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〜映画選びのお供に〜|ポッドキャスト番組『聴くと映画が観たくなる! CINEMORE』

今回は、太陽企画が運営する映画WEBマガジン『CINEMORE(シネモア)』が、2023年より配信をスタートさせたポッドキャスト番組『聴くと映画が観たくなる! CINEMORE』をご紹介いたします。

『聴くと映画が観たくなる! CINEMORE』は、Spotify・Amazon Music・Apple Podcastで毎週金曜日の夕方に配信しており、Apple Podcastの「テレビ番組/映画」カテゴリで第1位にランクインするなど、好評をいただいております。
ポッドキャスト番組を始めた経緯や番組の魅力などを、ポッドキャストで出演しているお2人(CINEMORE編集部の香田史生・森下なつみ)に伺いました。


▷ 「CINEMORE Podcast」の成り立ち


― 映画WEBマガジン「CINEMORE」は、2017年にローンチされてから数々の映画紹介や監督インタビューなどを掲載されていますが、そこからしばらく経った2023年にポッドキャスト番組を始められた経緯を教えてください。

香田:ライターさんからの勧めもあり、いつかは番組を作って配信したいと思ってはいたのですが、企画や準備、収録等に時間がかかりそうで、なかなか実施に至りませんでした。そんなときに、とある芸人さんのポッドキャストの成り立ちが、喫茶店でのおしゃべりをそのまま録音して配信したことだったと聞き、気軽に始めてみても良いものなのだと背中を押され、ポッドキャスト『聴くと映画が観たくなる! CINEMORE』をスタートさせました。

― 映画好きが集まっているCINEMORE編集部ですが、森下さんがポッドキャストのパーソナリティーに抜擢された理由は何でしょうか?

森下:CINEMOREメンバーの中で私が1番おしゃべりだったからだと思います(笑)。

▷ 番組編成・収録方法


―「気軽に始めてみても良い」と思い番組を始められた、とおっしゃっていましたが、番組はどのように企画・収録されているのでしょうか?

香田:番組で紹介する映画は、試写等で観て面白かったものやおすすめしたい作品を私がセレクトし、それを森下さんに相談して決めています。リハーサルなどはせず、直前に軽く2人で話して、そのままぶっつけ本番で収録しています。

森下:収録も特別な環境ではなく、普通に会社の会議室で録っています。最初の頃はちゃんとした録音環境もなく、真ん中に録音機器を置いただけで収録していたのですが、今はアップグレードして1人ずつちゃんと録音用のマイクを目の前に置いて収録しています。そのおかげで、番組もぐっと聴きやすくなったと思います。

― ポッドキャストは、自分の声・言葉がそのまま世の中に配信されるので、主観や想いみたいなものが入りやすいのかなと思いますが、番組を作られる際に気を付けている点や工夫されていることなどはありますでしょうか?

香田:マニアックさと映画愛を大切にしつつも、暴走しすぎないように気を付けています(笑)。世の中に配信されるので、不適切な表現をしないようにも気を付けています。

森下:私も言葉使いには気を付けています。聞いてくださっている方に誤解を与えないように、でも当たり障りのない内容にならないようにする。その言葉選びが難しいなと、番組を始めて改めて思いました。
あと、私は香田さんほどの専門的な映画の知識がないので、ポッドキャストで話す映画の監督やスタッフ、出演している俳優などの過去作やキャリア・作風などは下調べして、劇場公開中の新作であればパンフレットも購入して、出来るだけ知識を詰め込んでから収録に臨んでいます。

▷ 番組の魅力


― 個人的には、映画の知識が豊富な香田さんと、一般と言いますか視聴者に近い感覚の森下さんとの掛け合いがとても面白くて、それが番組の魅了の1つかなと思っています。

実際に、「CINEMORE ポッドキャスト」は、Apple Podcastの「テレビ番組/映画」カテゴリで1位にランクインするなど好評ですが、ずばりお2人は番組の魅力は何だと思いますか?

