見出し画像

絵が苦手だと、ずっと思ってきたあなたへ 16

手をスケッチしましょう

今回は、鉛筆を使って手をスケッチしましょう。

いよいよしっかり見て描く練習です。

自分の体の中で、一番目にするのは手ですね。

ですから自分の手の形は、目をつむっても想像できるのではありませんか?

また、手はとても起用にいろいろ動かすことができますので、開いたり握ったり、指を曲げてみたりと様々なポーズが取れますね。

実はそれが曲者なのです。手を描くのは意外と難しいものです。


では、ちょっとポーズを決めて描いてみましょう。


どうでしょう。とても複雑な形で思うような形に描けなかったと思います。

「じゃあ、どうするの?」

そう思われている方もいらっしゃると思いますが、安心してください。

1つずつステップを踏んできた「大人のための美術教室」です。手のスケッチもその考え方で進めますので、ちゃんと描けますよ。


では始めましょう。

画用紙を用意して、その上に手を開いて置いてください。

そうしたら、鉛筆で手の形をなぞっていきましょう。

もうお分かりですね。

トレーシングペーパーで絵や写真をなぞる練習の応用です。

ゆっくりていねいに、指の凹凸も感じながらなぞってください。

画像1

こんな感じです。

なぞれたら手を放して、絵の横に置き、形の確認と修正をしましょう。

次に指の関節と爪を描いていきます。

手を絵の横に置いて、チラチラ見ながら描きましょう。

画像2

これだけでも手らしくなりました。

次は、全体の立体感をつけていきます。

これまでお伝えしてきた、立体感の表し方を思い出してくださいね。

そうです。手の明るいところと暗いところを見つけて、ハッチングとぼかしの技法を使って表します。

画像3

これで完成でも良いのですが、せっかくなので周りに何か描いてみましょう。

例えば、筆記用具などを配置してみます。

画像4

どうでしょう。雰囲気が出ますね。

もっと手の周りを自由に表現しても良いでしょう。

自分の好きなものを配置しても楽しいですし、もっと自由な発想で描いても面白いですね。

表現は自由です。常識にとらわれずに、想像の世界で遊んでみてくださいね。

とても個性的な作品に仕上がりますよ。

「大人の美術教室」今日はここまでです。

「大人の美術教室」からお知らせ

ご近所で長年「川崎市多摩区にある木村ピアノ教室」を営まれていらっしゃる木村先生のご厚意で「KATO美術レッスン」として始めました。

「絵を描いてみたいけど、苦手だし・・・」「美術には興味があるけど難しそう・・・」

これまでお読みいただいた方でも、まだそう感じてる方は多いと思います。

「KATO美術レッスン」は、そういう方にこそ体験していただき、興味の扉を開いてほしいと思っています。

絵を描くって、表現するって、もっと自由でいいんだと気づいたら、そして自分にもそれができるんだと分かったら、もっと幸せが広がっていくと思いませんか。

「久しぶりに絵を描いてみたいな」「時間ができたので、絵を習ってみたいな」という方もぜひご参加ください。

「KATO美術レッスン」のホームページでは、参加されている方の作品や感想も載せています。ぜひお立ち寄りくださいね。

「木村ピアノ教室」は地域に愛され、20年も続けて通う方や、親子で通う方もいらっしゃる、とても雰囲気の良いピアノ教室です。

近所に菅ルームもあります。こちらで「KATO美術レッスン」を開設しています。

音楽と美術のコラボという新しい試みです。

どんな化学反応が起こるのか、軌道に乗ったら、そちらもお伝えしていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?