見出し画像

【舞台芸術のツボ】一流のテクニックと妖しく美しい世界観!パントマイミストTEN-SHOさん

通いつづけることで見えてきた「舞台芸術のツボ」

こんにちは。舞台芸術をこよなく愛する19歳、なかおたいようです。(@butaigeijyutu)。ぼくは、5歳のときからずっと大道芸、マジックや落語など舞台芸術が大好き。

忘れられない思い出を通して、舞台芸術を楽しんだ「ツボ」を少しずつ綴っていこうと思います!

今回ご紹介する方は、パントマイミストのTEN-SHO(テンショー)さん。パントマイムにダンスやマジックを融合させた、独自のスタイルをもつ。

パントマイム歴はなんと40年。国内はもちろん、海外のショーやイベントでも活躍している、日本を代表するパントマイミストだ。

TEN-SHOさんのパントマイムへの想い「奇跡〜大きな愛のように〜」

初めてTEN-SHOさんのパフォーマンスを観たのは2012年9月。
大きなキャンパスにマイケル・ジャクソンの絵を描かれていた。
TEN-SHOさんが描いている間も目が離せない。
描き上がっていくうちに、観客のあちらこちらから「わ〜」と歓声が上がって、その絵はぼくの目の前に!
「頑張って!」というメッセージと共にマイケルジャクソンの絵を頂けたことは今でも嬉しい思い出だ。

TEN-SHOさんのホームページ(上記リンク)にあるブログの中で、「絵は描かないと下手になる」という記事(1~4まである)。
思い出の映画の1シーンを絵に描いた記事で、映画の臨場感が伝わってくる。各キャラクターの特徴を捉えているTEN-SHOさんの絵は魅力的で、「どんな映画なんだろう?」と興味が湧いてくる。

他にも「修行と修業」という記事。
両方とも「しゅぎょう」と読むが、「修行」はもともと仏教用語で、「一生をついやし学ぶこと」という意味。「道」とも言い換えられるそうだ。一方、「修業」は「技の習得」という意味。TEN-SHOさんは40年もの間、いろいろなパントマイムの技の習得(修業)に励んできた。その継続力には本当に驚く。

そして、「あの頃〜」の記事。
パントマイムで初めてやった仕事の時の思いを綴った記事の中で、先輩に怒られながらも
「これからズッーとパントマイムを仕事に出来るんだ!と嬉しさで涙が出てきた。」
この言葉がぼくの中にどーんと入ってきて胸が
グッと熱くなった。
2021年12月志免祭で、手話とパントマイムで表現している「奇跡〜大きな愛のように〜」を観た時、TEN-SHOさんのパントマイムへ想いや情熱が再び、ぼくの体中を駆けめぐった。

TEN-SHOさんの唯一無二のパフォーマンス

そんなTEN-SHOさんのパフォーマンスは本当に個性的だ。

パントマイムが超一流なのはもちろん、ダンスやマジック、絵画などを取り入れていて、神秘的な世界観を感じる。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウに扮するパフォーマンスは、見た目も動きも本物そっくりで、ジョニー・デップ本人かと思った。
また、たくさんのマスクや手を使ったパフォーマンスも魅力的だ。

マスクをかぶったTEN-SHOさんは、いつもよりもさらに妖しい雰囲気を放つ。腕には何本もの義手を装着していて、TEN-SHOさんの動きに合わせてその義手がクルクルと回ったりコミカルに動いたりする。

特にすごいと思ったのが、マイケルジャクソンの歌に合わせたダンスパフォーマンス。たくさんの腕を使って、マイケル・ジャクソン的な激しい手の動きを表現している。

もちろん、足や体全体を使ったダンスも超一流。特にムーンウォークは本当にかっこいい。

修業から修行(=パントマイム道)に進もうとしている、道を極めたTEN-SHOさんのパフォーマンスもこれから楽しみだ。


画像1

(2012年9月撮影)

***
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

Twitterでも舞台芸術についてつぶやいています😊
フォローよろしくお願いします。
https://twitter.com/butaigeijyutu






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?