香田:映画好きおじさんと映画好き女子のフランクなおしゃべりでしょうか。会社の休み時間に喫茶店で話しているような軽いノリの話が受けているのかなと。

森下:私も、映画を観た後に、友人とその映画について語り合っているかのような感覚になれるところが良いのかな、と思っています。
先ほども言ったとおり、私は映画の知識がそこまでないのですが、それ故に映画を観た率直な「感想」と心からの「興奮」を番組内で伝えているので、映画の感想を語りたい!聞きたい!という方にその点で楽しんでもらえていたら嬉しいです。

―ほんとにそうですね。映画を観る前であれば、より映画を理解しやすくなり、映画を観た後であれば、答え合わせ的な感覚で聴ける番組だと思っています。
番組の中で映画1作品を紹介する他に、「アカデミー賞のノミネート作品紹介」や「2023年のベストテン作品紹介」などもされていますが、今後やってみたい企画などはありますでしょうか?

香田:お便りコーナー的に、聴いてくださっているリスナーの方の映画の感想も聞いてみたいですね。

森下:「90分映画特集」「夏に観たい映画特集」などスピンオフ的な形で特集系の話をしてみたいです。あとは社内外問わず繋がりのある映画好きの方をゲストに呼んで、私と香田さん以外の視点で映画話を聞いてみたいです。

▷ 映画愛


―リスナーの方やゲストの視点が入った映画紹介も面白そうですね。スピンオフ版の配信を楽しみに待っていようと思います。

少し個人的なお話になりますが、先ほどの香田さんのお話の中でもあったように、お2人とも映画好きとのことですが、どれくらいの映画を観られているのでしょうか?

香田:取材等があるため仕事の関係で試写を見ることが多く、最近は劇場映画を年間180本くらい観ています。因みに、CINEMOREを始める前は年間50〜60本くらいだったと思います。
今はNetflixなど動画配信サービスがたくさんあり、過去作品なども簡単に視聴できる環境が整っていますが、私は劇場映画を観るだけで時間が埋まってしまうため、残念ながら配信ではあまり観ることができていません。

森下:私は劇場で1週間に1本+ストリーミングで2週間に1本くらいのペースでしょうか。あとは試写に伺ったりすることもあります。
子どもを産む前は、金曜日にレンタルビデオ屋さんで5本借りて土日で全部観る!というのを毎週末やっていましたが、今は昔ほど多くは観れていません・・・。

―そんな映画好きのお2人の「人生ベスト1映画」は何でしょうか?

香田:年を経るにつれて変化しているのですが、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』→『ターミネーター2』→『地獄の黙示録』→『ブレードランナー』→『マッドマックス/怒りのデス・ロード』でしょうか。ほかにもたくさんありますが、鑑賞後に「こりゃ、すげーわ…」と心の底から湧き上がってきた作品がベストになります。ただ、年齢を経るごとにその印象や感覚の基準も変わってきますね。

森下:『17歳のカルテ』です。私が映画好きになったきっかけの1本です。
観た当時は私も思春期真っ只中で、心情がリンクしたのもこの映画にハマった大きな要因ですが、ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、ブリタニー・マーフィなど名俳優たちの繊細な演技と圧倒的な存在感にいつ観ても心奪われます。スザンナ(ウィノナ・ライダー)の拙いギター演奏で、リサ(アンジェリーナ・ジョリー)とスザンナが共に「Down Town(邦題:恋のダウンタウン)」を歌う名シーンは、何十年経っても忘れません。

―ありがとうございます。最後に、何か伝えたいこと・メッセージがあればお願いします。

香田:ポッドキャスト『聴くと映画が観たくなる! CINEMORE』を、気軽に楽しんでもらえると嬉しいです。映画選びのお供や、映画鑑賞後のおしゃべり代りにお聴きください。

森下:CINEMOREというウェブサイトをもっとたくさんの人に知って欲しい・見て欲しいという思いから始めたポッドキャストですが、今では「早く感想を喋りたい!」と、聞いてくださっている皆さまに向かって映画についてお話しすることが毎週の楽しみになっています。
CINEMOREの記事とCINEMOREのポッドキャストで、皆さまの映画生活がさらに楽しく、発見が多いものになるようにこれからも頑張ります!


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
CINEMORE編集部の森下なつみと香田史生がお届けするポッドキャスト番組『聴くと映画が観たくなる!CINEMORE』は、毎週金曜日の夕方に、Spotify・Amazon Music・Apple Podcastで配信中です。映画選びのヒントに、または鑑賞後の雑談感覚で、ぜひお聞きいただければと思います。

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◇ 映画WEBマガジン「CINEMORE」


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