推し(看板)に会いに“中国”へ【スタッフ紹介#9】
こんにちは。
トータルヘルスデザインの太陽と申します。
突然ですが、みなさまは海外に行かれたことはございますでしょうか?
筆者は生まれて30年日本から出たことがございません。
海外に興味がないとかではなく、単純に行く機会がなかっただけで30代の内には海外旅行に行きたいなと思っております。
初めての海外はアメリカがいいですね。
現地で友人を作って「兄弟」と呼び合いながら、でっけぇコーラとでっけぇハンバーガーを持って、首から「JAPAN」って書いたでっけえアクセサリーぶら下げてストリートを練り歩くのが夢です。
はい。
しかし、海外旅行に興味があって、行ったことがない方なら共感して貰えると思っているのですが、海外旅行ってめちゃくちゃハードル高そうじゃないですか?
旅費はどれだけかかるのか…言葉がわからない状態で行って楽しめるのか…パスポートは簡単に作れるのか…事件に巻き込まれないのか…生活習慣が狂わないのか…日本に帰ってこれるのか…などなど。
まあ実際に行くとなんだ意外に海外旅行って簡単じゃん、となるのかもしれませんが、結局は本人のやる気というか熱意次第なんだと思います。
さて、そんな海外に夢を見ている筆者ですが、所属してる部署で昨年末にこのような出来事がありました。
急なんですけど来週3日ほどお休み貰っていいですか?
全然いいですよ。
急にまとまった休み取れるっていい会社ですよね(露骨な企業アピール)
ごゆっくり。
ありがとうございます。
ちょっくら中国行ってきます。
中国!?
うん、推しの看板見てくる
看板だけ見に中国!?
はい。
こんなやりとりがあり、その後本当に中国へ旅立って、気が付けば何事もなかったかのようにまた出社してました。
…アメリカと比べると近いかもしれませんが、そんな来週釣り行ってくるみたいな感覚でポンと異国へ行けるものなのでしょうか…?
その秘密を探るべく、我々はジャングルの奥地へと向かいました。
ということで第9回目のスタッフ紹介はやーまんさんです
よろしくお願いします。
やだなー、よろしくお願いします
お、今日も元気に反抗期してますね。
そんなことは置いておいて、昨年急に中国行ったじゃないですか?
面白そうなので記事にしたいなと思いまして、詳しく教えてもらってもいいですか?
推しの看板を見に行きました。
以上です。
その情報から得られるの混乱だけですぅ。
そもそも推しってなんですか?中国の有名な方ですか?
有名有名、肖戦っていう中国の俳優の方です
しゃ…なんて?
肖戦
なんかいっぱいでてきた。
シャオ・ジャンさんという方が推しなんですね。
ちょっと見てもいいですか?
どうぞ
なるほどね…(無駄な強がり)
しかしどうやって中国の俳優を推すに至ったんですか?
出逢いは2020年2月の四大陸フィギュアスケート選手権です
フィギュアスケート?
スケートもされてるんですか?
まあまあ聞きたまへよ少年。
フィギュアスケートで本人を見たわけじゃなくて、中国のアイスダンスの選手の方がエキシビションで“あるドラマ”モチーフの演技をしていたんですよ。
それが陳情令です。
なるほど、ということはそのモチーフになったドラマに出演されてたのが推しの方だったというわけですね?
そうそう。
ちょうど2020年はコロナが流行りだしたばかりで、私の好きな舞台の予定が全部パーになってしまったわけですよ。
生き甲斐を失い、無気力に仕事をする日々…
そんなときに、陳情令が日本でも字幕でドラマ放映すると知って、まあ特にやることもないし観てみようと軽い気持ちで手を出したらドハマりしたという訳です。
なるほど~、そこからずっとこの方に魅せられてるというわけですか
いや、このドラマを観てる時は俳優さんにはあんまり興味なくって、単純にドラマが面白かったからハマったんですね。
で、放映が終わった1ヶ月後くらいに、主演の方が中国の番組に出演すると知って、まあこの時も勿論舞台は無い訳ですから、暇だし見てみようと覗いたら沼の中に落ちてて今に至ります。
それは変わった出逢いでしたね。
ちなみにこの方のどんなところが推しポイントなんですか?
確かにすげえ美形ですけど。
そうですね~…、自分の信念に真っすぐな所とか、努力家なところ。
でも一番は個性的なところに惹かれたかもしれないですね。
どう個性的なんですか?
彼は元々俳優志望じゃなくて、デザイナーだったんですよ。
だから俳優をされてる今でも絵を描かれたり写真を撮られたりと、アーティスティックな一面があってグッと心を持って行かれました。
はえ~、個性的なところが好きと言われても、大抵はそこまで言うほど個性か?ってこと多いですが、この方は確かに属性多いので個性的ですね。
そうだろう、そうだろう
ところで作品の話に戻るんですけど、陳情令はどういう物語なんですか?
どんな作品…
ざっくり言うと、主人公が死んじゃうところから物語が始まりまして…
主人公いきなり死ぬの!?
あ、はい。
まあ、15年後にとある術によって生き返るんですよ。
ただ、別の人の身体に乗り移って生き返って、その後、生前ライバル関係だった人と15後年ぶりに再会することになるんですけど、そこから色んな事件に巻き込まれて、ライバルの人と友情を高めて解決し合うっていう話になります。
ライバル…って言われてもイマイチよくどういう関係なのかわからないんですけど、どういう仲なんですか?
