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【舞台芸術のツボ】「青いジャージの女神」加納真実さんのパフォーマンスに"参加"して見えてきたこと

5歳のときから舞台芸術をこよなく愛する18歳、なかおたいよう
です。
舞台芸術にはまるきっかけとなった出来事や、楽しむツボを
お伝えしていきます。

長年通いつづけることで見えてきた「舞台芸術のツボ」

おはようございます。たいようです(@butaigeijyutu)。


ぼくは、5歳のときからずっと大道芸や落語などの舞台芸術が大好き
です。

でも、舞台芸術ってどう楽しめばいいんだろう…と思いませんか?

そこで、楽しむ「ツボ」を少しずつみなさんにお伝えできればと思います!
今日は、加納真実(かのう・まみ)さん@kanomami_blue の大道芸をぼくの目線で語ります。

「青いジャージの女神」加納真実さんの魅力!


加納さんは大人気の大道芸人さんで、通称「青いジャージの女神」。
大道芸が好きなら誰でも知っている「大道芸ワールドカップin静岡」の常連で、シュールな世界観がやみつきになる。
この日も、県内外からファンが駆けつけていた。

演目「Mに捧ぐ」「恋人よ」では あっと驚くマジックも見られる。




「Fに捧ぐ」ではおなじみのドラえもんやアンパンマンやサザエさんに会える。

加納さんの雰囲気と青いジャージ、そして腰のポーチから色々なアイテムが登場するのが四次元ポケットのようで大好きだ。

観客を巻き込みながら繰り広げられるパフォーマンス!

加納さんの人気の秘訣は、観客をその世界観に引き込んでいくことだ。
2013年キャナルシティ博多で行われた新春初笑いで、加納さんのパフォーマンス「恋人よ」を観た時の話。

なんと、 ぼくの横で観ていた叔父が、ターゲットに!!
加納さんが「つきあって」と書かれた紙を持ってゆっくりと目をそらす事なくどんどん ぼく達に近づいてきた。

叔父と加納さんの横顔がぼくの目の前にあった。
思わず、笑いがでた。

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照れ臭そうな顔で笑って横に首を振っていた叔父が舞台へ引っ張られていく。散らかった紙くずを綺麗に拾った叔父は、よくできましたと加納さんに頭を撫でられ、ご褒美に マーブルチョコをもらった。

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叔父は色とりどりのマーブルチョコをぼくにくれた。
ひと粒ひと粒が 宝石のように きらきらと輝いて見えたのをよく覚えている。

最後の演目、「仮面舞踏会」でも叔父が誘われ、キャナルシティ博多のステージで叔父が踊る姿を見て、ぼくも一緒に踊った気分に!

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舞台の後に一緒に写真を撮っていただきました。(右から加納さん・妹・ぼく)

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2019年、いよいよ「仮面舞踏会」に参加…!?みんなで作りあげる参加型パフォーマンス

2019年志免祭でもまた、加納さんのパフォーマンスを見ることができた。
天気は曇り時々雨。雨天のプログラムに変更し、公民館の中で今回もはじまった「仮面舞踏会」。あの、2013年に叔父が踊っていたプログラムだ。

なんと、小道具のお面を加納さんから渡された。
《え!!ぼく参加できるの?!》
うれしさの後に、うまくやれるかな?と不安が一気に押し寄せた。
何度も仮面舞踏会は見たことがあるから、どんな事をするかは分かっていたけれど、方向感覚が苦手なぼく。上手くできるか心配だった

すると、周りの大道芸ファンのお友達が 「行ってきなよー」とぼくの背中を押してくれた。横にいた母も微笑みながら「いってらっしゃい」とぼくにお面をかぶせ、ステージまで手をひいてくれた。

加納さんがぼくの手を握って、ステージでは楽しく参加できた。
大道芸祭でよく会うおじさんもステージ上にいて、声をかけてくれた。
ホッとした。
「仮面舞踏会」は会場みんなで作り出される作品だと感じた。

"参加"して気づいた、周りの優しさ

後日、何気なく家族と一緒に YouTubeをみているとその時の動画を見つけた。(下記の写真はYoutubeから)

それを見て、気がついたことがある。
加納さんの手を繋いでくれたタイミングが絶妙で、ぼくがおどおどする前に手を握って誘導してくれていたこと。

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最後に全員にハグしてくれた加納さん。

そして、大道芸祭でよく会うおじさんは、ぼくが歩く時、後ろから見守ってくれていたこともわかった。動画を見て、周りの人に支えてもらっていたことに改めて気がつき、少し照れ臭くてはにかんでしまった。
そして感謝しかなかった。
志免大道芸は ぼくが成長させてもらえる場所だと切に感じている。


🎩後書き 演出の鍵となる「曲」も楽しむツボのひとつ

歌謡曲が大好きなぼくにとって、加納さんが選ぶステージ曲は、ワクワクする
要素のひとつだ。

たとえば、こんな曲。歌を知っている人も知らない人も楽しめる。

中島みゆき(「誰のせいでもない雨が」「ひとり上手」「うらみ•ます」)
高田みづえ(「そんなヒロシに騙されて」)
西城秀樹(「薔薇の鎖」)
ABBA(「Dancing Queen」)

2019年志免祭で「加納の時間」が始まった際に流れていたのは五輪真弓の「恋人よ」 。子どもたちにもおなじみ、リコーダーの音で始まり、子どもたちも笑顔で加納さんに魅入っていた。

舞台演劇を楽しむときは、使っている曲に注目するのもおすすめ。より深く魅力を感じられる。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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#舞台芸術のツボ #大道芸 #フェスティバル  





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