【舞台芸術のツボ】いろんな要素がモジャモジャにからみあう!EPPAI&マサトモジャさんの世界へようこそ
5歳のときから舞台芸術をこよなく愛する19歳、なかおたいようです。舞台芸術にはまるきっかけとなった出来事や、楽しむツボをお伝えしていきます。
長年通いつづけることで見えてきた「舞台芸術のツボ」
こんにちは。たいようです(@butaigeijyutu)。ぼくは、5歳のときからずっと大道芸や落語などの舞台芸術が大好き。忘れられない思い出を通して、舞台芸術を楽しむ「ツボ」を少しずつみなさんにお伝えできればと思います!
今日紹介するのは、EPPAI&マサトモジャさんのコンビです。
音楽、マジック…楽しむ要素がいっぱいのふたり
九州最大規模の大道芸祭、久留米たまがる大道芸。
(たまがる…方言で「驚く」のこと)
2017年の出演者のリストを見ていると、そこに「EPPAI &マサトモジャ」さんの名前が。《これは!これは!》と久留米めがけて出かける。
「EPPAI&マサトモジャ」は、10種の楽器を1人で奏でる(!)EPPAI(イッペイ)さんと、モジャモジャヘアーがトレードマークのマジシャン・マサトモジャさんのコンビ。音楽とマジック、コメディタッチのショーで楽しませてくれる。
大道芸祭にはやくついたご褒美?舞台裏を覗くチャンス!
ポイントに早めに着くと、マサトモジャさんが鏡を見ながら慣れた手つきでササッとお化粧するのを見ることができた。
顔がどんどん白くなっていく…!
髪の毛を綺麗にブラッシングして、綺麗なモジャモジャなスタイルになった。
EPPAIさんは楽器のセッティングをしながら、ぼくにおもちゃの一万円をみせて"ここに座らないか"とジェスチャーをしていた。うれしい!
きっちりとセットされた緑色の髪、クラシカルな紫のブラウスがとてもカッコよくてワイルドで、ドキドキした。
EPPAIさんがセットするのは、バイオリン、キーボード、カズー、スネアドラムなど10種類の楽器の演奏。これを一人で弾くのだから驚きだ。
準備中から様子を観れることは舞台裏をのぞいているようで、とても貴重。
大道芸祭に行く人は、早めに行くのがおすすめ!
演奏と、華麗なカードさばき。
さぁ、幕が上がる。
マサトモジャさんがカバンの上に立って傘を操り始める。
傘が動いたと思ったら生きている様にジャンプし、モジャさんの指笛で会場の空気がキリッと締まり、一気にモジャさんの指先に視線が集まった。トランプが登場。
EPPAIさんの音楽に合わせてモジャさんの手の中へ規則的に流れ落ちるトランプ。流れるような「ウォーターフォール」がとても綺麗だ。
見どころは、マサトモジャさんの華麗なシビルカット(※)。EPPAIさんの演奏にトランプが連なり、息を飲む。最後の1枚のトランプが口から出てくるようにみんなで見守る。そして歓声が巻き起こった。
(※)シビルカットは、曲芸のようにトランプを自由自在に操る「カーディストリー」(またはカードフラリッシュ)のひとつ。シビルのほかにも「ピルエット」「ドリブル」などいろんな技があり、最近はマジックの演出としてだけでなく、ひとつのパフォーマンスとして扱われるほど人気が高まっている。アメリカのザック・ミューラーさんが人気。
カバンの上に乗ったマサトモジャさんが、渾身の想いを込めてハトを飛ばす。ハトはどこまでも、どこまでも羽ばたいていく。
それを見ると、ぼくは何だか元気が出るんだ!
ハトが戻ってきておしまいになると、今度はマサトモジャさんが「趣味の時間です」と言って髪の毛を束ね、とつぜんラップを歌いはじめた。マジックの時とは別人で、楽しい。
EPPAIさんは、両手両足、そして口を使ってあらゆる楽器を同時に演奏。
最後は、EPPAIさんのビールシャワーで幕を閉じた。
楽しい時間はあっという間で、ひとときの夢を見ていたようだ。
あとがき:小さなエピソード
志免大道芸祭で、マサトモジャさんに話しかけたことが。
ソフトクリームを食べながら大道芸を観覧しているモジャさんがぼくの横にいたので、思い切って話しかけた。ぼくが大道芸人さんの名前を言うたびにニヤリとし、ソフトクリームを食べ終わるまで話を聞いてくれた。
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