ん~…まあ、原作がBLなので…(小声)
あ(察し)
そうでございましたか。
原作ってわざわざ付け足したということは、ドラマ自体はソフトな表現になってるということですか?
そうですね、原作はがっつりBLですけど、本作はあくまでブロマンスなので、恋愛的な表現はないですね。
中国は昔から同性愛に厳しかったので、緩和されたにせよ公にすることはできないんですよね。
昔は同性愛死刑だったみたいですよ。
死刑!????そうなの!??
そうなのよ。
いくら作品とはいえそういう事情があるからね。
でもめちゃくちゃ面白かったからオススメですよ。
わりと地理的には近いですが、国が違えばそんなことになるんですね…。
ありがとうございました。
ではせっかくなので、他にオススメというかお気に入りの作品はありますか?
ん~、斗羅大陸とか面白かったですね
これもBL原作の作品ですか?
ううん、これは普通にヒロインの女の子も出てきます。
まあざっくり言うとですね、この物語の世界では、武魂と呼ばれる特殊な能力をみんな持っているんですけど、田舎の村で育った主人公はその武魂がめちゃくちゃ弱かったんです。
で、とある人に見出されて武魂を鍛える学院に通う事になったんですけど、そこで様々な人と出会ってメキメキ成長していくっていう青春物語です。
へ~、面白そう。
主人公が弱いと思われてたら実は最強だった。
みたいな話大好きなんですよね僕。
ありがとうございました。
もう少しオススメとか聞いてみたいですが、とんでもない量になりそうなので、そろそろ本題の"中国に推しの看板見に行った”話を聞かせて貰ってもいいでしょうか。
というか本人さまは舞台とかで見れないものなんですかね?
舞台とかも出てますけど、チケット倍率がえっぐいんですよ。
当然本物見れた方が嬉しいですけど、キャパが日本とほぼ変わらないから、そりゃ殴り合いの競争率だよね。
なるほどね。
にしても看板だけ見に行くために海外行くの凄いですけどね。
日本には来られたりされない方なんですか?
過去に六本木にグッチの広告が出てたんですけど、忙しくて見に行けなかったんですよ。
あ、彼グッチのグローバルアンバサダーになってるんです。
グッチってあの?
すごいねぇ。
それにしてもよく中国まで行こうと思いましたね。
見れなかった悔しさあり、何かきっかけがないと中国に行かないなと思いまして。
昨年末ちょうど別件でへこむことがあったので、気分転換もかねて、海外行ったこと無かったですが、単身中国へ渡りました。
え゛!あのラフさで初海外だったの!?
初手一人はエグくないですか?
自分でもようやったなと思う
で、実際中国行ってみてどうでしたか?
みんな優しかったですね。
買い物とか食事とかホテルの方とか、喋った人はみんな親切でした。
ツアーとかではないんですよね?
じゃないです、航空券もホテルも全部自分一人で取って行きました。
中国の女性の方は9割はズボン履いてたので、恰好が違うからというので私が日本人ということがバレました。
はえ~そうなんですね。
全然知らなんだ。
やっぱり行ってみないとわからんもんですね。
で、肝心の看板はどうでしたか?
思ったより小さかった…
ただ、写真かとおもいきや全部手書きだったので、直接見てびっくりしました。
これはすごいな~と、やっぱり見に行けてよかったですね。
手書きなのこれ!?
しかもこれも噂のグッチだ!
そして中国ってこんなに街綺麗なんですね~…
あんまり綺麗なイメージないよね。
でも綺麗なところは日本に引けを取らない綺麗さでしたよ。
でもですね…これ後ろが普通に住宅だから…
おもいっきり洗濯物干してて、中国っぽいなと思いました笑
いいオチだ…
そうやって話せるの財産ですね~…この話は今後鉄板に出来ますよ。
では、まとめに入ろうと思うのですが、改めて中国に行ってどうでしたか?
あ~…初めて異国に行きましたが、なるほどって感じです。
海外旅行好きな人の気持ちがよくわかりました。
自分が異世界に迷い込んでるような感じがすごいんですよ。
周りに知ってる言語がないので、うわーという感じ。
海外に行ったら自分のちっぽけな悩みなんて考えてる暇ないということですね?
そんなことはないですね
あ、はいすみません
物語の世界に入り込んでしまったような、トリップ感覚のようなものが味わえて、海外旅行チャレンジしてよかったです。
あと街の至る所に共産主義特有のお
それ以上いけないよ
素晴らしい体験談をありがとうございました。
言い残したことなどございませんか?
玉骨遥(ぎょっこつよう)が絶賛放映中です。
美しい時影様が見れるので、ぜひご覧になりこちら側の世界へお越しくださいませ。
ストーリーは…シャオ・ジャンさんが好きな方にはオススメです。
はい。
ということで、行動力バリバリ匿名ガールのスタッフやーまんでした。
やっぱり、面白い生き方は人生を豊かにするんだな~と、話を聞いて思いました。
最初は「そんな理由で海外行くの!?」となりましたが、「推しの看板見に中国行きました」って、他の誰も持っていない唯一無二の武器でしかないので、好きと思う気持ちは自分が一番大切にしなきゃいけないですね。
という気付きを得たところで、今回の記事はここまで。
また次回にお会いしましょう。
それでは、さようなら。
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