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Zoomの危険性が気になる人へ

最近のわたくしは、Zoomを使ったオンライン講座やミーティングを毎日のように開催しています。これまでに何本か書いたnote記事は、いずれもその参加者のみなさま向けだったというのがホントのところです。
ところが、お誘いしたふつうの大人の方からの反応のうち、「使ったことが無いから自信が無い」に続いて、意外なほど多いのが「Zoomはアブナイとニュースで聞いた」を理由に、受講をためらうというものです。
Zoomは本当に、会議や講座への参加を諦めるべきほど、今でもアブナイのでしょうか。

専門家の最新の評価は「一般的な水準を満たしている」

詳しくはこちらの記事をお読みいただければと思いますが、要点だけ抜き書きすると、

3サービスは高いレベルで競い合っている状態にある。どれも一般的な企業が利用するレベルであれば安全性の基準は満たしていると考えても良いレベル
(特定業界向け第三者認証の)取得が必須な場合やデバイス固定が必要な場合はWebEXが妥当と考えるが、そういった要件が無い場合には、どれもセキュリティの面では業務を遂行するための安全基準はクリアしており大差ない

という結論になっています。(この記事でZoomと比較されているサービスは、通信機器やサービス大手のシスコ社の提供するWebEX、そしてマイクロソフト社のTeamsです)。

利用者数が急速に増える中で、セキュリティ面やデータ取り扱い上の不備が見つかるサービスやアプリというのは珍しくありません。
たとえば、今日では多くの人が毎日のように使っているであろうLINEにも、プログラムの修正やサービス仕様の変更などの努力で、危機を乗り越えた時期があったことを思い出す方もおられるのではないでしょうか。

もちろんZoomについて、今後また新たな利用リスクが指摘される可能性は小さくありません。しかし、利用者が多いサービスにとって、悪意のある攻撃を受け続ける(改善対応を続ける)というのは宿命のようなものです。
幸い、Zoom社は正面からこの問題に取り組む姿勢を示しています。
利用者としては、Windowsを使っている人ならおなじみの「セキュリティアップデート」にあたる、Zoomアプリのアップデートを忘れずに適時実行しておきさえすれば、アプリの弱点に関わるような攻撃で大きな被害を受けるという心配は、ほぼ必要ないと言えるでしょう。

問題の多くはZoomミーティングの主催者側にある

むしろ注意が必要なのは、われわれが受講者、参加者としてZoomを利用する時ではなく、講師や主催者となる時です。

このように、テレビニュースや全国紙などで報じられている、ZoomBombing(Zoom爆撃)などと呼ばれる「荒らし」行為は、現在では、主催者側の設定次第で、ほぼ確実に締め出すことができるようになっています。

会議や講座のアクセスURLを、公開のウェブサイトやSNSなどに掲載せず、参加予定者だけに送付するなどのトラブル予防措置も、常識となりつつあります。

そもそもこれらは、いずれも狭義の「アプリの弱点」などではなく、主催者や参加者が自らの身を守るために知っておくべき、広義のセキュリティ課題だと言えるでしょう。

ただ、Zoomを使った会議や講座を既に何度も開催した経験を持つ人であれば、もうクリア・習得できているはずの、こうした知識や実践が、これから初めて主催者になるという利用者にも、十分に知られているとは限りません。

今後、Zoom利用の裾野が広がり、慣れないながら主催者を務めざるを得ない人が増えていくと考えられます。

そこで、アプリ自体の問題ではなく、会議や講座にあたってのアプリの設定の仕方、参加者への情報伝達の仕方などが理由で、何らかのトラブルが起きるケースも増えていくことが心配です。

受講者・参加者として注意すべきことは

受講者・参加者が、自分の身を守るために出来ることの一つ目は、主催者の信頼度を確認するということになるでしょう。

たとえば、これが初めてのオンライン開催という主催者の場合は、少し慎重になっても良いかもしれません。
前述の通り、アクセスURLが公開のウェブページやSNS上に書かれてしまっているようなイベントについては、ひょっとすると遠慮しておいたほうが良いかもしれません。

二つ目は、自らのアプリを常に最新の状態に保ち(起動時などにアップデートの通知があった場合は、後回しにせずに実行するなど)、またZoomアプリのIDとパスワードを、しっかりと管理する(他のサービスのID・パスワードを使い回さないなど)ということです。
他の参加者に迷惑をかけないために、主催者から通知されたアクセスURLやパスワードを、適切に取り扱うことも大切なマナーといえるでしょう。

三つ目は、不明点、わからない点をそのままにせずに、一つずつ解決していくということです。
幸い、まだまだZoomを始めとするウェブ会議システム・オンライン講座は、初めての人が少なくありません。手近なところでも、Zoom体験会のようなものが参加費無料や、ごく安価にて開催されているはずです。オンライン講座の主催者などにも、質問できる場面があるかもしれません。
そうした学習の機会を逃さず、活用してみてください。





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「ネットとのつきあいかたをオトナにも分かりやすく」に取り組む高橋大洋です。ミヤノモリ・ラボラトリー 代表取締役。他にもピットクルー株式会社(契約パートナー)、大学非常勤講師など、何枚かの名刺を使い分け中。個人ページ https://www.takahashitaiyo.net/
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