見出し画像

絵が苦手だと、ずっと思ってきたあなたへ 12

ぼかしとハッチングを覚えましょう

ものを立体的にスケッチするために、前回は鉛筆で明暗を塗り分ける練習をしました。

今回は、スケッチに役立つタッチの技法を練習しましょう。タッチを使い分けることで、スケッチにより幅が出ます。

6Bの鉛筆と消しゴム、A4サイズくらいのコピー用紙か画用紙などを用意してください。6Bの鉛筆も文具店で購入できます。

また、ティッシュか柔らかいガーゼも用意してくださいね。


まずは、ぼかしの練習をしましょう。

ぼかしを使うと、柔らかい調子を出すことができます。

画像1

前回の明暗を塗った時のように、鉛筆を寝かせて塗ってください。今回は少し濃淡をつけてみましょう。

とくに枠は描かなくて良いですよ。お好きな大きさで塗りましょう。

そうしたら、そこをぼかすようにティッシュやガーゼで優しく擦ってみましょう



どうですか? 擦りすぎていませんか? 

力を入れて擦りすぎると紙が痛みますし、全体に黒っぽくなるので気を付けてくださいね。



次はハッチングの練習です。

ハッチングとは、平行な線を描いて形を表す方法です。

向きを変えて交差させることを、クロスハッチングといいます。

画像2

様々な凹凸のあるものを描き表すとき、ハッチングを使うと描きやすくなります。

平行な線と言っても、定規で引いたような硬い線ではありません

鉛筆の真ん中あたりを軽く持ち鉛筆を少し寝かせて柔らかいストロークで引いてみましょう。



どうですか? ご自分の引きやすい角度でやってみてくださいね。

向きを変えて、クロスハッチングにもチャレンジしてみましょう。



どうですか? やりにくいときは、紙を回してやりやすい向きにして引いてみましょう。



スケッチをするときは、ぼかしで全体の調子を整えハッチングで細かい凹凸を描きこんだりします。

両方使えるようになると良いですね。

「大人の美術教室」今日はここまでです。


「大人の美術教室」開室のお知らせ

ご近所で長年「川崎市多摩区にある木村ピアノ教室」を営まれていらっしゃる木村先生のご厚意で「KATO美術レッスン」として始めます。

「絵を描いてみたいけど、苦手だし・・・」「美術には興味があるけど難しそう・・・」

これまでお読みいただいた方でも、まだそう感じてる方は多いと思います。

でも、そういう方にこそ、興味の扉を開いてほしいのです。

「KATO美術レッスン」は、そういう方にこそ体験していただきたいと思っています。

絵を描くって、表現するって、もっと自由でいいんだと気づいたら、そして自分にもそれができるんだと分かったら、もっと幸せが広がっていくと思いませんか。


「KATO美術レッスン」のホームページができました。ぜひお立ち寄りくださいね。

「木村ピアノ教室は地域に愛され、20年も続けて通う方や、親子で通う方もいらっしゃる、とても雰囲気の良いピアノ教室です。

近所に菅ルームも新設しました。こちらで「KATO美術レッスン」を開設しています。

音楽と美術のコラボという新しい試みです。

どんな化学反応が起こるのか、軌道に乗ったら、そちらもお伝えしていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?