肉を食べることで良いことが起こる「封」という妖怪がいるようです。しかし、のっぺら坊の仲間とされることがあります。

今回は、置いてけぼりの妖怪にしました。正体は貉で、人を驚かせて逃亡させる効果を与えています。

文学性を重視です。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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